Preface (はじめに)
あまり使わないコマンドの使い方や, ターミナル上のツールを久しぶりにアップデートしたら出てきたエラー文を無くす解決法, その場その場で調べて解決では時間の無駄になる.
こういった問題は`my_help`というEmacsのorg-modeでメモを作り, それらを一律管理するツールで解決することができます. 本記事はその`my_help`のインストールや主に使うコマンドを紹介します.
my_help
インストールは
> gem install my_help
入ったかどうか確認するためにとりあえず以下のコマンドを実行.
> my_help
以下のような出力が返ってくればインストールは無事完了.
Commands:
my_help delete HELP # delete HELP
my_help edit HELP # edit HELP
my_help git [push|pull] # git push or pull
my_help help [COMMAND] # Describe available commands or one specific command
my_help list [HELP] [ITEM] # list all helps, specific HELP, or ITEM
my_help new HELP # make new HELP
my_help set_editor EDITOR_NAME # set editor to EDITOR_NAME
my_help setup # set up the test database
my_help version # show version
以下によく使うコマンドだけを記述します.
list
> my_help list
と入力すると, いくらか出力が出た後, 最終的に
List all helps
org: - emacs org-modeのhelp
todo: - my todo
emacs: - Emacs key bind
という出力が返ってくるはずである.
これは現在自分が持っているmy_helpのメモである.
new
自分に合わせたmy_helpのメモを作りたい時は
> my_help new memo
と打つ. これにより
> my_help list
->
List all helps
org: - emacs org-modeのhelp
todo: - my todo
memo: - ヘルプのサンプル雛形
emacs: - Emacs key bind
新たにmemoというmy_helpのメモが作成されました.
edit
先ほど作ったmemoを編集して自分だけのメモにしていく.ただ, その前に編集する際に用いるエディタを指定する.
> my_help set_editor emacs
その後,
> my_help edit memo
と打ち, `Shift-Tab`で各項目を展開すれば,
* head
- ヘルプのサンプル雛形
- headに常に表示される内容を記述
* license
- cc by Shigeto R. Nishitani, 2016
* item_example
- itemの例
と表示される.
これで自分の好きなようにmemoを編集することができます.