概要
ホロライブのVTuberをARで撮影できる神アプリ「ホロリー」ですが、没入感あるVRで見られたら楽しそうと思い、機材を組み合わせてやってみました。
構成
次の機材を組み合わせて使います。
- WiFi
- スマートフォン
- アプリ:ホロリー
- アプリ:PCと画面共有できるソフト★
- PC
- アプリ:スマートフォンの画面を表示できるソフト☆
- アプリ:VRヘッドセットと画面共有できるソフト■
- VRヘッドセット
- アプリ:PCの画面を表示できるソフト□
★☆どうし、■□どうしは画面共有するソフトの組になっています。
私が具体的に使った機材は次のものです。
- 自宅のWiFi
- iPhone12 mini
- ホロリー version 2.4.5
- LetsView version 1.4.8 ( 3 ) Basic plan
- ASUS TUF Dash F15 (Windows 11)
- LetsView version 1.3.3.2 Basic plan
- Virtual Desktop Streamer version 1.29.10
- Oculus Quest 2
- Virtual Desktop 1.29.10
やりかた
順にアプリを立ち上げていきます。
- スマートフォンでPCと画面共有できるソフト★を起動し、PCでスマートフォンの画面を表示できるソフト☆を起動して、スマートフォンの画面がPCで表示されている状態にします。この時点で横向きの全画面表示にしておくとよいです。
- ホロリーを立ち上げ、ARモードを立ち上げます。好きな表情・好きなポーズに変更し、消失ボタンを押してUIを非表示にします。スマートフォンを横向きに持ち替えます。これでPC側で、横向きのホロリーが全画面表示になっているはずです。
- PCでVRヘッドセットと画面共有できるソフト■を起動し、VRヘッドセットでPCの画面を表示できるソフト□を起動して、PCのデスクトップ画面がVRヘッドセットで表示されている状態にします。このとき、アプリ□の設定で、VRヘッドセットに合わせてPC画面が目の前に移動しつづけるようにします(Virtual Desktop では Head Lock モードを有効にします)。また、その移動の際のディレイを0秒にします(Virtual Desktop では SETTINGS の Remove head lock delay にチェックを入れます)。これで、VRヘッドセットを動かしたときにもPC画面が目の前に表示され続けます。
- スマートフォンをVRヘッドセットの目の前に設置します。VRヘッドセットと一緒にスマートフォンを手で保持してもいいですし、輪ゴム等で固定するのも可能でしょう。ただし、落としてスマートフォンの画面をヒビだらけにしないようにご注意(そうなっても責任はとれません)。
- ホロリーをVRヘッドセットで見て楽しみます。
課題
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他のデバイスへの対応
- Android系、別のVR機器でも、同種の機能のアプリがあれば原理的にできるはずです。私は持っていないので、有志の方は探してみてください。
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出先でWiFiをどう確保するか
- 散歩しているときや旅行先に撮影するのがホロリーの醍醐味と言えますが、上記のやり方は全ての機材を WiFi で繋いでいることが前提なので、WiFiが使えない状況だと難しいです。スマートフォンでテザリング(インターネット共有)して、そこにPCとVRヘッドセットを接続すればできるかもしれませんが、通信遅延が重すぎるかも。Bluetoothで通信できる画面共有アプリもあるようなので、そういう手も検討してもいいかもしれません。
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PCがまどろっこしい
- 理想を言えば、スマートフォンの画面をVRヘッドセットで直接表示できれば、PCが不要になります。そのようなアプリを見つけられず、自力で開発するノウハウもないので、上記のやりかたにしました。自力で開発できる凄腕の方がいらっしゃったら、開発するという手もあるのではと思います。
おわりに
Have a happy hololy life !!