個人的開発をする差に、日頃利用している 生成AI サービスをもっと使いたいという欲求に駆られます。しかし、それらのツールを完全に活用するために必要なサービスやリソースをすべて契約または購入するとなると、それなりの費用がかかってしまいます。それが起こらないように、必要なリソースを最大限に活用しつつ、コストを最小限に抑える最適な環境を作り出したいと考えました。
生成 AI を活用したい主なシチュエーション
生成 AI を活用したい主なシチュエーションを以下に詳細に説明します。
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文章作成: テキスト作成作業に生成 AI を利用することは、様々な場面で非常に役立ちます。例えば、公開するソフトウェアのレポジトリのREADMEファイルを書いたり、ブログ記事やレポートを執筆したり、企画案を綿密に整理したりする際などが考えられます。これらのタスクに生成 AI を活用することで、より効率的かつ時間を節約しながら、品質の高いテキストを作ることが可能となります。
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コード生成: GitHub Copilotのようなサービスがコードの生成や提案をサポートしてくれるように、生成 AI の助けを借りることで、より迅速かつ効率的にコーディングを進めることが可能となります。
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壁打ち: アイデアの共有や相談に生成 AI を活用することにも大いに可能性があります。新たなアイデアを他の人々と話し合うことで見えてくる視点や方向性は貴重ですが、常に他人を巻き込むことができるとは限りません。それならば、生成 AI を使ってこの問題を解決します。いつでも使うことができ、一人でもアイデアを育成し洗練することができます。
検討している環境案
これらのケースに対応するために検討している環境は以下の通りです。
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文章生成: テキスト生成のための環境として考えているのは次の通りです。
- ChatGPTの無料版: 基本的なテキスト生成作業のために活用。簡単な文章から骨子を作成する際に最適です。
- OpenAI API GPT-4 + OSSのChat UI:より詳細で長い文章の生成や文書のブラッシュアップに対応するために、高度なテキスト生成機能とカスタマイズ可能な利用者インターフェースを組み合わせて利用します。
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コード生成: コード生成のための環境として考えているのは次の通りです。
- AWS CodeWhisperer: コードの生成をサポートするためのツール。コードのサジェストや生成を手助けします。
- ChatGPTの無料版: コード生成作業のために活用。小規模なコーディングタスクに最適です。
- OpenAI API GPT-4 + OSSのChat UI: 利用者インターフェースを通じてコード生成をサポート。具体的なプログラミング課題への対応を助けるコードスニペットを提供します。
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壁打ち活動: アイデアの共有や相談のための環境として考えているのは次の通りです。
- ChatGPTの無料版: 基本的な対話やアイデアの共有に使用。アイデアの醸成と洗練を手助けします。
- OpenAI API GPT-4 + OSSのChat UI: 利用者インターフェースを通じて対話を行いながらアイデアを共有し、ブレインストーミングをサポートします。
活用方法の一例
基本的には、まずはChatGPTの無料版から作業中は利用を始めます。そこから、初期の骨子作成や基本的な生成タスクを行い、長い文章の生成や文章のブラッシュアップが必要となった場合に、OpenAI API GPT-4を含むより高度なツールを使用するといったイメージです。
OSSのChat UIの活用
OSSのChat UIについては、その使いやすさと便利さから注目されています。Dockerがインストールされている環境であれば、OpenAI APIのAPIキーさえあれば、手軽に導入できます。詳細な情報やダウンロードリンクは、以下のGitHubのリンクからご覧になれます。
AWS CodeWhispererの活用
AWS CodeWhisperer は、AI を利用して、開発者の生産性を高めるサービスです。 開発者が書き始めたコードの続きを提案してくれたり、コードをスキャンし、より良いコードを提案してくれます。
具体的には、以下のことができます。
- コメントや既存のコードに基づいて、スニペットから完全な関数まで、さまざまなコードの提案をリアルタイムで生成します。
使い慣れていない API でも構築を加速できます。 - コードをスキャンし、脆弱性の検出を行ってくれます。
まとめ
AI生成を活用したい各ユースケースに対応する各種ツールや環境を検討してみました。個人開発で予算が潤沢な事はあまりないと思いますが、適切なシーンで適切なツールを活用することで高度な機能も使った分だけの課金となり大きな費用負担なく利用する事が出来ます。なお、勿論企業で利用する際にはセキュリティ周りももう少し検討し、自社に沿ったツールの選定をして下さい。