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古いマシンから引っこ抜いてきたHDDのパーティションを綺麗に削除して外付けディスクとして使用しよう!

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そもそもの発端

中小・中堅企業で情シスなんかをやっていると、結構出てくるんじゃ無いですかね?本体をバラした結果出てきちゃったHDD。他のパーツは2個1や3個1修理用の部品取りとして置いておくとして、HDDに関しては廃棄または再利用することになると思います。
廃棄は廃棄で面倒くさい(物理的に使用できないようにするため、工場なんかがあるところだったらボール盤で穴開けたりしますね。他にはDBANなんか使ってGuttman Methodとかで削除するとかあります)。
一方再利用はというと、これもまた少々厄介です。
というのもWindowsを導入していたマシンのHDDは複数のパーティションが存在し、かつ、普通にディスクの管理で消すことができない。

参考:Windowsのパーティション構成図
001-Windowsのパーティション構成.png

そこでコマンドラインでポチポチやるためのツールが「DISKPART」
本文書はDISKPARTを使って強制的にパーティションを削除する方法についてまとめたものです。
これを見て物理ドライブ上のすべてのパーティションを削除してやれば、あとはディスクの管理で普通に「新しいシンプルボリューム」としてHDDのすべての領域をフォーマットして使えるようにできます。

実際の手順

1. なにはともあれコマンドラインを管理者モードで起動しましょう。

002-DISKPARTの起動.png

2. DISKPARTでツールが起動します。

003-DISK-PARTのシェル.png

3. 何はなくともまずはヘルプで使えるコマンドを見てみましょう

004-DISKPARTのヘルプ.png
005-DISKPARTのコマンド一覧.png
結構たくさんありますね。ですが、今回使用するのは

SELECT
LIST
DELETE PARTITION OVERRIDE

の3つのコマンドだけです。

4. ではまず消したいパーティションがあるディスクを探していきましょう。

LIST DISK

で接続されているディスクの一覧が表示されます。
006-接続されているディスク一覧の表示.png

5. 次に対象のディスクを選択します。

例としてあまりよろしくありませんが(何せこれ書いてるのが自宅のDamn PCだからね)この場合は、ディスクがそもそも1枚しか搭載されていないので0番のディスクを選択しましょう。

SELECT DISK 0

007-ディスク0に接続.png

6. ディスクに接続したらいよいよ中のパーティションを覗いていきます。

LIST PARTITION

でパーティション一覧を表示しましょう。
008-接続したディスクに入ってるパーティション一覧.png
いろいろ入ってますねぇ。

7. 削除したいパーティションを選択します。

といっても、今回の趣旨から行くとどうせ全部消すので1番から順番に選択していきます。
パーティションの選択は

SELECT PARTITION <パーティション番号>

で選択します。
1番から順番に消していくならまずは

SELECT PARTITION 1

ですね。
009-削除したいパーティションの選択.png

8. パーティションを強制削除する

ここで見てもらいたいものがあります。
010-パーティションを削除する命令のヘルプ.png
上の図はDELETE PARTITIONのヘルプになります。
ディスクの管理で削除できるパーティションはDELETE PARTITIONで削除できるのですが、今回削除したいパーティションはそいつじゃあ消せないパーティションです。
ですので、

DELETE PARTITION OVERRIDE

というふうに削除命令をオーバーライドするオプションをつける必要があります。
あとは

SELECT PARTITION <PARTITION NUMBVER>
DELETE PARTITION OVERRIDE

をひたすら繰り返してやればすべてのパーティションを削除することができます。

おわりに

今の時代、安価なSSDが台頭してきたおかげて古いマシンに搭載されていたHDD(特に5400RPMみたいな低回転モデル)なんか使った日にはクレームが来てしまいます。
そんなときでも「外付けディスクとしてならまだ活用の道がありますよ」ということを知っていれば、社内で適切な管理の下、ディスク容量が足りない人に少しでも貢献できるのでは無いかな?と思います。

それでは、良い情シスライフを!

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