0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

古いマシンから引っこ抜いてきたHDDのパーティションを綺麗に削除して外付けディスクとして使用しよう!

Posted at

そもそもの発端

中小・中堅企業で情シスなんかをやっていると、結構出てくるんじゃ無いですかね?本体をバラした結果出てきちゃったHDD。他のパーツは2個1や3個1修理用の部品取りとして置いておくとして、HDDに関しては廃棄または再利用することになると思います。
廃棄は廃棄で面倒くさい(物理的に使用できないようにするため、工場なんかがあるところだったらボール盤で穴開けたりしますね。他にはDBANなんか使ってGuttman Methodとかで削除するとかあります)。
一方再利用はというと、これもまた少々厄介です。
というのもWindowsを導入していたマシンのHDDは複数のパーティションが存在し、かつ、普通にディスクの管理で消すことができない。

参考:Windowsのパーティション構成図
001-Windowsのパーティション構成.png

そこでコマンドラインでポチポチやるためのツールが「DISKPART」
本文書はDISKPARTを使って強制的にパーティションを削除する方法についてまとめたものです。
これを見て物理ドライブ上のすべてのパーティションを削除してやれば、あとはディスクの管理で普通に「新しいシンプルボリューム」としてHDDのすべての領域をフォーマットして使えるようにできます。

実際の手順

1. なにはともあれコマンドラインを管理者モードで起動しましょう。

002-DISKPARTの起動.png

2. DISKPARTでツールが起動します。

003-DISK-PARTのシェル.png

3. 何はなくともまずはヘルプで使えるコマンドを見てみましょう

004-DISKPARTのヘルプ.png
005-DISKPARTのコマンド一覧.png
結構たくさんありますね。ですが、今回使用するのは

SELECT
LIST
DELETE PARTITION OVERRIDE

の3つのコマンドだけです。

4. ではまず消したいパーティションがあるディスクを探していきましょう。

LIST DISK

で接続されているディスクの一覧が表示されます。
006-接続されているディスク一覧の表示.png

5. 次に対象のディスクを選択します。

例としてあまりよろしくありませんが(何せこれ書いてるのが自宅のDamn PCだからね)この場合は、ディスクがそもそも1枚しか搭載されていないので0番のディスクを選択しましょう。

SELECT DISK 0

007-ディスク0に接続.png

6. ディスクに接続したらいよいよ中のパーティションを覗いていきます。

LIST PARTITION

でパーティション一覧を表示しましょう。
008-接続したディスクに入ってるパーティション一覧.png
いろいろ入ってますねぇ。

7. 削除したいパーティションを選択します。

といっても、今回の趣旨から行くとどうせ全部消すので1番から順番に選択していきます。
パーティションの選択は

SELECT PARTITION <パーティション番号>

で選択します。
1番から順番に消していくならまずは

SELECT PARTITION 1

ですね。
009-削除したいパーティションの選択.png

8. パーティションを強制削除する

ここで見てもらいたいものがあります。
010-パーティションを削除する命令のヘルプ.png
上の図はDELETE PARTITIONのヘルプになります。
ディスクの管理で削除できるパーティションはDELETE PARTITIONで削除できるのですが、今回削除したいパーティションはそいつじゃあ消せないパーティションです。
ですので、

DELETE PARTITION OVERRIDE

というふうに削除命令をオーバーライドするオプションをつける必要があります。
あとは

SELECT PARTITION <PARTITION NUMBVER>
DELETE PARTITION OVERRIDE

をひたすら繰り返してやればすべてのパーティションを削除することができます。

おわりに

今の時代、安価なSSDが台頭してきたおかげて古いマシンに搭載されていたHDD(特に5400RPMみたいな低回転モデル)なんか使った日にはクレームが来てしまいます。
そんなときでも「外付けディスクとしてならまだ活用の道がありますよ」ということを知っていれば、社内で適切な管理の下、ディスク容量が足りない人に少しでも貢献できるのでは無いかな?と思います。

それでは、良い情シスライフを!

0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?