環境構築
2023/04/25 更新(CUDAのインストール方法を追加)
はじめに
メモ兼共有用
実行環境
- windows11 + WSL2で実行
- VSCode + Remote WSLが入っていることを前提
- ubuntu20.04でも基本は同じ(WSL2インストールパートを飛ばしてください)
実際の使用方法
先に使い方を書いときます
# 作業するディレクトリの作成
mkdir myproject
cd myproject
# pythonのバージョンの設定
# asdf install python <使用するバージョン>
asdf local python <使用するバージョン>
# 仮想環境の作成
python -m venv .venv
source .venv/bin/activate
# パッケージのインストール
pip install <packagename>
# 実行
python <実行するファイル名>
WSL2のインストール
WSL2とは
WindowsでLinuxが動かせる、すごい!便利!
WSL2だと何がいいの
- コマンド一つでWindows内にUbuntu環境を作成できる
- デュアルブートでUbuntu入れてる場合、何かトラブった場合にCドライブを共有しているため最悪Windows側に影響与える可能性あり
- windows側からエクスプローラーでファイルを見ることができるので慣れてなくても直感的
- VSCodeの拡張でWSLを入れていれば簡単に操作
インストール
powershellを管理者として実行した上で
wsl --install
と打つだけ、簡単
初期設定(ユーザー名,パスワード)し終わったあと
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
を忘れずに
またwsl2のubuntuだと何も入ってないがちなので以下を実行
sudo apt install \
build-essential \
curl \
libbz2-dev \
libffi-dev \
liblzma-dev \
libncursesw5-dev \
libreadline-dev \
libsqlite3-dev \
libssl-dev \
libxml2-dev \
libxmlsec1-dev \
llvm \
make \
tk-dev \
wget \
xz-utils \
zlib1g-dev
CUDAのインストール
機械学習でGPUを用いる場合CUDAをインストールしないといけない
公式サイトに従いインストールする
wget https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/wsl-ubuntu/x86_64/cuda-wsl-ubuntu.pin
sudo mv cuda-wsl-ubuntu.pin /etc/apt/preferences.d/cuda-repository-pin-600
wget https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/12.1.1/local_installers/cuda-repo-wsl-ubuntu-12-1-local_12.1.1-1_amd64.deb
sudo dpkg -i cuda-repo-wsl-ubuntu-12-1-local_12.1.1-1_amd64.deb
sudo cp /var/cuda-repo-wsl-ubuntu-12-1-local/cuda-*-keyring.gpg /usr/share/keyrings/
sudo apt-get update
sudo apt-get -y install cuda
インストール後にターミナルでnvidia-smi
と入力してGPUの情報が出力されてればOK
シェルをzshに変更(任意)
ubuntu標準ではbash
なのでzsh
に変更
- zsh: つよい
- bash: ふるい
変更
chsh -s /bin/zsh
zshがない場合apt install
する
sudo apt install zsh
Python仮想環境の構築
Dockerを使うか直接仮想環境を作るかのどっちかがあるがここではDockerは説明しない
asdf(バージョン管理)
python等のバージョン管理ソフト(pyenv, ...)を管理するやつ
インストール方法は上記に書いてあるので基本はその通りに
わからない場合↓
インストール方法
2023/04/25時点でのインストール方法です
公式サイトを確認してください
git clone https://github.com/asdf-vm/asdf.git ~/.asdf --branch v0.11.3
として、~/.bashrc
に以下を追加
. $HOME/.asdf/asdf.sh
追加の仕方は vi ~/.bashrc
としてvimで開く
もしくは
echo ". '$HOME/.asdf/asdf.sh'" > ~/.bashrc
zshにした場合は~/.zshrc
に追加
プラグインのインストール
asdf plugin-add python
指定したバージョンのpythonのインストール
asdf install python バージョン
で任意のバージョンのpythonをインストール出来る
asdf install python 3.9.13
asdf install python 3.8.6
グローバルでの指定
asdf global python 3.9.13
とすると、ubuntu全体で指定したバージョンとなる(python -V
で確認)
あるディレクトリだけ指定したい場合(こっちをよく使う)
そのディレクトリ下で、
asdf local python 3.8.6
とすると、そのディレクトリ内だけ指定したバージョンになる(便利)
venvで仮想環境の作成
ディレクトリ下で
# python -m venv <仮想環境名>
python -m venv .venv
とするとディレクトリ下に.venv
フォルダが作成される
基本的には仮想環境名は.venv
またはvenv
が推奨
仮想環境の入り方
# source <仮想環境名>/bin/activate
source .venv/bin/avtivate
とすると仮想環境内に入れて、ターミナルの表示が
(.venv)$
となる。
この中でpip install
で必要なライブラリをインストールすればOK
入るのがいちいち面倒くさいが、VSCodeで一度仮想環境に入れば次回以降仮想環境が存在するディレクトリを開けば勝手に仮想環境に入る(便利)
出るときは
(.venv)$ deactivate
とすればOK
最後に
poetryを使う場合はasdf plugin-add poetryでpoetryもasdfで管理可能
pytorchやtensorflowのバージョンによってはCUDAのバージョンが指定されていることがある
→Dockerを使いましょう