##仮想マシンを用意する理由
- 環境の変更を伴う試行錯誤に便利です。
- 実機の環境を変更せずに済む。
- 設定手順に問題が無いか、最初から何回でも試せる。
- 試行錯誤にチェックポイント超便利。インストールしたソフトウェアや設定変更を無かった事に。
##環境
Windows 10 (64bit)
Hyper-V を利用
##仮想マシンのダウンロード
新規に仮想マシンを作成して OS インストールをするのは手間なのと、ライセンスの都合もあるので、マイクロソフトのサイトに用意されている仮想マシンをダウンロードして使います。
※有効期限があるので、残しておきたい環境を作るには不向きです。
- "Windows 10 の開発環境を取得する"を開いて "Hyper-V" の仮想マシンをダウンロードします。
- ダウンロードした "WinDev1809Eval.HyperV.zip" を任意のフォルダに解凍します。
今回は"C:\vm\WinDev1809Eval"に解凍しました。
##仮想マシンの起動準備
ダウンロードした仮想マシンを、Hyper-Vにインポートします。
- Hyper-V マネージャを起動します。(スタートメニューで検索して見つからなければ、イントールが必要と思われます。)
- Hyper-V マネージャのメニューから「操作」-「仮想マシンのインポート」を選択し、「次へ」で進みます。
- 仮想マシンを現在の Hyper-V にアップグレードする為に、インポートした仮想マシンを選択して「操作」-「構成のアップグレード」を選択します。確認メッセージは「アップグレード」を選択します。
- インポートした仮想マシンのネットワークアダプターを設定します。「操作」-「設定」でネットワークアダプターの設定をします。
「仮想スイッチ」で「既定のスイッチ」を選択します。
- Hyper-V の設定をします。
- 「拡張セッションモードを許可する」にチェックを入れます。
##仮想マシンの起動
- 仮想マシンを選択してメニューの「操作」-「接続」をします。
- 「起動」して「Sign In」します。
- ネットワークの接続には「Yes」を選択します。
##仮想マシンの日本語化
- スタートメニューの「Settings」(歯車アイコン)をクリックします。
- 「Time & Language」をクリックします。
- 「Time Zone」を「(UTC+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyo」にします。
- 「Region & language」をクリックして「Country or region」を「Japan」にし、「Add a language」をクリックします。
- 「日本語」を選び、「Next」します。
- 「Install」でインストールが始まるので、暫く待ちます。
- 「Languages」が「日本語」になります。
- 一旦サインアウト、再度サインインすれば、日本語の環境になります。
- 日本語キーボードに変更する為に、スタートメニューから「設定」-「時刻と言語」-「地域と言語」とクリックし、「優先する言語」の「日本語」-「オプション」をクリックします。
10.「ハードウェアキーボードレイアウト」の「レイアウトを変更する」をクリックします。
11.「日本語キーボード(106/109キー)」を選択して「今すぐ再起動する」します。
12.再起動のサインイン後、スタートメニューから「設定」-「時刻と言語」を開き、「地域と言語」にある「関連設定」の「管理用の言語の設定」を選びます。
13.「ようこそ画面と新しいユーザーアカウント」にある「設定のコピー」をクリックします。
14.「ようこそ画面とシステムアカウント」と「新しいユーザーアカウント」にチェックを入れて「OK」し、再起動します。
15.再度「管理用の言語の設定」を開き、「システムロケールの変更」をクリックします。
16.「現在のシステムロケール」で「日本語(日本)」を選択して「OK」し、再起動します。
17.再起動後にサインインしたら、Windows Update で最新の状態に更新します。
##「チェックポイント」を使ってみる
1.仮想マシンの設定で、「チェックポイント」は「標準チェックポイント」を選択します。
(個人的な好みです。「運用チェックポイント」で自動的に取られるのが鬱陶しいので。)
2.仮想マシンを起動し、メニューから「操作」-「チェックポイント」で名前を入力します。
3.仮想マシンに何か変更を加えます。試しにデスクトップに新規ファイルを作成してみます。
4.環境を戻してみます。メニューから「操作」-「元に戻す」を選び「戻す」。
5.仮想マシンがオフになるので起動します。サインインすると新規ファイルの作成前に戻っています。同様に、ソフトウェアのインストール前にチェックポイントを作成しておけば、インストール前に戻すことができます。
また、Hyper-Vマネージャから「チェックポイント」の時点に戻したり、不要になったものを削除したりできます。