Google 検索は、世界トップレベルの天才達が開発を続けている、非常に優れた検索エンジンです。
私のような凡人は、何をするにも分からない事だらけですので、困った時はすぐ、この天才達が生み出した Google 大先生へ聞きます。
そうすると、大抵の事は解決まで導いてくれます。ありがたや~。
今回は、そんな Google 大先生があまりにも賢すぎて、ハッキング(クラッキング)1できそうな WordPress を効率よく探すためにも使えてしまうという話です。
Google Dorks(Google Hacking)
Google Dorks と書いた方が、日本語の情報が少なくて何だかカッコイイ気がしたので、記事タイトルにはこちらを採用しただけなのですが、手法としては 10 年以上前から知られているものです。
Google Hacking と書けば、「何だその事か…」という方も少なくないと思います(ゴメンナサイ)。
概要は、下記 Wikipedia の説明が簡潔だと思います。※残念ながら日本語版は無いようですので、英語が苦手な方は Google 翻訳をどうぞ!
要するに、Google 検索の賢いオプション検索機能を活用すれば、見れちゃいけない筈のファイルを、全世界へ「公開」してしまっているサイトを、効率よく探せます…という事です。
実際に試してみる
適当に思いついたものを 3 つだけ…。
-
intext:bak intitle:Index of "wp-config.php"
-
bak
という名前でバックアップしたものが、Apache のお節介機能のせいで丸見えになってしまっているサイトを探す。
-
-
intext:define('DB_PASSWORD', ' "wp-config.php" filetype:txt
- サーバーの設定ミスで、
wp-config.php
の中身がテキストとして出力されてしまっているサイトを探す。
- サーバーの設定ミスで、
-
inurl:"/wp-content/uploads/db-backup"
- アップロードディレクトリに保存された、データベースのバックアップっぽいものが、公開されてしまっているサイトを探す。
極めた人であれば、もっとエレガントな例を書けるのでしょうが2、この程度のものでも意外と引っかかってしまうようですね…。
何でも公開ディレクトリに置く事の危険性
WordPress デフォルトの状態では、全てのファイルを「公開ディレクトリ」にアップロードして運用するようになっています。
昔ながらの、zip ファイルをダウンロード ⇒ 解凍して FTP でアップロード…のような方法でセットアップする方にとっては、扱いやすいファイル構成です。
しかし、何でも公開ディレクトリに置く事は、上記のような危険性もはらんでいるという事を、知っておいて欲しいなと思います。
【WordPress】WordPressのここがダメ でも触れていますので、注意喚起として参考になれば幸いです。