KVMの仮想マシンとしてUbuntu 15.10を立ち上げたのですが、シリアルコンソールを有効にする方法を探すのに手間取ったので紹介します。
ブート後にシリアルコンソールを有効にする
ubuntu serial console
などのワードで検索をしても、以前のupstartでの方法が多くヒットしてしまいます。Ubuntu 16.04からはsystemdに移行してしまうので、systemdでの方法が望ましいです。
検索していたところ、こちらの記事が見つかったので参考にしました。
http://qiita.com/h141dev/items/195a28a08eccb89a38d3
どうやら/etc/systemd/system/getty.target.wants/serial-getty@ttyS0.service
に設定が用意されているようなので、enable, startをおこなうのみでよさそうです。
以下のコマンドのみで終了です。
$ sudo systemctl enable serial-getty@ttyS0.service
$ sudo systemctl start serial-getty@ttyS0.service
ブート時からシリアルコンソールを有効にする
OSがブートする前からシリアルコンソールを有効にするためには、GRUBへの設定が必要です。
以下の設定を/etc/default/grub
に追加して、update-grub
を実行します。
/etc/default/grub
GRUB_TERMINAL=serial
GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1"
$ sudo update-grub