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「バーンダウンチャートを見やすくした話」のその後の話

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この記事は、Business Bank Group Developers Advent Calendar 21日目の記事です。

はじめに

本記事の元ネタの記事はこちらです。

以前、バーンダウンチャートを見やすくするJIRAの設定を行ったという記事を書きました。
この設定を行なった直後のスプリントのバーンダウンチャートの見え方について紹介しましたが、
その後の話を書きたいと思います。

その後どうなったか

その後のスプリントを実施していく中で、チーム開発にどういう影響があったかについて紹介します。

チャートを真面目に見るようになった

この改善をする前の状態は、
正直、毎スプリント、バーンダウンチャートが理想線より上にある状況となってしまっていました。
チャートを見ても進捗が進んでいるのか遅れているのかが全くわからない状況で、
チャートを見るという行為自体が形骸化していました。

見やすくなったことで、チャートが有用なものとなり、メンバー全員が真面目にチャートを見るようになりました。

進捗を前倒しにする意識が高まった

バーンダウンチャートが、チケットのステータスを変更させるだけで減っていくのが目に見えるため、
作業を前倒しさせてチャートが綺麗に見えるように頑張る、という意識が高まりました。

ここ最近のスプリントでは、以下のチャートのようにスプリントを開始した直後に、
ものすごい勢いでチケットが消化できています。
burndownchart.png

こういう形で進捗していくと、メンバー全員がとても気持ち良くなれます!

ちょっと余談ですが、上記のチャートの後半は理想線より上振れしています。
これは、スプリントが早く終わったことで途中でチケットを追加したり、
少し重ためのチケットが最後まで残っていたのが理由です。

スプリントを進めていく過程では、いくつかのチケットはスプリントの最後に完了するということは、
メンバー全員が共有されていたため、チャートがこのような曲線になるということは、
予想通りの状況であったと言えます。

スプリントの作業が早く終わるようになった

前倒しの意識が高まったことで、「スプリントの作業が早く終わってしまう」という良い問題(?)が発生するようになりました。
これまで作業が早く終わることはほぼなかったので、これはとても画期的なことです。

今後の改善

チケットの見積精度を上げていく

「スプリントの作業が早く終わった」という話を手放しで喜ぶわけにはいきません。
可能性として、見積精度が甘くて、見積で高いポイントをつけすぎた可能性もあります。
また、逆のパターンとして、思ったより時間がかかってしまったケースもあります。

実績に基づいてチケットの見積の妥当性を検証していく必要がありますが、
現状では、この点がまだ未解決ですが、
見積と実績のポイントに乖離がある場合は記録として残すようにし始めました。

今後、積み重ねた記録を元に、ポイントのベロシティを見直すなどの改善を進めていこうと考えています。
(このあたりも今後記事にするかも・・・)

明日は @kyokoshimizu さんです。よろしくお願いします!

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