AWSのDB問題が発生している場合、パフォーマンスインサイトが利用できる。
データベースの負荷(どのSQL文が負荷を発生させており、それはなぜなのか)を可視化するダッシュボードを使用して、エキスパートな方とエキスパートではない方の両方が、Performance Insights でパフォーマンス問題を容易に検出できます。
利用可能なDBは以下の通り。
- MySQL と互換性がある Amazon Aurora バージョン 1.17.3 以上の 1.x バージョン
- Aurora MySQL 1.x バージョンは MySQL 5.6 と互換性があり、Aurora MySQL 2.x バージョンは MySQL 5.7 と互換性があります。現在、Amazon RDSパフォーマンスインサイトは Aurora MySQL 2.x バージョンをサポートしていません。
- Amazon RDS MariaDB バージョン 10.2.21 以上の 10.2 バージョン
- Amazon RDS MySQL バージョン 5.7.22 以上の 5.7 バージョン
- Amazon RDS MySQL バージョン 5.6.41 以上の 5.6 バージョン
- Amazon RDS SQL Server (SQL Server 2008 を除くすべてのバージョン)
- PostgreSQL との互換性がある Amazon Aurora
- Amazon RDS PostgreSQL バージョン 10
- Amazon RDS Oracle (すべてのバージョン)
注意が必要なのはAuroraの場合、現時点でMySQL5.6互換は対応しているが、5.7互換はまだ対応できていないこと。AuroraのVerはDBログイン後、以下で確認できる。
- (追記)MySQL5.7も対応したとのこと。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2019/05/Performance-Insights-GA-Aurora-MySQL-57/
select AURORA_VERSION();
select @@aurora_version;
Aurora MySQL、RDS MySQL, RDS Maria DB において、パフォーマンスインサイトを利用する場合、performance_schemaのパラメータを変更する必要があり、その際にDBインスタンスの再起動を伴う。逆に言うと、既にperformance_schemaが設定済みの場合は、F/Oや再起動は伴わない。
performance_schema パラメータの値を変更すると、DB インスタンスの再起動が必要になります。パフォーマンスインサイトが有効な新しい DB インスタンスを作成すると、performance_schema パラメータがデフォルトで 1 (有効) に設定されます。
その他、細かい話は下にあり。基本的に性能影響はないように設計されているが、ワークロードにもよるため、試験環境で事前実施したほうが望ましい、とのこと。