この記事は 驚異のFANZA女優検索 Advent Calendar 2021 の 9 日目の記事です。
多言語対応を諦めた話
今日は実装した話ではなくて、実装しようとして諦めた話。諦めた機能は日本語、英語、中国語、韓国語を切り替えられるような実装を考えていた。いわゆる多言語対応だ。
作ろうとしたきっかけ
自分のサービスを作って、Qiitaで記事を書いたら軽くバズった。ということはもしかしたら同じ内容を英語で書いたらまた英語圏の人の間で流行るかもしれない(流行らないかもしれない)と思った。日本語でQiitaで書いた記事なら、英語圏だとMediumがいいかな。。その後ふと、日本のアダルトって英語圏よりむしろアジア圏の方が人気があるという話をどこかで聞いたなと思った。確か蒼井そらが中国で人気があるとか。そうなると英語よりも中国か。あと韓国は近いから良いかなと思った。中国や韓国でブログ書くなら何処だろうと思った。韓国はNAVER blog。中国はちょっと調べただけじゃ良く分からなかったけれど微博(weibo)かな?
日本語、英語以外普通に作れるのかすら分かってない
ただ、Mediumは兎も角、NAVERや微博はルールが分からない。先ずfabsabsfabsabsという名前で作っても良いのだろうか?韓国や中国は英字の名前でブログを書くのはありなのか。例えば調べて他にも英字の名前の人が居たとしても、それがその国でどう受け取られるか分からない。そういえば韓国は本名が普通だとか見たような気もする。また本当に本名で作りたくなった時に、今回登録しちゃっているともう作れないかもしれない。そうなると気軽に試すのもちょっと怖くなる。ましてや最近は電話のSMS認証とかあるけれど1回こっきりの場合もあるしなとか。色々不明なことが多い。
Azure Translator
で、もし日本語以外でブログを書くことになるならサービス自体も言語対応をしておいた方が良いんじゃないかと思って、4ヶ国語対応を考えた。問題は翻訳なので、調べたらAzure Translatorというのがあった。100以上の言語に対応しているので4ヶ国語対応が上手くいったらさらに足しても良いかなと思った。毎月 200 万文字は無料なので、その枠で使えるなら、かなりいい感じかもしれない。最近の機械翻訳であればかなりの精度のはずだけど、ただ韓国語とか中国語はどの程度なのかそれすら分かってないし、正直自分のスキルでは手直しなど全く出来る気がしない。ん-。
サイトのリソースを試しに翻訳
とりあえず選択した言語でそれっぽくなればクオリティは二の次で良いやと思った。兎にも角にも試してみた。自分のサービスのトップページを見た場合、まず女優名が並んでいる。となると最初は女優名の翻訳と思って、Azure Translatorを走らせてみた。ア行から始まる女優名は「アイ、Ai、あい、亜衣、AI」だ。
日本語 | 英語 | 中国語(簡体字) | 中国語(繁体字) | 韓国語 |
---|---|---|---|---|
アイ | eye | 眼 | 眼 | 눈 |
Ai | Ai | Ai | Ai | 아이 (주) |
あい | yes | 爱 | 愛 | 예 |
亜衣 | Ai | 亚衣 | 亞衣 | 아이 (주) |
AI | AI | AI | AI | AI |
んー、ん、うーん。「アイ」は英語で「eye」か。。なるほど。うーん。「Ai」は英語で「Ai」、「あい」は英語で「yes」。。。
まあでも特殊な名前だしなと思ってさらに何人かやってみた。
日本語 | 英語 | 中国語(簡体字) | 中国語(繁体字) | 韓国語 |
---|---|---|---|---|
愛あいり | Ai Airi | 爱爱 | 愛愛 | 아이 아이아이 |
あいあおい | Aioi | 爱啊,嘿 | 愛啊,嘿 | 아이오이 |
藍色しあん | Indigo Shian | 蓝色的 | 藍色的 | 인디고 시안 |
藍色なぎ | Indigo Nagi | 蓝绿色鳗 | 藍綠色鰻 | 인디고 나기 |
藍色りりか | Indigo-colored Lyaka | 猩红里卡 | 猩紅裡卡 | 인디고 컬러 라이아카 |
「藍色しあん」が「Indigo Shiana」。そうか。Indigoか。さらに「藍色りりか」は「Indigo-colored Lyaka」か。うーん。。IndigoとIndigo-coloredの違いも分からん。。さらに言うと英語ならおかしいことぐらいは気づけるが、正直中国語、韓国語なんておかしいかどうかすらさっぱり分からない。でも愛あいりで爱爱や愛愛は多分違うよね?ここで名前の翻訳って普通の翻訳よりも難しいのかと初めて気づいた。大体女優名は芸名が多いし、当て字的な名前の人も多い。当て字を正しく翻訳するのは殆ど無理なのではと思った。
Azure Translatorでローマ字を正しく作れるか
この時点で大分諦めモードではあったが、とりあえずせめて英語は正しくローマ字にしてくれないかと思って色々試した。例えば女優名はひらがなも分かっているので、ひらがなで翻訳すればローマ字にならないかとか。ひらがながが駄目ならひらがなでかつ1文字ずつ翻訳するとか。その後も色々考えたが、結局どの方法でも結局正しいローマ字はならなかった。あと作品タイトルになるとさらに難しいのではないかなと思った。なんせアダルト、伏せ字が多い。そんなのいい感じの翻訳は無理だろうと思った。結局女優名と作品タイトルがこのレベルの駄目翻訳にしかならない時点で多言語版を作ったところで全く意味が分からないことが書いてある変なサイトに見えるだろう。。と思った。
#もしそれでもやるなら
もしやるならお金を使って正式に翻訳を出すしかないかな。ただ、そこまでして多言語対応を作るつもりは今の所なかった。後はいわゆるWikipedia方式で、不特定多数の力を借りるしかないと思った。ページに編集機能を付けて、明らかにおかしい所を直せる機能。これをユーザーにやってもらう。ただ実際にやるとなると色々考えることは多い。ログインはどうするか?2人が別々のものを正解と言った場合は?わりと簡単な話ではない。。
まとめ
ということで多言語対応は一旦諦めた。今日で新機能話はおしまい。明日からは既に実装しているサービスの解説の話に変わっていく。そろそろ事前に書いていたストックが無くなってきた。。