#for文とは
今回は、for文の使い方を説明していきたいと思います。
for文とはプログラムの中でループ処理を行うために使う文です。
使用頻度が高いので使い方をしっかりと理解しておく必要があります。
#基本的なfor文の構文
for文の基本的な構文はこのようになります。
for 変数 in イテラブルオブジェクト:
処理
Pythonでは他の言語でforeachと呼ばれる書き方が、
標準の書き方になります。
イテラブルオブジェクトとは具体的には、下記などがあります。
型 | 内容 |
---|---|
文字列 | 'HelloWorld' |
リスト | [1,2,3] |
辞書 | {'key1':'Hello', 'key2':'World'} |
タプル | ('Hello', 'World') |
セット | {'Hello', 'World'} |
リスト、辞書、タプル、セット詳細についてはこちらを参照ください。
サンプルコード①
文字列を1文字づつprintで表示してみよう!
for x in 'HelloWorld':
print(x)
#range関数を使用したfor文
for文で指定した回数ループしたいといった場合に,range関数を使います。
具体的な使い方は下記のとおりです。
for x in range(5):
print(x)
この場合、出力結果は0〜4の数字が表示されると思います。
もし0から出力されるのが嫌だとゆうことであれば、下記のようにして実行してみてください。
x=1
for i in range(x, x+5):
print(i)
#break-continue文を使ってみよう!
for文のなかで、ある条件の場合にループ処理を中止したいときには、break文を使います。
また、ある条件を満たしたら、それ以降の処理は行いたくないときには、continue文を使います。
具体的な使い方は下記のように実行してください。
for x in 'abcdefg':
if x == 'c':
continue
elif x == 'f':
break
print(x)
上記は、xが'c'の場合にcontinue, xが'f'の場合にbreakする、条件一致しない場合はxを表示する処理になります。
#enumerate関数を使ってみよう!
for文を回すと要素が一つずつ取り出されると思いますが、
同時に要素の番号も取得したいと行った場合にenumerate関数を使います。
具体的な使い方は下記のとおりです。
for i, x in enumerate('abcdefg'):
print("要素番号は{} ,要素は{}".format(i,x))
enumerate関数で要素番号を任意の数値から始めるには,
第2引数に任意の数値を渡します。
for i, x in enumerate('abcdefg', 1):
print("要素番号は{} ,要素は{}".format(i,x))
#zip関数を使ってみよう!
複数のイテラブルオブジェクトの要素を同時に取得したいなどの場合には、
zip関数を使いましょう!
具体的な使い方は下記のとおりです。
for x, y in zip('Hello', 'World'):
print(x, y)
#まとめ
今回はfor文の使用方法について説明させて頂きました。
if文につづきfor文についても、プログラミングのなかでは非常によく使いますので
しっかりと覚えてくださいね!
if文の記事はこちら
次回は配列、辞書についてに説明していきたいとおもいます!