はじめに

GOT2000のファイル転送機能について

GOT2000からはファイル転送機能が追加されており、GOT内のファイルをFTPやネットワークドライブやUSBメモリに設定だけで転送する機能です。
ここではSDカードに保存したスクリーンショットをUSBメモリに転送する例で説明します。

サンプルファイル

ファイルはここでダウンロードできます。

サンプルファイル（GitHub）

注意事項とXCOPYとの比較

スクリプトのXCOPYでもワイルドカード指定で一括ファイルコピーはできますが、ファイルサイズや点数が多いと途中で停止してしまうのと、コピーの進捗がわからないのでコピーが数秒で終わるとき以外はあまりおすすめしません。

ファイル転送機能の問題点はSimulatorでは動作しないことですね。実機が必要です。

スクリーンショット機能

スクリーンショットはハードコピー設定で使用可能です。

ファイル転送機能

設定箇所

設定はここにあります。ネットワークの項目にあります。

設定項目

転送種別

GOT内部転送
GOTのドライブ、フォルダ間の移動なので内部転送です。

転送方法

移動

ファイル転送トリガ

立上り GB100
ここは転送開始ボタンに割り付けるアドレス。ここではGB100を使ってますが空きのBITならどこでもよいです。

転送元フォルダ

A:\SNAP
ここはスクリーンショットのSDカード保存先です。フォルダ一覧を押すと候補が出るので打ち込まなくても選択できます。

転送先フォルダ

E:\SNAP
USBメモリのコピー先です。Eドライブを指定します。

転送ファイル名

＊.＊
ワイルドカード指定ができます。

画面

作成した画面例

作った画面はこんな感じです。

使用アドレス一覧

使用アドレス
GB100	ファイル転送開始ボタン
GD111.b0	ドライブAファイルアクセス(システム信号2-2.b0)
GD121.b0	ドライブEファイルアクセス(拡張ドライブ情報.b0)
GS401.b0	ファイル転送エラークリア信号
GS990.b0	ファイル書込み中通知信号
GS990.b14	ワーニング通知信号
GS990.b15	ファイル転送エラー通知信号
GS1024.b8	USBドライブ共通情報 Eドライブ使用可能
GS1824.b0	USBドライブ共通情報 Eドライブ取外し指令
GD0	ダミー
GD122	システム情報:ドライブA空き容量情報(32ビット)
GD130	システム情報:ドライブE空き容量情報(32ビット)
GS402	ファイル転送タイムアウト時間
GS987	実行中ファイル転送ID通知
GS989	ファイル転送エラー番号通知
GS990	ファイル転送状態通知
GS991	ファイル転送対象ファイル数通知
GS992	ファイル転送完了ファイル数通知

システム情報の詳細

GSデバイスの詳細はマニュアルを読んでください。
[SH-081219 GT Designer3 (GOT2000) 画面設計マニュアル]

GDはすべてシステム情報なので設定により好きなアドレスに割り付け可能です。

初期設定

ドライブ空き容量情報は単位をMBにするために初期実行用のスクリプト内でGS466に2を書き込んでいます。（0=Byte、1=KByte、2=MByteの3択）

※GB40の立上り設定で起動後1回だけ実行するスクリプトを作ることが可能です。