0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AI駆動で爆速開発するための Cursor 活用 Tips 〜実務でどう使い倒すか〜

Last updated at Posted at 2025-06-19

🚀AI駆動で爆速開発するための Cursor 活用 Tips 〜実務でどう使い倒すか〜

この記事を読むと

  • CursorのAI補完がどれだけ進化し、現場でどう役立つのかがリアルにわかる
  • 開発スタイルの変化や、印象的な活用シーンも含めて“実務で使えるCursorの使い倒し方が学べます
  • 株式会社エムニ(松尾研 × 京大発のAIスタートアップ)で実施しているAI駆動開発基礎が分かります

1. 私の開発環境

私はPMとエンジニアを兼任しながら、日々AIシステムを開発しています。朝はチャットボットのバグ修正、昼は要件定義、夜はリリース準備など、タスクが細切れになる状況でCursorによる時間/気力消費の軽減は必須になってます。


2. よく使う便利な手法 : TODO リスト駆動開発

私がよく使うのはこんなプロンプト

○○機能を実装したい。まずは必要作業を TODO リストで出して

TODO から始めると3つの良いことがあります

  • 即実装よりも精度が上がる → TODOに集中させることで抜け漏れが減ります
  • 実装項目の明確化 → 方針を説明してもらって修正方針を理解します
  • 手戻りの回避 → 自動コーディングとはいえ数分の手戻りは回避したいところ
    TODOで認識をよく合わせた上で実装させるのが、意外と近道です。

3. 実際に使っているオプション機能

  • Auto-Run Mode → タイピングの途中から提案してくれてAIが止まらない
  • Command Denylist → AIコマンド実行の禁止リスト
  • .cursorignore.envだけだと読まれることがあるので明記が安全
    特にAuto-Run Modeは爆速開発🚀にとって必須級のオプション
    この設定をしないと、開発に伴うコマンド実行のたびにAIが止まって効率が大幅ダウン
    一方で [git push] や [cat .env] などやって欲しくないことをされることも。。。
    適切にCommand Denylistで禁止コマンドを設定する必要はあります

4. Cursorの困ったところはRules & Memoriesで解決できる

便利な一方で、「気が利かないな」と感じることもあります
でも、そんな細かい調整も Rules & Memories を使えばちゃんと対応できます!
Rules & Memoriesは日本語でルールを設定できる機能で、chatするときには基本的にこのルールを守ってくれます。

事例1:修正後にエラー確認をさせる

Cursorから修正完了と言われて、ファイルを実行してみたらエラーで動かない…
修正したらちゃんと動くかまで確認してほしいですよね

そんな時は、以下のようなルールを設定するのがおすすめです

「修正/作成したファイルは必ず実行して確認すること。AIが実施できる確認をユーザーに求めてはならない。」

これで、エラーが出なくなるまでAIがちゃんと修正を繰り返してくれます

事例2:不適切な修正を禁止する

時間がない時は、とりあえずエラーメッセージだけ貼り付けて修正を依頼することもありますよね。
でもそのせいで、肝心の処理ごと削除されてしまうような、雑な修正をされることも。

本当は機能は変えずに修正してほしいのに、言葉にしないと伝わらないのはもどかしい。

そんな時は、こんなルールが有効です。

「エラー解決をする時には機能を保ったまま解決すること。機能変更となる場合はユーザーへの相談が必要。」

こうした調整で、ストレスが大きく減ります。

:gear: Rules & Memoriesの設定方法

Cursor settings → Rules & Memories → User Rules → Add Rule から設定できます
スクリーンショット 2025-07-14 16.30.27.png


5. 失敗談:Cursorに任せすぎてしまった話

簡単なバグ修正をCursorで実施 → 動作確認OK → レビュー依頼
…と思いきや、チームメンバーから「もっと良い書き方ありますよ」と指摘され反省。

AIが動くコードは出してくれるけど、リファクタリングではまだ人間に及ばない気がしています。
特にチーム開発では、Cursorのコードを自分でレビューする意識が重要です。


6. まとめ:Cursorは慣れたら手放せない

別のエディタを久々に使った時、「自分で全部打つのって、こんなに大変だったっけ…」と感じました。
新しいものはいつも面倒ですが、越えれば強い味方。これからも便利なものを爆速で取り入れていきたいと思います。

📎 参考リンク

0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?