概要
Flutterの開発を進めていると、dartファイルの冒頭に記述するimport文が多くなってしまうことがあります。
また、複数のdartファイルに同じimport文を組み込んでいる場合、追加や削除などの同期をとるのが面倒になります。
解決策
解決策として、「import」でなく「export」を用いる方法をご紹介します。
例として、「main.dart」に「example1.dart」〜「example3.dart」の3つのファイルをimportしたい場合を考えます。
Before
main.dart
import 'example1.dart';
import 'example2.dart';
import 'example3.dart';
通常はこのように3行の記述が必要です。
After
main.dart
import 'barrel.dart';
barrel.dart
export 'example1.dart';
export 'example2.dart';
export 'example3.dart';
mail.dartとは別に、importをまとめるファイル(今回はbarrel.dart)を作成し、そこにexport文でexample1〜3を記述しました。こうすることで、main.dartではexample1〜3をimportしたのと同じ意味になります。
main.dartの3行を1行に短縮することができました。
やってしまいがちなミス
main.dart
import 'barrel.dart';
barrel.dart
import 'example1.dart';
import 'example2.dart';
import 'example3.dart';
barrel.dartにexportでなくimport文を記述してしまうとエラーになります。
dartではファイルをまたいで二重でimportすることはできません。