この記事は、Power Apps Advent Calendar 2022 12月8日担当分の記事です。
今回は、今まで出会った Microsoft Learn の内「これは参考になるなぁ!」と感じたコンテンツと、より具体的なテーマでわかりやすい!と思ったコンテンツをご紹介したいと思います。
年末年始、まとまった時間がとれる期間に、手を動かしながら学習できるコンテンツを厳選しました。
学習のコツはたったひとつ
個人的に思うたったひとつのコツをはじめにお伝えします。
それは、、、
読むだけではなく手を動かして自分で作ってみる
です!
ラーニングパスを読むだけだと、学習した気になるのですが、いざという時、頭の中が真っ白で出てこないことを痛感しています。。。
手を動かして実際にやってみるからこそ、さらなる学習テーマや深堀りしたいテーマが出てきます。
第1位
ひと通りやれば基本的なキャンバスアプリの作り方がわかります
こちらはですね、、、本当によくまとまっているラーニングパスだと思って感心しきりでした。
おすすめポイント
どんな業種でも取り扱う経費精算がテーマ
業種や企業規模に関わらず共通するテーマなので、取り組んでいてイメージしやすいです。
データソースのテーブル作成方法が具体的にわかる
ラーニングパスではDataverseを使います。
カスタムテーブルの作成、テーブル同士のリレーションシップ作成など市民開発者の方でテーブル設計に慣れていない方はこのモジュールに取り組むことで、基本的な Dataverseテーブルの作成方法を把握することができます。
作成するキャンバスアプリのデザインがおしゃれ!
これ大事です。このモジュールで作成するアプリはダークモードのアプリで、デザインが洗練されています。初期画面に写真を置いたり、操作性を考慮したパーツ配置がされていて、キャンバスアプリの画面設計を行う際に参考になります。
Patch関数を使ったデータソースへの登録・更新方法がわかる
キャンバスアプリを作り始めたとき、まず最初は、フォームを配置してSubmitForm関数を使ってデータソースへ更新をかける方法からスタートされる方が多いのではないでしょうか?
その次のステップ、自由にパーツをレイアウトしてフォームを使わずにデータソースへの更新を行う際に使うPatch関数の基本的な記述方法がわかります。
ギャラリー表示のフィルター処理方法がわかる
キャンバスアプリでデータを一覧表示させる場合、ギャラリーを使うことが多いですが、その際にフィルター処理を使って絞り込み表示を行う方法を演習で体験することができます。
その他にも、アプリの公開・共有方法についてもラーニングパスに含まれており、ひと通り手を動かして学習すると、基本的な流れを体験することができます。
私も、業務を進めていく上で何度もこのラーニングパスを見返しています。
特にDataverseのテーブル作成のモジュールは、SharePointリストをデータソースとして使用されている方にも、設計にあたっての考え方について参考になる部分が多いのではと思います。
第2位
モデル駆動型アプリの作り方がわかるモジュール
おすすめポイント
Dataverseテーブルの特長とモデル駆動型アプリの連動が知りたい方
従業員の事故追跡モデルをテーマに、具体的な手順を知ることができます。
第3位
ビジネスプロセスフローの概要を知りたい方
ビジネスプロセスフローと Power Automate のクラウドフローを連携する事例が紹介されています。
最初、Dataverseを触りだしたとき、エンティティ、ビュー、フォームというものが何なのかイメージできなかった私。。。
設定画面上で項目は表示されているのですが、業務で使う際に切羽詰まらないと意外と意識して見なかったりします
手を動かしながら学習することで、つながりを体感する事ができ「ああ、こういう考え方でできてるのか」と思いました。体感しないとなかなかわかりづらい部分があります。
ここからはもうすこし具体的なテーマのおすすめをご紹介します。
第4位
テーブルのリレーションシップとは何か?知りたい方
Dataverse テーブル同士でリレーションシップを設定することによって、キャンバスアプリ側の関数の記述方法をどう書いていくかが詳しく紹介されています。
サンプルのソリューションファイルをダウンロードして体験する事ができます。
手を動かしながらやるとまあまあ時間がかかるかもしれません。
ですが、記述方法をひとつひとつ体感して発見できることも増えていくので、骨太なラーニングコンテンツを求めている方におすすめです!
第5位
基本は押さえて次のステップへ進みたい方
このラーニングパスは何度も見返しています。
特に↑のモジュールに含まれている内容は、データソースに対して少し複雑な処理をしたい場合によく見返します。
第6位
アプリのパフォーマンスを上げるためにできること
こちらはLearnのモジュールではなく記事ですが、業務で使うアプリを作成するために気をつけておかないといけない項目の概要をまとめて把握することができます。
このページを起点に、実際に作成しているアプリについてチェックをしたり、チューニングをすることで、アプリ内のひとつひとつの設定が連携していることを実感することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここに挙げたラーニングコンテンツは、ベーシックな内容が多いです。
ですが、何度も読み返して業務の中で活用しているものをご紹介させていただきました。
最初にも書きましたが、やはり手を動かすことの大切さを日々感じています。
最近あまり自分でアプリやフローを作りきる!体験をしていないなと思いましたので、私自身もどんどん手を動かして経験値、知見をためて、業務で活かしていこうと思います。
ありがとうございました。