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ペライチWebサイトを実現するための方法についてのメモ書き

Last updated at Posted at 2024-09-30

背景・目的

少し前に、個人経営の飲食店さんからHP作成の依頼をいただきました。
ただ、個人経営なのでなるべくコストをかけたくない点、開発費用もそこまで出せないというもの。
開発費用分は、ほぼ納期を気にしなくていいというお言葉(笑)でかなり薄くやることとお店の応援という意味で極力協力しようとは思いますが、問題は運用。
負担が小さく、かつランニングコストが低い運用方法はないか、と考えさっくり調査してみました。

要件

  • 先方
    • コストが低いこと。 (可能ならただがいい)
    • 1ページ。
      • 凝ったものでなくてもよく、店の概要が分かる程度でOK。
      • 予約等は別サイトで既に準備済みのため、そこへのリンクを設けてほしい。
    • SEOは気にしなくてOK。
  • 開発者目線
    • 運用負担が極力かからないこと (理想はページ改修ない場合、ノーメンテ)
    • 使用するサービスが数年くらい使用可能。
    • 定期的にOSやサービスが落ちて通信不能になることがない。
    • クラウドのサービス使用する場合、一時的なメンテナンスや障害は許容する。

対応案一覧

たぶん他にも方法はあると思いますが、すぐ思いつくものを並べてみました。

No 開発 サーバ 備考
案1 素のHTML AWS S3
(静的サイトホスティング)
一番楽だが、面白みない…
案2 WordPress AWS EC2 高そう…
案3 WordPress Conoha Wing サーバ費用は案2より抑えられそう
案4 Next.js (SSG) AWS S3
(静的サイトホスティング)
案1のオマケ的な感じ。

あと、昔のHerokuみたいな感じで、無料サービスに載せることも可能ですが、立ち上がりに時間がかかる可能性が高いと考えるので、こういったものはNGと考えました。

実施案の詳細

HTMLサイトのS3使用パターン

S3の静的ホスティングを使用することで実現可能と思われます。
また、Route 53を使用してドメイン取得したものをルーティングすれば良いように思えます。
ハンズオン程度はやったことありますが、結構簡単だった記憶がある。
詳しくは公式ドキュメント参照。

WordPress & EC2 or Conoha VPS

WordPressを使用してページ作成。
メリットとしては、開発者的に楽というところでしょうか。メンテ的にも人に振るときでも。また、EC2やConoha等のサービスはスケールアップも可能なのでリソース不足の際にはすぐに対応できます。
デメリットとして、コンピューティングサービスがコスト的に負荷が大きく、また定期的なバージョンアップ等のメンテナンスを実施する必要があります。一方で、PaaSからSaaSよりにしていくと楽さは増すが、反面コストがのしかかってくるように思えます。

一方、スケールアップの話を挙げました。こういった案件が複数ある場合、コンピューティングのリソースコストを案件数で割ることができるので優位に働くケースもあると思います。一つのサーバに複数のお店のサイトを載せていくことでかなり安くなるように思えます。たとえば、お店単位でDockerコンテナ動かして、ポート単位でサイトを変えていく運用も考えられます。
ただ、やはり1案件のみの対応となるとどうしてもコスト負担が大きくなっていく選択肢に思われます。

比較

1月あたりの予想コストと運用コストを比較しました。
ドメインやSSL対応等が必要だと思いますが、こちらの内容は下記内容でほぼ共通だと思いますので、サーバリソースのみを考えたいです。

[TODO] Conohaのサービス確認
(一つ例外として、Conohaだと少しメリットありそうです)

No 内容 ランニング
コスト
運用コスト 備考
案1 HTML & S3 1.02 USD/month
(約143円/月)

初期設定必要だが、基本放置でOK(のはず)
案2 WordPress & AWS EC2 14.47 USD/month
(約2,025円/月)
×
定期的にインフラメンテ必要
案3 WordPress & Conoha VPS 751円/月 ×
定期的にインフラメンテ必要
案4 Next.js (SSG) & AWS S3(静的サイトホスティング) 1.02 USD/month
(約143円/月)

初期設定必要だが、基本放置でOK(のはず)。
おそらく案1と同じだが、ビルド時の若干容量が気になる

※1. 1USD = 140yenで計算。(安く見積もり過ぎな気もしますが...)
※2. Conohaはまれにセールやっているみたいでそこに乗ればもっと安くできるかもしれません。たとえば、執筆時点(2024/9/30)では、3年契約で296円/月のサービスを使用可能なプランがありました。
※3. AWSのデータ取得は、約100MBのサイトを1000回/月閲覧されるという想定。(そこまでいかないとは思いますが)

Conohaは今キャンペーン中なので結構安く始められそうです。

こうやって並べてみると、やはりS3に置くのが一番ラクな気がしました。

調べられていないこと

下記が調べられていないです。
今回は一旦、ここまでとしてもう少し深ぼって調べていこうと思います。

  • 詳細なAWSの構成
    • Route 53等の費用
    • SSL構築方法
  • ドメイン購入等の費用 等

結論

まずはS3の静的サイトホスティングを使用したいと思います。
技術的に面白みはないですが、何はともあれ出すことが重要だと思いますので、できるだけ早くにものを作って見てもらうことを目標に進めます。
ただ、余裕ありそうなら、ちょっと遊び心を入れて、運用後にNext.jsのSSG等を試してみることを視野に入れていきたいと思います。

参考

自分が書くより結構良さそうな記事がいくつかありました。

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