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DIST.18 「Sketch時代のWebデザインワークフロー」 - 勉強会メモ

Last updated at Posted at 2017-11-12

イベント概要

DIST.18 「Sketch時代のWebデザインワークフロー」 - connpass
2017年11月10日(金)に東中野にある東京テクニカルカレッジで開催された。

デザインツール「Sketch」をメインテーマにした3つのセッションで構成される勉強会。詳しくはconnpass上のイベントページを参照してください。

セッション1: 「2018年に向けたツールの選び方」

フリーランス 長谷川 恭久(HASEGAWA Yasuhisa)
Automagic.fmをやっている方

デザインプロセスがぶっ壊れている

昨今様々なデザインツールが次々と登場している。
Sketch以外にもFlinto, Framer, Marvel, Principle, Adobe XD, Prottなど多数。

このようなデザインツールが多数登場しているのは、**「デザインプロセスがぶっ壊れている」**から

問題は工程間の溝
企画(ワイヤー作成) → デザイン(カンプ作成) → 実装(コード作成)
の各工程間で手戻りや作り直しが多数発生している。

従来のPs, Aiによるデザインカンプでは情報が足りない(例:マウスオーバーしたらどうなる?)

表現ではなく連携の向上のためのツールを

Ps, Aiのような「表現力」を高めるのためのツールではなく、Sketchのようなデザイナーとエンジニアの「連携力」を高めるツールが必要な現場がある。

自分の現場でどちらのツールが必要なのかを考えたツール選びが必要

デザイナーにもコード思考を

デザイナーとエンジニアとの連携を強化するためにも、デザイナーもコード思考を理解しておく必要がある。

コード思考

  1. もしもを考える
  2. ルールを作る
  3. 過程をオープンにする

1. もしもを考える

  • 回線が遅くなったら?
  • コンテンツの量が増えたら?
  • 横幅が狭くなったら? etc...

2. ルールを作る

デザインの一貫性を考える。
同じ機能のボタンが全く違うデザインになっていない?

3. 過程をオープンにする

完成前に途中経過が見えるようにする。
どのような方向に進んでいるか、なぜそう作っているのか、などを見せる。

ツールや機能

  • States – Sketch App Rocks!
    状態ごとにアートボードを切替えてくれるSketch Plugin
  • Sketch 48 から色の管理機能が追加

セッション2:「あのコーポレートサイトができるまで」

フリーランス こもり まさあき(KOMORI Masaaki)
Webデザインの新しい教科書の共著者

スマホ版のデザインがない!

デザイナーから納品されたカンプにPC版のデザインしかないことも。
そうならないように作るときは、PC版とSP版の2つアートボードを並べてデザインする。

Zeplinで先にデータを渡して後で調整

エンジニアへZeplinを使って早めにデザインを共有。
ヘッダーの高さや余白など、後からコード側で簡単に変更できるレベルの細かいところは、後から調整する。
先にデザインを共有することでエンジニアはコードを書き始めることができる。

Zeplinはスタイルガイドを生成でき、それをもとにScssなどのコードを出力できる。
コードを書く量が減って便利!

ツールや機能

セション3: 「シンボルの効率的な作成・運用法とエンジニア連携についての取り組み」

Standard Inc. デザイナー 吉竹 遼 (YOSHITAKE Ryo)
UIデザイナーのための Sketch入門&実践ガイドの著者

  • 階層の活用(シンボル名をスラッシュで区切る)
  • マスクの活用(色とボタン形状などを分けてデザインし、後からマスクすることでバリエーションを作成)
  • Sketch Librariesの活用(シンボルを他のSketchファイルからインポートできる!)
    Sketch LibrariesとAbstractを使ったAtomic Designの実践💪

その他

参考URL

DIST.18 「Sketch時代のWebデザインワークフロー」まとめからのピックアップ

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