はじめに:英語を諦めた過去
私は学生時代、英語が苦手でした。高校2年生くらいになると単語も難しくなり、文章も長くなってきて、正直英語を勉強するのは諦めてしまいました。そのため、私の英語力はTOEIC500点程度の実力しかありません。
社会人になって、オンライン英会話に挑戦し1ヶ月続けたものの、話せるようになる未来が見えずに挫折してしまいました。
そんな私が、もう一度英語と向き合おうと決意し、English Boot Campに参加した体験について書いてみたいと思います。
この記事は、私自身が参加した体験を元に執筆しています。受講料はすべて自己負担であり、この記事の執筆にあたっても、特定の企業やサービスからの依頼や報酬は一切受けていません。
English Boot Campとは?
English Boot Camp(https://english-bootcamp.com/) は、 2日間で英語が話せるようになると謳うプログラムです。プログラムは20時間弱で、主にインストラクターとして英語のネイティブスピーカー3人と、参加者7人程度の構成で進行します(最初だけ日本人の方が案内してくれます)。
※人数は私が参加した時のものなので、異なる可能性があります
プログラムの詳細は、公式ホームページ(https://english-bootcamp.com/reason/) にも記載されていますが、 英語でコミュニケーションを取れるようになること に重点が置かれていて、英語を話す際の考え方(Golden Rulesと呼ばれます)を体に染み込ませ、会話のハードルを下げることに主眼が置かれています。そのため、新しい単語や文法を学ぶというよりは、自分が知っている単語を組み合わせて表現する方法や、ネイティブの会話を理解できるように会話をコントロールする方法を学ぶことを重点的に取り組みます。
English Boot Campに参加したメリット
参加してみて、いくつかのメリットを実感しました。
メリット1. 英語を話すことに慣れ、心理的ハードルが下がる
期間中は英語漬けの環境になるので、英語を話すことに慣れ、徐々にスムーズに英語で喋れるようになります(終わった直後は日本語よりも先に英語が出てくるくらいには笑)。また、間違った表現を使っても厳しく指摘されることはなく、むしろ挑戦することを褒めてもらえる環境のため、英語で喋る際の心理的ハードルが非常に低くなったと感じました。
メリット2. 話すときに意識すべきポイントが学べる
詳細はネタバレになるので控えますが、ジェスチャーやアイコンタクトの重要性など、話す際のコツを学び実践することができます。
メリット3. 英語を習得したいというモチベーションが高まる
プログラムには同じように英語を学びたいというモチベーションを持った仲間が集まります。休憩時間も含めて、仲間やインストラクターとの雑談が良い刺激になり、自分自身のモチベーションも高めることができました。
English Boot Campのデメリット
もちろん、デメリットもいくつかあります。
デメリット1. 費用が高額
参加費は税込10万円強と高額で、私は自腹で払ったのでまさに「清水の舞台から飛び降りる」思いでした。そのため、万人に向けて手放しにおすすめできるわけではないと考えています。
デメリット2. 効果が一時的で、継続的なアウトプットの場が必要
English Boot Campは2日間と短くあくまで英語学習の「キッカケ」に過ぎません。終わった後も、継続的に学び・アウトプットし続ける場を設けないと、効果は持続しないと思われます。
デメリット3. 単語を覚えたり、TOEICのスコアを上げたりはできない
プログラムは英会話に特化しています。そのため、何か難しい単語を覚えることはできませんし、TOEICのスコアを上げることもできません。
こんな人におすすめ
以上のメリット・デメリットを踏まえて、おすすめできるのは、次のような方です。
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英語が話せるようになることを諦めている人
私の考え方はこのプログラムに参加して大きく変わりました。 -
英会話に挑戦しているが、伸び悩んでいる人
独学やオンライン英会話で頭打ちを感じている人には、新たな突破口になるかもしれません。
逆に、何も学習経験がない人はオンライン英会話など、もう少しリーズナブルな方法を試してからでも良いでしょう。
オンライン英会話との違い
オンライン英会話と大きく違うと私が感じたのは、明確な道筋と協力的なサポートがある点です。
オンライン英会話は30分などの細切れでカリキュラムの全体像(いつまでに何ができるようになり、いつになったら喋れるようになるのか)が不明確と感じていましたが(邪推すると、オンライン英会話のビジネスモデルは明確なゴールを設けず一生利用し続ける方向にインセンティブが働くのではと思ってしまいます)、English Boot Campは2日間で英語を話せるようになるという明確なゴールがあるので、必要なスキルや道筋も明示されています。
また、インストラクターと直接顔を合わせて1日中過ごすことで心理的な距離も縮まり、分からないこともすぐに質問ができます。オンライン英会話だと、どうしてもカリキュラムを進めることが目的になり、分からないことも分からないままにしてしまいがちだったので、ここは大きな違いを感じました。
結論:私は参加してよかった!
私は、学びがたくさんあり参加してよかったと感じています。特にマインドが変化したことが一番の収穫で、今は築地に行って外国人の友達を作りたいぐらいの勢いです!
もちろん値は張りますが、同じ金額を銀行に預けておくぐらいなら、自己投資する価値があると感じています。(私は、この体験で、自己投資という言葉の意味を真に理解した気がします。この10万円で英語を勉強するモチベーションが爆上がりするなら、このプログラムは小さなキッカに過ぎないかもしれないですが、もしかしたら全然違う人生の分岐点になるのではと感じました)
おすすめの参加方法
もしこの記事を読んで参加してみたいと思って下さった方に、一つアドバイスできることがあるとすれば、このプログラムに限らずオンライン英会話でも単語帳の購入でも、やる気が出たときにとりあえず申し込むのが大切です。かくいう私も勢いで申し込んだ後に少し後悔していましたが、悩んでいても何も始まらないのでトライしてみることが大切です。
ちなみに、English Boot Campに参加する場合におすすめなのは、少し(2週間~1ヶ月程度)先の日程を選び、それまでに簡単な英会話表現や単語を勉強しておくことです。私は数日前に予約したせいで、事前学習の時間をあまり取れなかったので、申し込みから開始日まで少し空けて準備しておくとより効果的だったのではと感じています。
おまけ:おすすめされた映画
仕事に関する雑談中に機械学習/AIエンジニアだと伝えたら、インストラクターの方にブレードランナーという映画をおすすめされたので、この記事を書き終えたら早速見ようと思っています(日本語字幕版しかないので、字幕を隠しながらとなりますが、、、)
ブレードランナー (Amazon Prime)