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MicroPythonをはじめよう

Last updated at Posted at 2020-08-22

はじめに

Lego Spikeで初めてMicroPythonを使いました.初心者向けとしては,環境構築やvolatileで苦労せずに組込みプログラムを始めるには良い環境とだと感じ,他のボードでも試そうとしましたが,ファームウェアの書き込みで苦労したので初心者向きじゃないと感じこの記事に手順をまとめます.

#動作確認環境

  • PC : Windows(MacやLinuxでも同じ手順で良いはずです.Windowsユーザなので....)

    • TeraTermをインストール
    • (オプション)WSLでUbuntu 18.04 LTS をインストール
      • REPL(コマンドライン)からプログラムを実行するだけで良ければ必要ないです.
  • ボード : 以下のボードのいずれか,他のボードについて後述します

    • NUCLEO-F401RE
    • NUCLEO-F767
    • NUCLEO-H743ZI

#インストール
ファームウェアのインストールについてWindowsを例に説明します.

  • ボードに応じたファイルをダウンロード

  • 以下はF401REを例に説明します.

  • ボードをPCに接続

    • 次のようにドライブが表示されます.

image.png

  • ダウンロードしたファイルを上記のフォルダにコピーする
    • ドラックアンドドロップでもコピペでも良いです.

#REPL(コンソール/コマンドライン)による実行
MicroPythonの特徴である対話実行のための手順についてWindowsでの手順を説明します.

  • ボードをPCに接続
  • ポート番号を確認
    • デバイスマネージャー(Windows-X + M)を起動して接続されているポート番号を確認

image.png

  • TeraTermを起動して上記のCOMポートを指定して"OK"を押す.
    image.png

  • 接続後,”設定”->"シリアルポート"で以下のようにスピードに 115200 を設定して"現在の接続を再設定"を選択する.
    image.png

  • コンソールにCtrl-Dを入力して以下の様に表示されたら成功
    image.png

  • あとは1行ずつかCtrl-Eを押してペーストモードにしてコードをペーストした後にCtrl-Dを押せば実行される.

ファイル転送による実行

PCでPythonとpipが使える環境ならファイルを転送して実行できます.ampyというツールを使用します.

  • インストール
sudo pip install adafruit-ampy
  • 環境変数の設定
export AMPY_PORT=/dev/ttySxx (xx内はcomポートの番号)
  • 実行
ampy run xx.py

ソースからのビルド

  • こちらを参考にしてビルドしてビルドされたfirmware.binをターゲットにダウンロードすれば動作します.

#変更履歴

  • 2020/08/23
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