「家ごもり」疲れ
在宅勤務も3週間が過ぎた頃、私は遊びに困っていた。Nintendo Switchもやり尽くした。本も読み飽きた。YouTubeなんて視聴し過ぎてオススメに東海オンエアしか表示されなくなった。私は東海オンエアを延々見るほど暇ではない。いや、暇なのだが。
私には「奥の手」があった。外出自粛の昨今、家から出ず、食料の充実を図り、人生を豊かにする特別な方法が…
そう、燻製だ
今回は初心者のために燻製の第一歩を踏み出す勇気を与える記事を書こうと思う。
燻製って?
木を加熱して出た煙で食材を燻すことで旨味を引き出す料理のことだ。これ以上はWikipediaを見てほしい。
知っておいてもらいたいポイントは以下の3つだ。その他はハマってから調べればいい。
- 保存が効く。冷蔵庫で数日は持つ。
- 換気扇がある程度強ければ、キッチンで作れる。火災報知器も鳴らない。ただし数日は部屋に燻製の残り香が漂うので、神経質な方は工夫してほしい。悪い匂いじゃないので、私は気にならない。
- 勘違いしやすいポイントなので書いておくが、木は燃やさない。もしスモークチップに引火するとそれはただの煙たい料理になる。
何を用意すればいいの?いくらかかるの?
まず揃えたいのが以下のアイテムだ。
- スモーカー(数千円から)
- スモークチップ(500円程度)
- アルミホイル
これくらい。お手軽でしょ?
好きなものを選んでもらえばいいが、一応オススメも書いておく。アルミホイルは好きなの買ってね。
スモーカー
今まで3種類のスモーカーを試してきたが、一番のオススメはスノーピークのコンパクトスモーカー。
さすがスノーピークという作りの良さ(蓋がピタッと閉まる)と網が2段にセットできて大量に燻製できるところが気に入っている。
これに拘らずにデザインや予算で好きなものを選んでもらうとよいが、キッチンで燻製する場合は煙との闘いになるので、スモーカーの密閉性だけは考慮してほしい。隙間からモクモク煙が出てくるようじゃ火災報知器が鳴りかねないぞ!
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スモークチップ
よくサクラのチップが入門用に用意されているが、個人的にちょっと癖があってオールマイティに使えないと思うので、ここではヒッコリーをオススメしたい。ウイスキーオークやりんごもオススメ。
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スモークチップとスモークウッドの違い
スモークチップは下から加熱して使う。加熱して使うので火加減の調整にテクニックが必要。
熱燻と呼ばれる加熱調理が必要なものがメイン。肉・チーズなんかはこちらがいいんじゃないか。使用量が少ないのでコスパがいい。
スモークウッドは木の塊に直接火を点けて使う。温度が上がらないので温燻と呼ばれる加熱しない調理に使う。
これを使う場合は燃焼に空気が必要なので、スモーカーに少し隙間があったほうがよい。使用量はあまり調整できないのでコスパが悪い。でも放置しておくだけだから簡単。
こんな違いがあるから好きなの選んでね!今回はスモークチップで作るよ!
Let's燻製
初回はコンビニで買える食材で、準備なしに作れてすぐに食べられるお手軽燻製をしよう。
食材
- 6Pチーズ
- チー鱈
- 魚肉ソーセージ
- ちくわ
下ごしらえ
6Pチーズとちくわは常温に戻しておき、風に当てて表面を乾かしておく。触ったときにサラサラとしたら準備完了だ。
チー鱈はそのまま燻製する。
魚肉ソーセージは私の敬愛する燻製道士さんのレシピを見ながらレンジで加熱しておこう。
http://kunsei.livedoor.biz/archives/51898685.html
燻製開始
ここから燻製を行う。スモーカーを用意し、そこにくしゃくしゃにしたアルミホイルを敷く。一握りのスモークチップを入れ、食材を並べる。チーズは溶けやすいので火から離して置くようにしよう。
家庭用ガスコンロだと最初は中火で、煙が出てきたらごく弱火にして10分待つ。
ここでQiitaらしくスマートフォンのアプリを使って時間を計ろう。お手持ちのスマートフォンには、、、なんと、、、タイマーアプリが標準装備されている(!)
タイマーアプリを開いて10分と入力。スタートを忘れずにタップしておこう(取ってつけた技術ブログ感)
10分経てば完成だ。あとは好きに食べるなり、Twitterにアップするなりするとよい。
ちなみに1日置いておけば煙が落ち着き、より美味しく食べられるぞ!最後の我慢だ!
それでは、よい家ごもりを!