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はじめに

Power Platformというサービスを知っていますか?
私が携わっているプロジェクトで導入されているPower Platformについて、何回かに分けて紹介していきたいと思います。

人手不足が深刻なこのご時世ですが、世の中のIT化はどんどん進んでいます。
ただでさえ人手不足なのに、エンジニアも足りていないというダブルパンチな状況。
その影響もあり、非IT系社員にもITの知識が求められる時代に入ってきました。

エンジニア職でない人がいきなりアプリを作ったりするのはハードルが高くて無理!と思うかもしれませんが、そんな中、注目を集めているのがローコード(Low-Code)やノーコード(No-Code)のツールです。

ローコード

必要最低限のソースコードを記述しながらアプリなどを開発できるツールやサービス。

ノーコード

ソースコードの記述が不要で、GUIなどでアプリなどを開発できるツールやサービス。

ローコード、ノーコードツールの紹介

実は既に世の中には非常に多くのローコード、ノーコードのツールが存在します。
一般社団法人NoCoders Japan協会(ノーコーダーズ・ジャパン協会)が公開しています「ノーコード・カオスマップ」(2022年8月版)を紹介します。

それぞれ、各業務に特化してはいるものの2022年8月時点でこれだけの数が存在します。
そんな山ほどあるサービスの中で、私が携わっているプロジェクトで導入されているPower Platformを紹介します!
KintoneやServiceNowなどCMで広告しているツールもありますが、Power Platformが広告をされているのは見たことがありません。
そのため、知名度としてはまだまだこれからかもしれません。

Power Platformについて

Power PlatformはMicrosoft社が提供するサービスで、以下の4つのサービスを総称した名称です。

  • Power Apps
  • Power Automate
  • Power BI
  • Power Virtual Agents

それぞれは後ほど説明します。

Power Platformの一番の推しどころはやはり、Microsoft社製品との親和性の高さです。

社会人であればMicrosoft社のExcel、Teams、Sharepointなどに触れる機会は多いはず。Power Platformはこれらに対し自動で操作してくれるような機能が豊富に用意されています。

もちろん、Microsoft社製品以外にも多くのサービスとも接続が可能です。なんと、接続できるサービスの数は300をこえるとか。すごい数ですね!!

それでは、Power Platformの各サービスについて、簡単に説明していきます。

Power Apps

GUI(Graphical User Interface)を使い、簡単なWebアプリを作ることができるサービスです。
私の感覚としてはPower Pointで資料を作成するような感覚で、図形を配置したりテキストボックスを配置したりすることで簡単にアプリを作成することができます。
また、データベースを基に自動でアプリを作成してくれる機能もあります。

Power Automate

フロー図を書くような感覚で自動化処理を作ることができるサービスです。いわゆるRPAツールです。
Power Automateで作成したフローを Power Appsから呼び出したり、スケジュールで自動実行ということも可能です。

Power BI

いわゆるBIツールで、用意したデータを基に多角的な分析を可能とするデータの視覚化サービスです。
個人的な見解で言えばExcelのピボットテーブルの上位種のような印象です。 こちらも、Power AppsやPower Automateとも連携が可能です。

Power Virtual Agents

チャットボットを作成するサービスでユースケース毎に独自のチャットボットを作成することが可能となります。

ms-power-platform.png

さいごに

今回はPower Platform全般についての紹介となりました。
次回以降は、よく使われているPower AppsやPower Automateを実際に使ってアプリを作成していきたいと思います。お楽しみに~。

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