Windows用VirtualBoxで64BitOSが認識されなくなった時の対処方法
少し前にメインPCで使用していたWindowsPCのVirtualBoxファイル(vdiファイル。ゲストはCentOS64bit)を在宅勤務用PCにインポートしようとしたが、その時、64BitOSが認識されなくなるという問題に直面した。ネット上には「Hyper-Vを無効にすればよい」という情報が散見されたが、在宅勤務用PCはWindowsサンドボックスを使用していたこともあり、一筋縄ではいかなかった。誰かの参考にでもなればと思い、私の経験を公開してみたい。
- 環境(在宅勤務用PC)
Windows 10 Pro(バージョン1909)64Bit版(Intel CPU使用でBIOSのIntel-VTはEnabled状態)
VirtualBox6.1.6
- 対応
(1)Windowsの機能(表示方法はいくつかあるが「ファイル名を指定して実行」画面で OptionalFeatures 指定後、OKクリックで表示される)画面で「Hyper-V」「Windowsサンドボックス」のチェックを全て外し、OKをクリックする。なお、この際、PCを再起動するか?という確認メッセージが表示されるので、それに従い再起動を行った。(下の画面参考)
(2)PC再起動完了後、VirtualBoxでインポートを試みるが、64BitOSが認識されない。
(3)サービス(画面の表示方法はいくつかあるが「ファイル名を指定して実行」画面で services.msc 指定後、OKクリックで表示される画面)を確認したところ、Hyper-V関連のサービス(「HVホストサービス」「Hyper-Vで始まるサービス」)がいくつもあり、それらを全て無効にした。(下の画面参考。最初にサービスを確認した時点で各サービスの状態がどのようなものであったかは記録しておらず、忘れてしまったが、実行中のものについては停止後に無効にしている。)
(4)VirtualBoxでインポートを試みるが、まだ64BitOSが認識されない。
(5)PC再起動を行い、VirtualBoxでインポートを試みると、64BitOSが認識された。
以上参考までに。