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救急外来(に自身を搬送してもらった経験)から考える本番障害対応

Last updated at Posted at 2020-12-10

この記事はエイチーム引越し侍 / エイチームコネクトの社員による、Ateam Hikkoshi samurai Inc.× Ateam Connect Inc. Advent Calendar 2020 11日目の記事です。
本来は6日目の記事担当だったのですが下記事情ですっぽかしてしまったので11日目を担当させて頂きます。

背景

先日、人生で初めて救急車を呼び救急外来を経験したので、その経験と障害対応を結びつけてポストモーテム風にまとめた記事にしてみようと思い立ったのがきっかけ。

注意

むやみやたらに救急車を呼ぶのは控えましょう。以下の記事を参考に。
どんな場合に、どう呼べばいいの?もしものときの救急車の利用法
自身にそのような症状が出た際は上記を読む余裕など無いので、一度は読んでおくことをオススメします。
また、今は新型コロナウイルスの問題もあるので、余裕があればまずは保健所に電話し指示を仰ぎましょう。
保健所管轄区域案内
汎用的な相談窓口として#7119(救急相談センター)もあります。地域によっては対応してない事もありますが、こちらも活用しましょう。


  • インシデント発生日
    • 2020/12/04 未明
  • ステータス
    • 暫定対応完了
  • 公開日
    • 2020/12/11

大要

急激な体調の悪化に伴い救急車を呼び救急外来にて処置をしてもらいました。
それに伴うPCR検査の実施(陰性)についても記載しておきます。

問題の要約

問題の期間

2020/12/04 05:30 〜 2020/12/07

影響されたサービス

  • 記事投稿者本人
  • 記事投稿者家族
  • 救急外来担当看護師・医師の皆さま

検出

自身の体調の急激な変化により検知

得た教訓

障害対応目線

  • 障害対応をできない立場の場合は、なるべく詳細を説明する
    • 権限・役割の関係で本番環境を触れる人は限られる。そういった場合は、どういう条件でどうなるのか、どれだけの範囲がどうなっているのかといった情報をなるべく詳細に提供する。それが解決の糸口になる
  • 障害の影響範囲確認をまず実施すべき
    • その障害が他サービス・他データにも影響を及ぼすものなのか、それがわからないと行動を確定できない
  • 確度は低いがすぐに結果がわかる調査、確度は高いが結果がすぐにわからない調査を両方実施すべき
    • 原因を確定するには時間がかかる。が可能性の有無・可能性の選択肢を狭めるために適時調査すべき
  • 原因がわからなくても現状できる対策を実施すべき
    • 根本原因がわかってなくても対応できる事は多くある。関係各所に確認をとった上で実施できる暫定対応を実施していくべき
  • 複数の障害が同時多発で発生している場合、より重度の障害にリソースを集中すべき
    • ただし軽度の障害でも定点観測をして様子はみるべき

健康目線

  • 健康は命より大事
    • とあるエンジニアの言葉の引用です
    • 命を大事にしたいならまず心身の健康を大事にしろ、という事だと解釈してます
  • 人体には(一部冗長化されている器官はあるが)ホットスタンバイやコールドスタンバイなど無いです
  • 人体という本番環境でやらかしちゃうと本当にシャレにならないので継続的に保守・メンテしましょう
  • (個人の感想ですが)ちょっと調子が悪いな…から急激に体調が悪くなることもあります。気をつけましょう

根本原因とトリガー

医師曰く胃腸関連の可能性が高いが明確なトリガーは不明

タイムライン/復旧作業

  • [注意] 当日の朦朧とした記憶ベースなので抜けや順番の前後などあると思います
  • 主観・所感は斜体で記載
  • 発生数日前から頭痛や体のだるさ・内臓の疲弊を感じていた
  • 12/4未明 腹痛・寒さで目が覚める
  • 上記症状改善せず。発熱。37.6度程度と記憶
  • 多少の息のしづらさを感じる。熱変化なし
  • 息のしづらさが酷くなる。熱38度台まで上昇
  • 上記症状さらに悪化。このまま悪化すれば死ぬのでは?という意識。救急車を呼ぶことを決意する
    • 今まで経験したことのない「呼吸困難」が救急車を呼ぶ決め手でした
  • 119番に電話。声が上手く出ずに住所を教えるのに苦労する
  • 可能であればマスクをしてと言われマスクをして待機
  • まともに歩けない程度のだるさ
  • 救急車到着。車内ストレッチャーに仰向けになり、COVID-19対策と思われるビニールカーテン越しに問診
  • 家族の有無確認。妻に電話して病院に来てもらってと依頼される
    • 妻に電話。病院に来てもらう
  • 救急外来到着
    • 名前と当日の日付を確認される
    • 問診を多く受ける
      • COVID-19、濃厚接触者関連、COCOA使用の有無
        • 発熱あり。咳なし。喉の痛みなし。濃厚接触なし。下痢あり。COCOA使用中。などなど
        • 上記以外では最近食べたもの・行った場所など
    • レントゲンとCTを実施
    • 指に心拍計と思われるものを付けられる
    • COVID-19迅速検査。鼻の奥に綿棒のようなものを入れるやつ
    • 採血。腕と手の甲あたりで少なくとも2回
    • COVID-19検査(PCR検査用と思われる)
      • コロナのPCR検査しますね、と説明を受ける
      • さっきもやった気が…と伝えたところ「さっきのは迅速」と返答があった
    • このあたりで次の救急外来が~という会話が聴こえた記憶がある
      • 救急外来ホントに大変だ…医療関係者には敬意しか無い…と思った
    • 一通りの処理が終わり、しばらくストレッチャーの上で安静に
      • 点滴を付けられる
      • 布団と枕を持ってきてくれる(めちゃくちゃありがたかった)
      • このあたりで少し呼吸に余裕が出てきた(まだ声はうまく出せない状況)
      • 布団をかぶっても寒い状況が続く
      • いつもならお腹を冷やすとすぐお腹を下すがこのときは全く便意がなかった
      • 確認をしにくる看護師の方が腰のホルダーに手指消毒液を下げているのを観測
        • こういう対策大事だよな…と思う
    • しばらく経過した後、ストレッチャーで別室へ移動
      • このあたりから吐き気がでてくる
      • 相変わらず息苦しいため、マスクを外す(やっちゃダメ)
      • 確認に来た看護師or医師にマスク付けて下さいねーとマスクを付け直してもらう
      • 息苦しいため鼻だけ出す(鼻だけ出す人の気持ちが初めてわかった)
      • 医師と思われる人に症状・処方箋の説明を受ける
        • その際保険証を渡したのだが、手渡しではなくチャック付きポリ袋に入れてくださいと言われる
        • こういう細かい点でも感染対策するの大事だよな…と感じる
      • 12/07に再度来院して下さいと言われる
      • 当日は精算せずに帰宅してよいと言われ帰宅
  • 自宅
    • 12/04 11時頃帰宅。薬を飲み安静に
      • ゼリー・薬・ドリンクを飲んだ数時間後に嘔吐
        • 嘔吐後若干気分が楽になった気がする
    • 妻が病院食(ゼリー食品・お粥・飲料・フルーツなど)を持ってきてくれる(めちゃくちゃありがたかった)
    • 相変わらずまったく便意がなく、(腸が死にかけているのでは?)と思っていた
    • 12/05 発熱あり。 12/06 発熱なし
  • 2020/12/07 発熱外来
    • 発熱なし。症状もだいぶ回復していた
    • 妻の車で送迎。窓を若干空け、エアコン外気取り入れ設定・自身は運転席とは反対側の後部座席に座って移動
    • 外に設置されたプレハブ1人用待合室にて待機
    • 屋根付き倉庫のような場所に設置された簡易診察室?でPCR検査用の採取実施
    • 精算し帰宅。結果は夕方に電話連絡とのこと
    • 電話確認。PCR検査は陰性とのこと

アクションアイテム

  • 緊急時連絡・相談
    • #7119(救急相談センター)の電話帳登録
    • 地元の保健所の電話帳登録
  • 健康面
    • しばらくは重い食事を控える
    • 妻と定期的な運動をすることを取り決め

以上


感想

対応して下さった救急隊員、救急外来の方々、本当にありがとうございました。
病院で日々業務に従事している医療関係者のためにも、可能な限り新型コロナウイルス感染防止を心がけます。
今はまだ発展途上とは思いますが、COCOAは救急外来で確認をされる程度には活用されているようです。インストールしましょう。
本番環境の障害対応・保守・メンテも大事ですが、自分の体という本番環境の保守・メンテもちゃんとやりましょう!

引用

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