きっかけ
Zoomのアプデが来ていたのでリリースノートを眺めていたら、待望のブレイクアウトルームのアプデが来ていて一人興奮していた。
便利だと思うので啓蒙活動として記事を書こうと思ったのがきっかけ。
リリースノート
以下抜粋
- Self-select Breakout Room
The host can now create breakout rooms with the option for participants to self-select which breakout room they would like to join. If enabled, participants can move freely between breakout rooms, without needing the host’s help. Both the meeting host and participants need to be on Client 5.3.0 or later to self-select Breakout Rooms.
以下Google翻訳+自身の解釈した文章に微修正
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自分で選択できるブレイクアウトルーム
ホストは、参加者がどのブレイクアウトルームに参加したいかを自分で選択できるように、ブレイクアウトルームを作成することができるようになりました。これを有効にすると、参加者はホストの助けを借りずに自由にブレイクアウトルーム間を移動することができます。ブレイクアウトルームを自分で選択するには、ホストと参加者の両方が5.3.0 以降を使用している必要があります。
今までとの比較
いままで
- ホスト以外はブレイクアウトルーム間の移動ができない
- 参加者はブレイクアウトルームの選択ができない
- ブレイクアウトルームに割り当てられていない参加者(途中参加など)はどのブレイクアウトルームにも入れない
- 上記を参加者ができるようにするにはホストが参加者に共同ホスト権限を付与する必要がある
- 一度退出し再入室した場合は途中参加と同じくどのブレイクアウトルームにも入れない
これから(5.3.0~でホストが参加者のルーム選択機能を有効にした場合)
- 参加者がブレイクアウトルームを選択できる
- 参加者がブレイクアウトルーム間を移動できる
- 途中参加者もブレイクアウトルームを選択できる
- ホストが必要な作業はブレイクアウトルーム作成時に設定を有効にするだけ
何ができるようになるのか
用途別やチーム・グループでブレイクアウトルームを使う
チームやグループという比較的少人数の集まりでブレイクアウトルームを1つのZoom部屋のように使うことで、1ホストのZoom部屋を複数のチーム・グループが同時に利用することができる。1
やろうと思えば最大で100人以上(契約プランによる)で1つのZoomでブレイクアウトルームを活用できる。
仮想会議室として使用
ブレイクアウトルームの名称を「会議室A」「1on1用C」などとつけて会議室として使うことができる。
もし1つのZoomを1部屋として使っている場合はブレイクアウトルームを活用することでそれを(最大で)50部屋として活用することができる。
設定手順
事前設定
クライアント側ではなくWebでの設定のミーティングにて(詳細)
セクションでブレイクアウトルームを有効にしておく
ブレイクアウトルーム作成
ちなみにブレイクアウトルームに入るには右端の入室している人数部分にカーソルを合わせると出てくる参加をクリックする(ここ分かりにくいポイント)
すでにブレイクアウトルームが存在している場合
ブレイクアウトルームを押下した際にでてくる設定画面左下の歯車をクリックして出てくる参加者によるルーム選択を許可にチェックをする
トラブルシューティング
特定の参加者がブレイクアウトルームへ移動できない
他の参加者が自由に移動できて、特定の参加者だけが移動できない場合は、その参加者のZoomのバージョンが古い可能性が高い。
Zoom(5.3.0未満)だと移動ができないので、最新のバージョンにアップデートしてもらうとブレイクアウトルームを自身で選択できるようになる。
なぜこの機能が追加されたのか
教育の現場で求められていたため。らしい。
数ヶ月前にどこかでその記事を見た記憶があるのだが見つけられなかった。
見つけたらここに貼る。
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今までも一応できるにはできたが必ずホストの操作が必要だった。それが参加者で完結できる様になった。 ↩