先日リリースされたFirefox 106では特にプライベートブラウジング周りに複数の変更が加えられており、便利な面もあるでしょうが今まで通り使おうとすると厄介に感じてしまう(慣れる必要がある)点も存在するように思います
これらは現状設定画面などからの変更もできず、about:configからの設定しかできないようなのでその項目を列挙しておきます(日付を見るに今更感はありますが...)
プライベートウィンドウが分離される
これは正直人によって好みが分かれそう、今まで通りに使おうとするならば以下の項目を設定する
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browser.privateWindowSeparation.enabled
をfalseに
右上にプライベートブラウジングのロゴに加え「プライベートブラウジング」という文字まで表示される
特に意味もなくタブ領域を狭めるだけな気がするので、以下の設定を適用することを推奨
インジケーターというのは恐らく右上のプライベートブラウジングの表示を指しているものと思われる(それ以外にもあるかもしれない)
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browser.privatebrowsing.enable-new-indicator
をfalseに
about:privatebrowsingのロゴを元に戻す
これはお好みでいいと思う
以前は通常のFirefoxのロゴが表示されていたところが新しいロゴに切り替わっている
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browser.privatebrowsing.enable-new-logo
をfalseに
まとめてみる
まとめるとこんな感じ
about:configの検索欄にbrowser.private
と入力すると全部でてくる
// プライベートウィンドウを分離するかどうか
browser.privateWindowSeparation.enabled
// 新しいインジケーターを使用するかどうか
browser.privatebrowsing.enable-new-indicator
// 新しいプライベートブラウジングのロゴを適用するかどうか
browser.privatebrowsing.enable-new-logo
user.js風にやるならこんな感じかな?(自信がない)
// プライベートウィンドウを分離するかどうか
user_pref("browser.privateWindowSeparation.enabled", false);
// 新しいインジケーターを使用するかどうか
user_pref("browser.privatebrowsing.enable-new-indicator", false);
// 新しいプライベートブラウジングのロゴを適用するかどうか
user_pref("browser.privatebrowsing.enable-new-logo", false);
おまけ
設定画面にこそ項目はないものの、about:config上の項目は見つけやすかったので予想ほど手間取らなくて助かった
ちなみにですが、規定で左上(ピン留めタブの左)に配置されているFirefox Viewは「ツールバーをカスタマイズ」から位置や有無を変更できます
同期機能が主なようですが、それを抜きにして見ると今までCtrl-Shift-T
とかタブの右クリック→閉じたタブを開きなおすなんかで地道にやってたりしたものが、アドオンなどなくとも規定で今までで閉じたタブの中から開きなおせるようになったもののようです(各タブの現在のセッション内か何かでの機能なので、私のように履歴無効でも使えます)
便利そう(ただしプライベートウィンドウでは使用できず、私は普段そちらを常用しているのであまり関係ないか...)