AWSクラウドプラクティショナー資格取得に向けた学習記録、第6弾です!
今回は、これまで学んだ知識を試すために挑戦した模擬試験の結果から、間違えてしまった問題を徹底的に復習していきます。
自分の理解が曖昧な部分を特定し、知識を確実なものにすることが目的です。
それでは、1問ずつ丁寧に見ていきましょう!
EC2購入オプションの選択
▼ 復習ポイント
短期的なウェブサイト用に一週間だけサーバーを利用する場合、どのEC2購入オプションを選択すべきか。
- 正解:オンデマンドインスタンス
- 自分の回答:スケジュールドリザーブドインスタンス
【解説】
EC2の購入オプションは、コスト最適化の観点から非常に重要です。
- オンデマンドインスタンス: 短期的な利用や、いつ中断しても良いワークロードに最適です。使った分だけ秒単位で課金され、初期費用はかかりません。今回の「1週間だけ」というシナリオに最も適しています。
- リザーブドインスタンス: 1年または3年の長期契約で大幅な割引が受けられます。常に稼働させておく必要がある、安定したワークロード向けです。
- スポットインスタンス: AWSの余剰キャパシティを格安で利用できますが、AWS側の都合でいつでも中断される可能性があります。中断されても問題ない処理に向いています。
- スケジュールドリザーブドインスタンス: 毎日、毎週、毎月など、決まった日時に繰り返し実行するバッチ処理などに使われます。
「短期的」というキーワードから、柔軟性の高いオンデマンドインスタンスを選ぶのが正解でした。
高速処理向けデータベースの選択
▼ 復習ポイント
ミリ秒単位のリアルタイムな高速処理に利用可能なデータベースは何か。
- 正解:Amazon ElastiCache
- 自分の回答:Amazon EBS
【解説】
「ミリ秒単位のリアルタイムな高速処理」という要件がポイントです。
- Amazon ElastiCache: インメモリのキャッシュサービスです。データをメモリ上に保持するため、ディスクベースのデータベースよりも遥かに高速な読み書きが可能です。リアルタイム分析やゲームのランキング、セッションストアなど、低レイテンシが求められる用途で活躍します。
- Amazon RDS: 一般的なリレーショナルデータベースサービスです。十分高速ですが、ミリ秒単位のレイテンシを常に保証するものではありません。
- Amazon EBS: EC2インスタンスにアタッチするブロックストレージであり、データベースそのものではありません。
高速なキャッシュでデータベースの応答性を向上させる、という文脈でElastiCacheが最適解となります。
リージョンに直接設置されるサービス
▼ 復習ポイント
Availability Zoneを指定せず、直接リージョンを指定して設置されるサービスは何か。
- 正解:Amazon S3
- 自分の回答:Amazon RDS
【解説】
AWSのサービスには、AZ内に構築するものと、リージョン全体で提供されるもの(リージョナルサービス)があります。
- Amazon S3: リージョン内の複数のAZに自動的にデータを複製してくれる、非常に耐久性の高いオブジェクトストレージです。ユーザーはAZを意識することなく、リージョン単位で利用します。
- Amazon EC2, Amazon RDS, ELB: これらは特定のVPCとサブネット(=AZ)内にリソースを作成します。冗長性を高めるために、マルチAZ構成を組むことが推奨されます。
S3はデフォルトで高い可用性を持つよう設計された、代表的なリージョナルサービスです。
複数EC2からアクセス可能な共有ストレージ
▼ 復習ポイント
インターネットから直接アクセスできず、かつ複数のEC2インスタンスから共有アクセスできるストレージは何か。
- 正解:Amazon EFS
- 自分の回答:Amazon EBS(汎用ボリューム)
【解説】
EC2で利用できるストレージの違い、特に共有アクセスに関する理解が重要です。
- Amazon EFS (Elastic File System): NFSプロトコルを利用したファイルストレージです。複数のEC2インスタンスから同時にマウントして、ファイルを共有することができます。
- Amazon EBS (Elastic Block Store): ブロックストレージで、基本的に1つのEC2インスタンスにのみアタッチできます(一部マルチアタッチ可能なボリュームタイプもありますが、一般的ではありません)。
- Amazon S3: オブジェクトストレージで、インターネット経由での直接アクセスが可能です。
「複数のEC2インスタンスからアクセスできる共有ファイルシステム」という要件に合致するのはEFSです。
まとめ
今回の復習を通して、特にEC2の購入オプションや各種ストレージサービス(EBS, EFS, S3)の特性、そしてElastiCacheのような特定用途のサービスについての理解が浅いことが分かりました。
言葉は知っていても、具体的なシナリオで「どれが最適か」を判断する力がまだ足りていないようです。
一つ一つのサービスの特徴とユースケースを、もう一度しっかりと関連付けて覚えていく必要がありそうです。
弱点が見えたことは大きな収穫です!
次回はこの反省を活かして、さらに学習を進めていきます。🚀