感想
- 動作は気持ちいい
- まだGo開発で使うのは早いかも
- 自動補完欲しい
- 定義ジャンプ欲しい
- プラグイン書かせて欲しい
- SublimeTextからの移行だと、タブ無しUIに慣れる必要あり
Visual Studio Code
Visual Studio Codeはマルチプラットフォームで動作する無料のIDEです。
まだプレビューリリースされたばかりなので、機能的に不十分な部分もありますが、
UIはAtom風で、gulpタスクと連携できたりと機能が豊富なIDEです。
Go言語は、シンタックスハイライトと対応するブラケットの表示のみサポートしているようです。
https://code.visualstudio.com/Docs/languages
今のところはユーザーによる言語設定の拡張に対応していないようですが、考えてはいるらしいです。
近い内に対応され、Go関連の機能が満載になることを祈りながら使いましょう。
(私はSublimeText3の動作が重くなってきたので、こちらに切り替えようと思ってます)
ダウンロード
下記URLからダウンロードしてください
OSXでのインストール
解凍してでてきた Visual Studio Code.app
を アプリケーション
に入れればOKです。
下記の関数を .bashrc に追加しておけば、
code
コマンドで ファイルやディレクトリをVSCodeで開くことが出来ます。
(でも既に違うワークスペース開いてる場合は開かない...?)
code () {
if [[ $# = 0 ]]
then
open -a "Visual Studio Code"
else
[[ $1 = /* ]] && F="$1" || F="$PWD/${1#./}"
open -a "Visual Studio Code" --args "$F"
fi
}
Linuxでのインストール
適当なディレクトリに配置して解凍してください。
そしてCode
という実行ファイルにPATHを通すため、シンボリックリンクを張ってください
$ sudo chmod +x /path/to/VSCode/Code
$ sudo ln -s /path/to/VSCode/Code /usr/local/bin/code
Windowsでのインストール
ダウンロードした、 VSCodeSetup.exe
を実行するとインストールが自動で始まり、完了するとVSCodeが起動します。
インストール先は下記になるようです
C:\Users\<username>\AppData\Local\Code
設定
VSCodeでは設定をJSONファイルで行います。(SublimeTextやAtomと同じですね)
OSXでは画面左上の「Code -> Preference」
から、Windowsでは「File -> Preference」
から設定可能です。
基本設定
共通の設定は、
OSXでは cmd+,
、 Windowsでは「File -> Preference -> User Setting」
から設定可能です。
左側ペインがデフォルトの設定、右側がユーザーの個別設定を記述する部分となります。
ここでは一例として、フォント、ホワイトスペースの表示、MarkdownプレビューのCSS設定を行っています。
コメントはつけられるようですが、JSONなので末尾のカンマの有無に気をつけてください。
// Place your settings in this file to overwrite the default settings
{
// 使用フォントの指定
// "editor.fontFamily": "Ricty", // ←Rictyフォントが入ってる場合
// フォントサイズ
"editor.fontSize": 17,
// ホワイトスペースの表示
"editor.renderWhitespace": true,
// Markdownプレビュー時のスタイル設定
"markdown.styles": ["http://thomasf.github.io/solarized-css/solarized-dark.css"]
}
プロジェクト固有の設定
現在開いているディレクトリ(ワークスペース)以下でのみ有効な設定は、
OSXでは「Code -> Preference -> Workspace Setting」、
Windowsでは「File -> Preference -> Workspace Setting」から設定可能です。
設定できる内容は、↑の基本設定と同様です。
設定した内容は、 <ワークスペース>/.setting/setting.json
に保存されます
ホットキー設定
キーボードショートカットの設定は、
OSXでは「Code -> Preference -> Keyboard Shortcuts」、
Windowsでは「File -> Preference -> Keyboard Shortcuts」から設定可能です。
ここでは一例として、タスク一覧のショートカットを追加しています。
// Place your key bindings in this file to overwrite the defaults
[
// タスク一覧のショートカット
{ "key": "alt+cmd+t", "command": "workbench.action.tasks.runTask" }
]
下記にデフォルトのキー設定が記述されています。
便利な機能が記述されているので、英語ですが一度目を通しておくことをおすすめします。
タスク設定
ワークスペース内で有効なタスクの設定が可能です。
cmd+shift+P
を押し、表示されたフォームに tasks
と入力すると、
タスク関連で実行可能なコマンドが表示されます。
ここで Run Task
を選択すると、実行可能なタスク一覧が表示されます
(先ほどのホットキー設定を行っていれば、cmd+opt+T
で直接タスク一覧を表示することが可能です)
デフォルトでは、tsc
(TypeScriptのコンパイル実行)のみ表示されます。
(ワークスペース内でgulpが設定されていれば自動でgulpのタスクが認識されると思います)
タスクの登録は、
cmd+shift+P
を押し、表示されたフォームに tasks
と入力し、
Configure Task Runner
を選択すると設定ファイルを編集することが可能です
下記では一例としてgoimportsを実行するタスクを追加しています。
{
"version": "0.1.0",
"command": "goimports",
// ↓ビルドコマンドとして登録する
"isBuildCommand": true,
// always=必ず表示 silent=エラー時のみ表示?(goimportsでは必ず表示される) never=表示しない
"showOutput": "silent",
"windows": {
"command": "goimports"
},
// 上書きオプションと編集中のファイルを引数に渡す
"args": ["-w", "${file}"]
}
↑では"isBuildCommand": true
にしているため、ビルドを実行すると、goimports
が実行されます。
cmd+shift+B
を押すビルドが実行されます。Outputペインが表示され、現在表示中のファイルの自動整形が行われるはずです。
(シンタックスエラーがある場合は、Output内に表示され、goimportsの実行に失敗します)
また、タスクのcommandの複数登録はまだできないようです。
サブタスクの登録は引数を変えることが出来るだけなので、
go test
と go lint
は同時に登録できますが、
go test
とgoimports
のように、コマンド自体が変わる場合は、
gulp
のような外部のタスクランナーを使わないとあかんです。