さぁ、学習しましょ、そうしましょ
勉強は時に辛く、あまり楽しいものではありません。しかし、学習法を体得することで楽しく知識を身につけることを覚えれば、スキルアップにもつながるので、実践していきましょう!!
なぜ、Udemy講師を始めたか
タイトルにもある通り、私はUdemyの講師を2022年8月半ばから始めました。そうしたらなんと、4ヶ月で9ドルも頂けました。これはアレゲな人たちが集うアレゲなお店のたん清約1/7~1/10回分のお値段に相当します。なんでこんなに稼ぎが悪いのに講師を続けるかというと「教えるプロセスで重要な気づきが得られる」からです。
先生は優しく・正直であれ
教えるプロセスでの気づきとは何か、それは「平易に説明できる」ことと「間違ったことを言わない」と言うことを意識するようになるとわかります。相手に伝えるためにはどうしたらよいか、徹底的に考えると頭の中では教えるために整理され、きちんと順序立てて話ができるようになります。この時点でおそらく自ら学習したことが定着し始めると思います。また、教えている相手にウソを言っていないかと言うことに気をつけることによって、学習内容のチェックが改めてできるわけです。そしてなにより、本を読む習慣が付きます。これは本当にあっているのだろうかという不安感にかられて、資料を読むようになります。その時は書籍が一番頼りになる、と私は思っています(よほど先進的でない限りは)。
教えることが苦手ならば、まずは自分が何者か、それを言えるようにしよう
学習するのになんで教えなきゃいけないんだ、と思うかたもいるでしょう。じゃぁ教えることはこっちに置いておいて、まずは「自分の仕事などを説明する」力を養ってみましょう。そうすることで「頭の中を整理する」ことができるようになると思います。
一応私は研究者の端くれです。国費で出張に行ったこともあります。国のお金と言うことは税金です。税金と言うことは納税者がいてその納税者というのは国民となります。ですから研究者というのは納税者、つまり一般の人に「自分の研究内容」をいかにしてわかってもらえるかと言うことを常に頭の中で整理しておく必要があり、「あなたは何者ですか?あなたの研究はどんなものですか?」と言われたときにはきちんと説明できるようにしておかなければならないと思っています。と言うように自分のやっていることを他の人に、特に何もわかっていない人に説明する力を養っておくと先に述べた「教えることで学習が定着する理論」の真意がわかって頂けるようになると思います。
プログラムは、習うより慣れろだが、基礎は誰かに教えてもらうべきだと思う
さて、このアドベントカレンダーはUdemyさんと新人プログラマさんをタグに持つので、まずは私の経験からプログラミングに必要な学習方法について持論を述べます。これは、私の考えですので、正しいとかどうかは皆さんのご判断でお願いします。
私は、プログラミングテクニックは自分で編み出すことが重要であると思いますがその基礎になっている以下のこと
- 変数代入
- 制御構文
- if文
- for文
- while文
- 関数の作り方と呼び出し方
等については師匠(今風に言うとメンターかな?)について学ぶことが重要だと思います。基本構造さえ抑えればプログラム言語が変わっても多少の学習でその変わった言語でも対応ができると思います。
ちなみに私が学んだプログラミングテクニック習得法
実はそんなものは私にはありません。自分で考え行動し身につけたものばかりです。プログラミングにはじめにであったのは幼少期の頃で、ファミコンを買ってもらえずMSXを買い与えられた私は、読んでもわからないリファレンスマニュアルと格闘し、自力で覚えたものばかりです。だから簡単に言えば「環境がそうしてくれた」がプログラミング習得法に関する私の回答です。そんな「環境がそうさせる」ことに時間がかかり、そんな暇が無い人はやはり良い師匠を見つけてプログラミングのいろはだけでも盗んでしまうのが良いかと思います。
そんな私が学習したUdemyの教材
そんな私がUdemyで学習したのは次の通りです。
これは、私の専門分野である並列処理やHPCと呼ばれている高性能計算の為のレクチャーが詰まっているものです。ただし、英語が超苦手なので学習効果はあまり上がらず、だから私が日本語でHPCの学習教材を作成しようと誓うきっかけになったコースです。
次はこれです。
絵心が全くないので学習した教材です。コロナ禍で在宅勤務を始めた頃に通勤時間分をこれに費やしました。
なんだ、プログラミングに関することが書かれていないじゃん!!とお思いでしょうが、私一個人の意見として、やはりよっぽど時間が余っている場合を除き、プログラムは習うより慣れろだと思っています。
本との出会いを大切にしよう
良い師匠に恵まれ、プログラムの基本構造を覚えた後は、自分で実践するのみです。その時に頼りになるのはやはり書籍になります。
このとき、以外とジャケ買いが有効なときがあり、買って読んだ本が後々ベストセラーになるなんてこともざらにあります。ですのでリアル書店に行き、手に取って「これだ」と思ったものを買ってみるのも良いかと思います。
番外編:並列処理屋さんらしい学習方法
私は計算機科学者、特に並列処理関係の科学者の端くれなのですが、その私が実践している方法は秘技!!並列リーディングです。どういうことかというと、私は本を読んでも集中力が続きません。大体一回に一冊で読むことができるのは2~3ページが限界なので、それを有効活用して、数冊以上の本を用意して、同時並行的に読んで飽きたら次の本に切り替えて読んでみると言うのを実践しました。学習効果が高いかどうかは別の話として、こうすることで、1回に読める一冊あたりのページ数は変わらないものの、それを連続しておこなうことで一回に読める総ページ数は多くなりました。
おしまいに
私が心がけている学習法を少しご覧に入れることができたかと思います。教える相手がいないならば私のようにUdemyで講師をしてみるのも良いかと思います。そうすることで学習内容が身につき、頭の中がスッキリする事でしょう。
是非お試しあれ。