はじめに
エンジニア就活では、『事前準備が成功の9割の要因を占める』と言っても過言ではありません。
「年収のいい企業はどこか?」「行きたい企業の選考対策は何をやるべき?」などは事前にどれだけ情報を調べられているかで大きく差がつきます。
一方で、これらの情報を1人で1から探すのは骨が折れます。
『もっと早く知っておけばよかった...』
そんな思いをしないために、年間100名以上のエンジニア就活相談に乗っている私がまとめました。
知っておくだけですぐに役立つTips的な情報や、外資・国内・海外就活情報、エンジニア就活の心得的な話など、多岐にわたるテーマを整理しています。
各記事の紹介文も記載しているので、自身の状況や興味に合わせて読んでみてください!
有益記事は随時追加していきます。
本記事の構成
- 体験記系
- 新卒体験記
- 転職体験記
- 選考対策系
- おまけ
対象読者
- エンジニア就活中の方
- 来年以降エンジニア就活を控えている学生
- エンジニアポジションに興味のある全ての方
それでは順番に紹介していきます!
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記事紹介
体験記系
新卒体験記
エンジニア新卒就職の体験記のうち、特に有益だと感じたものを紹介します。
アマゾンなどの外資系や国内企業の体験談・対策したことなどが纏まっている記事を多くまとめており、事前に知っておくと得をする情報が満載です。
CS大学生のアメリカ就活失敗体験記
アメリカでの就活に挑戦したCS専攻の大学生の失敗体験記です。
失敗体験をまとめた記事は中々なく、失敗の中から得られる学びは国内/海外の就活に関係なく役立つ内容になっています。
【21新卒SWE】 私はこうしてGoogleに落ちた ~Googleに挑んだ120日~
新卒でGoogleエンジニアポジションを受けた方の体験記。選考の過程や対策に使った教材についてまとまっており、コーディング試験や面接対策で何をすればいいか困ったら見てみるといいでしょう。
【22新卒エンジニア】私はこうしてAmazon SDEに落ちた
新卒でAmazonを受けた方の体験記。上記のGoogle体験記と同様に、外資ITの就活イメージを持ちたい方は併せて見てみると良いです。
【22新卒エンジニア】Indeedから内定をもらうまで【新卒1000万】
Indeed Japanの新卒エンジニアとして内定を獲得した体験記です。2024年現在、Indeed新卒採用ポジションは空いてないようですが、具体の選考プロセスや対策過程などは日系外資に関係なく役立つと思うのでおすすめ。
ちなみにIndeedはGoogleなどと並んで国内トップクラスの年収帯です(当時は新卒で1,000万超えだった)
Amazon | フルスタックエンジニア(新卒) | 1050万円
新卒でAmazonのフルスタックエンジニアとして入社した方の体験記です。
面接のステップや対策、オファー額の詳細が具体的に記載されており、特に外資系企業を目指す方にとって非常に参考になります。
InterviewCatは全文読むのは有料ですが、黒塗りされている部分だけでも参考となる情報があるので他のインタビュー記事も併せて読んでみるといいでしょう。
新卒で AWS に入るという選択肢 - Part 1.
新卒でAWSに入社した著者の体験記です。AWSに入社した理由や新卒研修の内容が詳細に記載されており、AWSの新卒採用に興味がある方にとって非常に参考になります。
数学科ポスドクがスタートアップ企業へ就職してみた
純粋数学のポスドクからプライバシーテックの企業にエンジニアとして就職した方の記事。
アカデミアの厳しさや不安から就職の道も考え、実際に就職活動に取り組む中で「数学以外の世界でも別に生きていけそう」という感覚をもち、不安が大きく解消されたとのこと。
高度な専門知識を活かした職を見つけるまでの過程を知ることができる。
【新卒エンジニア就活】専門学校生がメガベンチャーの内定をもらった話
専門学生がメガベンチャーの内定を獲得するまでの体験記です。
プログラミングを学び始めてから内定を得るまでの具体的なステップや、役立ったサービスについてまとめられています。
外資というよりは国内企業対策向け。
海外Algo Trading就活
海外企業の就職に関するテーマではあるが、対策の方法は日本の企業を受ける時にも応用できるので掲載。
海外就職事情を知る意味でもお勧め。
ここまで情報量詰まって解像度高くまとめられている記事はあまりない割に知名度が低い気がします。一読しましょう。
転職体験記
転職体験記をまとめました。一見新卒就活と関係ないようにも思うかもしれませんが、新卒でも転職でも問われる力の共通点は多いです。
むしろ転職の方が情報が溜まっている傾向があるので参考にしない手はありません。
下記にそれぞれ紹介していきます!
Google社へ入社した人の記事のまとめを作ってみた。
Google社へ入社した人々の体験談をまとめた記事です。中途採用や新卒採用、データアナリストや営業職など、さまざまな職種の入社経緯が紹介されています。Googleへの転職や就職を目指す方にとって非常に参考になる内容です。
【転職エントリ】Googleに入社します
医師からソフトウェアエンジニアに転職し、Googleに入社した体験記です。外資ITを目指す方の中では結構有名な記事な気がします。
転職活動の詳細や面接対策、勉強方法が具体的に記載されています。
転職に限らず新卒就活でも応用できる部分が多いので読んで損がない記事です。
30代IT未経験から半年でGAFAMの内定をもらった話
30代でIT未経験からGAFAMの内定を獲得した体験記です。
特に、LinkedInの活用方法はエンジニア就活で意外と認知されていないと思うのでぜひこの際に取り入れてほしいです。
LINEヤフーを退職します
LINEヤフーを退職するに至った経緯や理由を詳細に記した退職エントリ。
大企業での経験や転職活動のプロセスが具体的に述べられていて、同様の境遇にある方にとって非常に参考になる内容。
メガベンチャーでの働き方のイメージを膨らませたい方にもおすすめ。
文系未経験からエンジニアになって3年が経ったので振り返りと今後の展望を語る
文系出身で未経験からエンジニアになった著者が、これまでの経験について詳細にまとめている記事。
エンジニアとしての成長過程や、フリーランスとしての活動、副業の経験まで時系列でまとまっています。
様々な働き方の解像度を上げたいときに読んでみるといいかもしれないです。
選考対策系
ここでは就活対策に使える記事をまとめています。就活全体に共通して大事な点、それぞれの選考内容で整理しているので、特に気になるところから目を通すと良いです。
概観
人生のチュートリアルを終わらせるたった一つの冴えたやり方
タイトルは仰々しいですが、ソフトウェアエンジニアとして働くことに関心がある方にとって「持つべき心構え」「外資系企業の選考情報」「対策方法」など幅広く記載されています。
一般的な”公理”のようなものから就活テクニックのようなものまでまとまっています。
ちなみに「ソフトウェアエンジニアリング協会」という団体の運営の方(元Googler)がまとめた資料です。
周囲のGoogleに内定したエンジニア学生も熟読していました。
2023に給料を上げたいソフトウェアエンジニアの勉強方法
年収1000万以上を目指すソフトウェアエンジニア向けの勉強方法を紹介した記事です。
「転職を考えている方」がメインですが、やはりやり方は新卒就活でも通ずるところが多いので押さえましょう。
2023年でなくても全然使える対策知識が詰まっています。
GoogleJapanにビジネス職として新卒入社、本社でソフトウェアエンジニアになるまで
文系学部から独学でGoogle(アメリカ本社)のソフトウェアエンジニアになった方の実体験記事。
エンジニアになるまでの経緯が赤裸々に書かれているので就活生は一読して欲しいです。
GAFAの面接術ーその1
GAFAの面接術について、外資系企業の採用基準や面接の特徴を詳しく解説した記事です。
ジョブ型採用の重要性や、日系企業との違いについても触れられており、Googleに限らず外資ITを考えるなら参考になります。
GAFAの面接術ーその2:学歴は重要なのか?
『GAFAの面接において、大学名はほとんど重視されない』という内容の記事です。
学歴は学位の方が重要であり、大学名や高校名は採用基準に含まれないことが説明されています。
GAFAの面接術ーその3:こんな質問はされない
GAFAの面接でよくある誤解を解消する記事です。フェルミ推定やクイズ、心理テストのような質問はされない理由が具体的に説明されています。
GAFAの面接対策をする上で、無駄な準備を避けるために一読をおすすめします。
コーディングテスト/面接に耐えうる対策を着実に積むのが良いです。
GAFAの面接術ーその4:GAFAの面接で聞かれる事
GAFAの面接で実際にどのような質問がされるのかを詳しく解説した記事です。
Google、Amazon、Metaの具体的な質問例や、それぞれの企業が面接で重視するポイントが紹介されています。
GAFAの面接術ーその5:どんな準備をすれば良いか?
GAFAの面接に向けた具体的な準備方法を解説した記事です。
現職での成果をSTARメソッドで整理することの重要性や、危険な会社を見極めるポイントについても触れられています。
特にSTARメソッドで練習しておくと自然と話し方が整理されるので知らない人は押さえておきたいです。
【メガベンチャー無双】2024年の新卒エンジニア就活ロードマップ
メガベンチャーに新卒でエンジニアとして入るための具体的なロードマップを解説した記事です。
実務経験の重要性や、大学1年生からの具体的なステップが詳細に記載されています。メガベンチャーを目指す学生にとって非常に有益な情報が満載です。
書類・レジュメ
Google Recruiters Say Using the X-Y-Z Formula on Your Resume Will Improve Your Odds of Getting Hired at Google
Googleが公式に公開しているレジュメの作成方法。レジュメは外資系や一部のメガベンチャーでは当たり前に提出を求められるが、その他企業でも用意しておくのがオススメ。ここまで準備をやり込んでくる人は少ないので、やるだけで差がつくポイントです。
ここの準備を頑張ると、自然と面接対策にもなるので一石二鳥です。
コーディングテスト
Technical Interview handbook
コーディング試験に関する対策問題集。
テーマごとに例題と解説がされている。日本語で同レベルの内容を無料でまとめているサイトはほとんどないので、この記事を使って全体観を掴むのはオススメ。
leetcode時代のコーディング面接対策
コーディング試験の目的、採用側の意図、対策方法などがまとめられている虎の巻的な記事。
面接(技術面接・行動面接)
10 Behavioral questions
エンジニア就活で頻出の「行動面接」に関する例題と回答例をまとめたサイト。
日系就活では「Behavioral Interview:行動面接」という括りで出題されることは稀だが、面接の一部分で「人間性や行動特性」に関する質問をするので対策しておくことは非常に重要。
ちなみに、ゴールドマン・サックスなどの外銀テクノロジー職は最終面接などで「Behavioral Interview」というテーマで30分間行動特性を問う質問のみを行う面接が出たりします。
Technical Interviewに関する対策も同様に必須。
Amazon Behavioral Interview Questions (+ answers, method)
AmazonのBehavioral Interviewに関する記事です。Amazonの行動面接は問われているポイントが比較的はっきりしているので、対策の効果が出やすいです。
ブラウザにWebページが表示されるまでの流れ
超お勧めです。
ブラウザにURLを入力してからWebページが表示されるまでの詳細なプロセスを解説した記事。
URLのパースから始まり、DNSの解決、HTTPリクエストの送信、HTMLのレンダリングまで、各ステップが丁寧に説明されています。
面接では様々なトピックから就活生がどんな領域に強みがあるのか?という良さを引き出したいと思っています。
技術面接でそのまま出題されてもおかしくないないようです。
※ 暗記するのではなく、仕組みを知っておくこと自体に力点を置きたいです。
Webページがブラウザに表示されるまでに何が起こるのか?
ブラウザにURLを入力してからWebページが表示されるまでの詳細なプロセスを解説した記事。
URLのパースから始まり、DNSの解決、HTTPリクエストの送信、HTMLのレンダリングまで、各ステップが丁寧に説明されています。
上記記事よりもサクッとまとめられているのでライトに入りたい方はこちらもお勧め。
system-design-primer(GitHubリポジトリ)
最近では新卒でもシステムデザイン設計系の面接が出る話を聞きます。
システムデザイン系に特化した対策をする必要はないですが、どんなものか知っておくのは重要です。
記事ではないですが、参考になるリポジトリなので紹介しました。
おまけ
今回の枠組みには収まらないが、読んでいると役に立つと思う記事をおまけとして紹介します。
AI-UXとAX(AI Transformation)というLayerXの挑戦
LayerXというAIスタートアップのCEO福島良典氏が、AI-UXとAX(AI Transformation)について語る記事です。
AIが普及している現在、どのような変化が起きるのかを俯瞰してみることで、自分はどんなキャリアを考えるべきか?という視点で問いを立てることができます。
がっつり対策記事ではないですが、お勧めです。
読者の行動データを用いたnote記事レコメンドをリファクタリングした話
noteのMLチームが読者の行動データを用いた記事レコメンド機能をリファクタリングした事例です。
リファクタリング前後のAWSアーキテクチャの違いや、改善点について詳細に解説されています。特に、イベントドリブンなアーキテクチャへの移行や、失敗を想定した設計が参考になります。
こちらもがっつり対策というよりは、エンジニアとして働いたらどういう業務に関わるのか?という理解をするために役立ちます。
おわりに
本記事では、エンジニア就活を行う前に知っておきたかった情報が載った記事をまとめました。
エンジニアの新卒就活で問われる力は、転職時に問われる力と重複する部分が多いです。
そのため、"新卒"以外の情報もあえて整理しました。
また、今回は日本語の記事紹介が中心でしたが、エンジニア就職に関する情報は英語圏の方がリッチなのでそちらの情報も探してみることを強くお勧めします。
要望があれば、英語の就活情報もまとめていきます。
▼ 下記の記事も参考にしてみてください:
GEEK OFFERではTwitterでエンジニア学生の役に立つ情報をお届けしているのでぜひチェックしてみてください!
※ 記事の中で誤表記や掲載をやめてほしいリンクがある、こんなコンテンツも紹介してほしいなどのご要望があればご連絡ください。