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真空管アンプキットを、作ってみる 事前準備編

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こんにちは。

まあ最近、家で腐ってるので。
なんかこう、音にでも手を出してみようかと。
というわけで、真空管アンプ環境でも、構築してみることにしました。

方針と選定

まあざっくり定番の真空管には、以下があります

名前 偉さ 特徴
300B 偉い 繊細でステキ
KT88 太い イギリス出身、ずんぐりむっくり
EL34 バランス タマゴ的な優等生

まあぶっちゃけ、300Bをマトモに運用するには、どうみても20万以上飛びそうなので、今回はKT88を狙っていこうかと思います。

EL34は父親が使ってて、物心ついた時から浴びてるのでまあ、今更感ですし。
 *LUXKITのA3500ね。

アンプの選定

まあ、以下の選択肢があります。

  • ハイエンドなオーソライズされた超素敵アンプ
  • Amazonとかに売ってる、中華のアンプ
  • 自作系

ハイエンドをポンポン買えるお金も無いし、いろんな意味で長く楽しみたいし、かといってアンプ初心者だし、ここはまあ、「吊るしの自作系」に手を出そうかと。

吊るし自作系でも、まあ大まかに

  • 基板使わず電子部品の足を使って配線する系
  • 基板使う系

があります。
実はこのへん、歴史的経緯もあって。
真空管製品の歴史は、感光材料使う「基板」の歴史よりも古いので、基板を使わないやり口が残ってたりするのですが。
まあオイラはあんまそのへん拘ってないので、基板使う系を選択。

んでまあ、やれ駆動方式だの、高調波対策だの色々でお値段乱高下するので、まあバランスとって、エレキットの「TU-8200R」が良さげ。

Image1.png

まあ、キットもまあ複数あって。

サンバレーさんの「最初からKT88がついている」版か。
Image16.png

アムトランスさんの「最初から選定パーツがついている」版か。
Image14.png

で軽く悩んだ結果、サンバレー版、キミに決めた!。

無事に着弾!。
Dsc_0086.jpg

Dsc_0088.jpg

プリアンプは、Airplayを多用しているので、YAMAHAのWXC-50にしました。
Dsc_0087.jpg

パーツ選定

まあそのまま組んでもいいんですけれども。
どーせなら、「パーツ交換」を最初から仕込んで楽しみたいなと。
サンバレーの「最初からKT88に真空管交換」されてるヤツだしね。

このへん事前検討したかったのですが、「TU-8200R」は回路図も部品表もマウント図もネット公開されていなくて。
まあキット到着を待ちましたとも、そしてマニュアルを速攻コピー!。
Dsc_0103.jpg
Dsc_0101.jpg

んで検討!。
Dsc_0102.jpg

んで、どーせならアムトランス準拠にしたかったんですが。
「キット単体での販売は行いません」ギャー!。
Image8.png

でもアムトランスさん、TU-8200(前のモデル)時代は、選定パーツキットを単体で出していたので。
Image12.png

そこから変更パーツをバックアノテーション。
tu8200_amtrans.png

ネットに転がってる部品の写真と、TU-8200の回路図を対照して。
まあこんな感じであること判明。

TU-8200_replace.BOM
■AMRT 12ohm 1/2W
 R3 R4 R19 R20 R21 R22

■AMRT 180ohm 1/2W
 R37 R38

■AMRT 1Kohm 1/2W
 R5 R6 R11 R12 R35 R36

■AMRT 22Kohm 1/2W
 R29 R30

■AMRT 100Kohm 1/2W
 R1 R2 R15 R16

■AMRT 330Kohm 1/2W
 R9 R10

■AMRA 27Kohm 1W
 R7 R8 R13 R14

■AMCH 3300pF 100V
 C17 C18

■AMCO 0.1uF 630V
 C3 C4 C9 C10

TU-8200R用に読み替えると・・・

TU-8200R_replace.BOM

■AMRT 12ohm 1/2W
 R3 R4 R19 R20 R21 R22

■AMRT 220ohm 1/2W
 R33 R34

■AMRT 1Kohm 1/2W
 R5 R6 R11 R12 R31 R32

■AMRT 22Kohm 1/2W
 R29 R30

■AMRT 100Kohm 1/2W
 R1 R2 R15 R16

■AMRT 330Kohm 1/2W
 R9 R10

■AMRA 27Kohm 1W
 R7 R8 R13 R14

■AMCH? 1000pF or 0.001uF (1nF)
 C17 C18

■AMCO 0.1uF 630V
 C3 C4 C9 C10

更にまあ、ついでに変更。
主に趣味。
元々キットには、にはSUNCONというサン電子工業、元々三洋OEMなものが主に採用されているため、無理に変更する必要は無いかと思います。
が、ほら、なんとなく。

  • 電解コンデンサを東信工業 UTSJへ変更
  • 高耐圧電解コンデンサ10uFを、ルビコンBXCへ変更
  • 高分子固体コンデンサを、パナ(三洋)のOS-CONへ変更
  • 0.33uFフィルムコンデンサをアムトランスAMCOへ変更
  • ボリュームを東京光音の2CP601へ変更
  • はんだにマルチコア savbitを採用

ま、アムトランス、共立電子に通販依頼後、アキバに繰り出して海神無線、千石電商、秋月電子で一通り揃えました、とさ。
ホントは、「素の状態で組んだ」あと、パーツ交換して違いを楽しむ的なのはまあ、分かってるのですがほら、めんどくさくて・・・。

配線もやりますかね

そうそう、スピーカーは前から使ってるタンノイのMercury F1 Customを。
Image2.png

サブウーファーにFostexのCW-200Aを2本、使っています。
Image4.png

接続は、プリアンプのアナログアウトからメインアンプに、同じくプリアンプのデジタルアウトからDACを通してサブウーファーに繋ぐ感じで。

スピーカーケーブル、プリアンプ-メインアンプ、及びプリアンプ-DAC-サブウーファー間のケーブルは、プロケーブルさんのベルデンを発注。
Image5.png
Image6.png

今までイコライザーとして、ラックスマンの簡易グライコ、LXV-OT9を使っていたのですが、まあ音出してから続投するかは考えるとして。

準備はここまで。
次は部材到着を待って、組み立てですかね?。

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