前提知識
チップセットとは?
チップセットとは、パソコンに接続されている各機器の動作を管理するパーツを指す。
CPUと各機器との橋渡し役を行う事からブリッジと名付けられている。
ノースブリッジとサウスブリッジ
ノースブリッジ: メモリコントローラーハブと呼ばれ、メモリとグラフィックボードなどの処理を行う。
CPUとの高速な処理が必要なパーツとの連携のため、CPUになるべく近い場所に配置される。
サウスブリッジ: I/Oコントローラーと呼ばれ、ハードディスクやマウス、キーボードなどの周辺機器などに対する処理を行う。
なんでノース?サウス?
ノースブリッジ: 前述の通り、CPUに近い位置、つまり北側に配置される高速なデバイスとの通信を担当する。
サウスブリッジ: CPUから遠い位置、つまり南側のIO関係との通信を担当する。
しかし、問題もあった。
CPUとグラフィックボートやメモリの連携がノースブリッジを経由しての連携になるので、タイムラグが絶対にあった。
いよいよ本題
ICH9の特徴
・正式名称はIntel IO Controller Hub 9の事2007年に誕生したチップ。
・もう廃止されてる。
・サウスブリッジ
・IDE廃止・SATA/AHCI/NCQ対応、USB2.0、RAID、eSATA(1つのSATAポートで最大4台の外付けSATAデバイスを接続可能とする技術と搭載)といったモダンPCに欠かせない機能を大幅に強化。
PIIX3の特徴
・正式名称はIntel 82371SB(PIIX3)で1996年に誕生した初期のサウスブリッジ。
・もう廃止されてる。
・IDEコントローラ(ある種の産業廃棄物)やDMA(2チャネルのダイレクトメモリアクセスCPUを介せずにデバイス間でデータ転送が可能。)、USB1.0など基礎機能を一体化し、PCI-ISA間ブリッジとして活躍。
現代のコンピューターアーキテクチャのお話
近年のマザーボード設計では、ノースブリッジの機能がCPUに統合され、サウスブリッジの機能も今では**プラットフォームコントローラーハブ(PCH)**として統合される傾向にある。
参考文献(参照日2025年5月2日)