マジッククッキー(magic cookie)とは
主にコンピュータープログラム間やネットワーク通信で使われる不透明な短いデータパケットのこと。
受け取った側ではその中身を解釈せず、必要に応じてそのまま送り返す形式の「識別子」や「チケット」のようなもの。
基本的な特徴
OSのための識別トークン
イベントやトランザクション、セッションなどを識別するためだけに使われるシンプルなデータ(文字列)
実際の内容は受取側で処理されない。
広く使われた歴史的起源
UNIXのfseek
関数のmanページに登場し、1970年代から存在していた概念。
ネットワーク・プロトコルでの応用
DHCPでは「マジッククッキー」が特定のオプションフィールドを識別するために使われる。
HTTP cookie(Webで使うあの)の元ネタ
Webブラウザのcookieもこの概念を引き継いでいる。
参考文献(参照日2025年7月15日)