はじめに
子Botの変数に「出力として使用」をチェックし、子Botから親Botへ変数を渡す場合のやり方は、いくつかあります。以下、簡単にまとめてみます。
親Botで辞書変数を定義し、子Botの変数名をキーとして使う
例えば子Botのko1という変数を親のreturnDicというディクショナリ変数で受けて、returnDic{ko1}のように参照します。
親Botで「複数の変数」で受ける。
Automation360(A2019)の途中から出てきたやり方です。
子Botから渡ってきた情報を親Botのどの変数で受けるか子Botの変数毎に指定します。「キー」が子Botの変数を示して「変数にマップする」で親のどの変数で受けるかを指定します。
親Botでディクショナリ変数の指定は不要です。
なので「キー」という表記は「ディクショナリ」で受けていた時代を知っている人にとっては理解しやすいのでしょうが、初めてここから入る人は「キー」って何??と疑問に思いそう。
親Botで「複数の変数」で受ける、でさらにクイックマップを使う
前の項とほぼ同じですが、「複数の変数」ではクイックマップが使えます。
クイックマップを使うと親Bot側の変数を自動で作ることができます。変数名はデフォルトで子Botの変数名と同じです。
ここまで来ると、V11のクイックマップと同じですね。
ただ「マップされた変数」のキー「ko1」というのが、これだけ見ると不思議な感じがします。
最新では「複数の変数」がデフォルトになっているので、ディクショナリとかキーとか全部捨てて、V11のように「親Botの変数」「子Botの変数」の対応付け表にすればわかりやすいのにな、
などと思ってしまいます。