2019/04/13 2018年度秋期に合格しました
2018/09/20 更新再開
恥ずかしながら帰ってまいりました。
屈辱の去年の結果
- 午前Ⅱ得点 64.00点
 - 午後Ⅰ得点 62点
 - 午後Ⅱ得点 47点
 
キーワードだけだと、午前が限界ですね。
受験票が届くまで、申し込んだことを忘れていました。
写真…撮ってこなくちゃね。
直前ということでいまさらじっくり取り組めないので、さらっとキーワードだけ。
※(ふたたび)試験日までは随時更新します。
対象者像・期待する技術水準
求められていることです。
忘れがちだけど、すごく大事なことです。
高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者
目的に適合したネットワークシステムを構築・維持するため、次の知識・実践能力が要求される。
(1) ネットワーク技術・ネットワークサービスの動向を広く見通し、目的に応じて適用可能な技術・サービスを選択できる。
(2) 企業・組織、又は個別アプリケーションの要求を的確に理解し、ネットワークシステムの要求仕様を作成できる。
(3) 要求仕様に関連するモデリングなどの設計技法、プロトコル技術、信頼性設計、セキュリティ技術、ネットワークサービス、コストなどを評価して、最適な論理設計・物理設計ができる。
(4) ネットワーク関連企業(通信事業者、ベンダ、工事業者など)を活用して、ネットワークシステムの構築・運用ができる。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:ネットワークスペシャリスト試験
OSI基本参照モデル
上から先頭をとって「オープンセットね。デーブ」と覚えました。
- アプリケーション層
 - プレゼンテーション層
 - セション層
 - トランスポート層
 - ネットワーク層
 - データリンク層
 - 物理層
 
ネットワーク理論の基本だが、これ自体を問われることはない。(現実的な実装はこれに完全にマッピングされるものではないため)
キーワードをリンクで覚えます。
「イーサネットはデブ」(イーサネット、データリンク層、ブリッジ)
理論
- 呼量
- アーラン
 
 
IP
- 
「IPは寝る」(IP、ネットワーク層、ルータ)
 - 
CIDR
- Classlessなサブネット。RFC 4632。
 
 - 
ルーティングプロトコル
- RIP, OSPF, BGP
 
 - 
DHCP
- L7のプロトコル。
DHCPDISCOVERをブロードキャストする。DHCPサーバが別のネットワークにある場合、DHCPリレーエージェントがDHCPサーバへユニキャストして中継する(→ルータの機能など。DHCPヘルパー) 
 - L7のプロトコル。
 - 
ARP
- DNSでIPアドレスを求めたのち、IPアドレスからMACアドレスを取得するプロトコル。
ARPリクエストをブロードキャストする。 
 - DNSでIPアドレスを求めたのち、IPアドレスからMACアドレスを取得するプロトコル。
 - 
VoIP
- 
IPを使った電話。
 - 
SIP
 
 - 
 - 
マルチキャスト
- 
239.0.0.0~239.255.255.255
 - 
特定の複数のノードにパケット送信
 
 - 
 - 
NAT/NAPT
- 
グローバルアドレスとプライベートアドレスを変換。
 - 
Portも変換する→NAPT
 - 
NAPT≒IPマスカレード
 
 - 
 
無線LAN
- IEEE 802.11 伝送規格
 
| 6.93Gbps | 100Mbps | 54Mbps | 11Mbps | |
|---|---|---|---|---|
| 5GHz帯 | ac | n | a | - | 
| 2.4GHz帯 | - | n | g | b | 
- 
IEEE 802.11i セキュリティ
- 
WPA2 ( > WPA > WEP )
 - 
WPA2はAES
 
 - 
 - 
IEEE 802.1X RADIUS
- 
無線LAN、イーサネットで使用されるL2の認証
 - 
サプリカント(クライアント)⇔(EAP)⇔オーセンティケータ(スイッチ、アクセスポイント)⇔RADIUS⇔認証サーバ
 - 
EAPにはいくつかの認証方法がある。TLS, MD5など。
 - 
RADIUS≠LDAP。RADIUSは認証、LDAPはユーザデータベース。LDAPが認証的に使うことが多いため、紛らわしい。
 - 
PMK
 
 - 
 - 
小規模での無線LAN
- PSK(Pre-Shared Key)
 
 - 
CSMA/CA
- 
AはAvoidance(回避)。ランダムに待つ(バックオフ)。
 - 
有線でおなじみのCSMA/CDにおけるCDのDはDetection(検出)。
 
 - 
 - 
PoE, PoE+ (Power over Ethernet)
- 
LANケーブルで給電する技術
 - 
IEEE802.3af
 - 
IEEE802.3at
 
 - 
 
仮想化
- 
VLAN
- L2でネットワークをセグメント分割する。物理的な配置によらず、ネットワークを分割できるのが良い。フロアに部署が混在したり、部署がフロアを跨いだり、管理用のセグメントを分けたり。スイッチングハブ(ブリッジ)の機能。ポートVLAN、タグVLAN(IEEE802.Q)。
 
 - 
VXLAN
- L3, L2をまたぐVLAN。dockerをイメージ。新しいが午前問題くらいにはでてもおかしくない。RFC 7348。
 
 - 
SDN
- 
Software Defined Network。ソフトウェアでネットワークを管理する技術の総称。
 - 
その実装のひとつがOpenFlow。シスコあたりの大手はOpenFlowに準拠する気がなさそう。
 
 - 
 - 
VRRP
- ルータを仮想化することによって冗長化する。RFC 2338。
 
 
セキュリティ
- 
共通鍵
- AES > DES
 
 - 
公開鍵
- RSA
 
 - 
チャレンジレスポンス認証
 - 
ワンタイムパスワード
 - 
デジタル署名
- 
参考書とかでは「ディジタル署名」となっていることも多いけど、普通に「デジタル」で良いと思う。
 - 
IPAでも「デジタル」で書かれてるし。おそらくどちらでもよいはず。
 
 - 
 - 
PKI
- 公開鍵基盤。
 
 - 
SSL
- 
現在はTLS。技術的には同義。
 - 
データの暗号化。改ざんチェック。相手の信頼性。相手の信頼性の保障は認証局が行う。(→PKI)
 
 - 
 - 
VPN
- 
IP-VPNとインターネットVPN。専用線に近いIP-VPNとインターネットのメリット・デメリットを持つインターネットVPN。
 - 
インターネットVPNはIPSecとSSLの実装がある。これらはレイヤーが異なるので補完関係にある。IPSecの方が低レイヤで汎用的。SSLはブラウザなどそのまま利用できるが、そういったもの以外への適用は面倒。
 
 - 
 - 
IPSec
- 
SA, AH, ESP
 - 
データ部のみを暗号化するトランスポートモード、ヘッダごと暗号化して新たにヘッダを付与するトンネルモード。
 
 - 
 - 
IKE
- 
鍵交換。IPSecで通信するために事前に鍵交換を行う必要があるが、手動では現実的ではないのでIKEを使う。
 - 
Diffe-Hellmanアルゴリズム。
 - 
ISAKMP, OAKLEY, SKEME。
 
 - 
 
ルーティング
- 大きくIGPとEGPに分類
- EGPは試験ではあまり問われない(BGP)
 - RIP2やOSPFはIGP
 
 - RIP
- 主にRIP2
 - ディスタンスベクタ型
 
 - OSPF
- リンクステート型
 
 
低層の技術
- 
STP
- スパニングツリープロトコル
 - L2スイッチの機能
 - L2ネットワークのループの防止と冗長化
 - BPDUという管理フレームをやり取り
 - 高速化したものがRSTP
 
 - 
ミラーリングポート
- L2スイッチを利用したネットワークだとパケットキャプチャが難しい
 - L2スイッチがフレームをミラーリングしてくれる
 
 
高層の技術
DNS
- ネームサーバに問い合わせを行うソフトウェアをリゾルバという
 - 基本的にはUDPを使用する
 - 主なレコード
 
| レコード | 内容 | 
|---|---|
| A | ホスト名→IPアドレス | 
| AAAA | ホスト名→IPアドレス(Ipv6) | 
| PTR | IPアドレスからの逆引き | 
| NS | ネームサーバ | 
| MX | メールサーバ | 
| SOA | ゾーン情報 | 
IEEE802 整理
ネットワーク関係の標準規格が802。~
一部抜粋。紛らわしいのも多いので注意
| ワーキンググループ | 内容 | 
|---|---|
| IEEE802.1ad | QinQ | 
| IEEE802.1D | STP | 
| IEEE802.1Q | VLAN | 
| IEEE802.1D | RSTP | 
| IEEE802.1X | 認証 | 
| IEEE802.3ad | リンクアグリゲーション | 
| IEEE802.3af | PoE | 
| IEEE802.3at | PoE+ | 
| IEEE802.11e | QoS | 
| IEEE802.11i | セキュリティ関係。WPA,WPA2 | 
| IEEE802.16 | WiMAX系 | 
その他
勉強のためにふと自宅のルーター(いわゆる普通のブロードバンドルーター)の設定画面を見てみた。
PPTP,DDNS,PPPoE,アドレス変換,DHCP,ファイアウォール,DMZ,NTP,QoS,…。
多機能ですね。
さいごに
(また)来年見返すことになりませんように…。
参考
IPアドレスの基礎知識 - Qiita
3 Minutes Networking
いまさら聞けないスイッチの基礎(1) LANスイッチとは? | マイナビニュース
ネスペイージス:ネットワークスペシャリストWeb教科書、Web参考書