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IPv6 MAP-E対策 エフェメラルポート(ダイナミックポート)の確認及び変更する方法

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Nuroも「デュアルスタック方式」から「MAP-E方式」へ移行が決まってしまったため対応を余儀なくされています。ちなみにドコモ光ではMAP-Eを用いたIPoE IPv4 over IPv6通信ですが、ここまで酷くありません。

#この記事は現在進行形です。

迂回するには、ネットワーク業者を乗り換えるか、条件を飲むしかありません。他記事にもある通り、Snapshotでの計測は問題ないのに途切れてしまうことがあるという情報を見かけておりました。

2022/9に以下記事が記憶に新しく、この際に大多数のユーザが離れたそうです。

本題に入ります。

「MAP-E」以降後のNURO回線で、弊社で発生した現象はクラウドバックアップのアップロード処理が終わらなくなった現象に尽きます。ポート制限を設けることで、1つのIPv4アドレスを共有して利用し、割り当てられたIPv6のアドレスを元にユーザが利用可能なポートの一部を分割して貸し出す仕組みとなります。加えてこの制約は上り・下りそれぞれに加わります。(確認中)

対応策は、ポート調整とVPNによる回避が考えられます。

(1)ポート調整
■接続先(サーバ)
アプリケーション調整
■接続元(クライアント)
  OS調整。動的ポートによって自動設定されてます。正確にはエフェメラルポート(ダイナミックポート)と呼ばれ、以下コマンドで確認・設定できます。この調整によって、接続元のポートを制御します。足りなくなる恐れはありますので、元に戻せる準備は必要かと思います。

・参照    
 netsh int ipv4 show dynamicport tcp

  複数の範囲設定はできないのですが、以下除外については可能です。 少し、癖のある設定方法です。

・参照
  netsh int ipv4 show excludedportrange protocol=tcp
・追加
  netsh int ipv4 add excludedportrange protocol=tcp startport=XXX numberofports=YYY
・削除
  netsh int ipv4 delete excludedportrange protocol=tcp startport=XXX numberofports=YYY

(2)VPN
GlobalIPアドレスを利用したVPNを利用することでポート制限の影響を排除する(後日記載予定)

参考:安い提供先はこちら
https://www.interlink.or.jp/service/myip/

1. MAP-Eとは?

MAP-EとはIPv6とIPv4が共存するために開発された技術の1つです。名称のMAPは「Mapping of Address and Port(アドレスとポートのマッピング)」の略称で、Eは「Encapsulation(カプセル化)」を意味しています。

IPv6とIPv4の「IP」とはインターネットプロトコル(通信方式、通信規格)のことで、インターネットに接続されたパソコンやスマホがデータをやりとりするためのルールです。

IPv4はIPのバージョン4のことで、現在の主流です。一方、IPv6はIPのバージョン6のことで、IPv4の次に使われるプロトコルです。IPv4はアドレス(固有の番号)が将来的に枯渇する問題があるので、インターネットの通信方式はIPv4からIPv6への移行が必要です。

しかし、インターネットのルールをすぐにIPv4からIPv6に切り替えることはできないので、現在は段階的に変更しています。

MAP-EはインターネットのルールがIPv6へ完全に切り替わるまで、IPv4を利用できるように考えられた技術の1つです。

(引用:https://nttdocomo-ssw.com/nssw/dhkr/ouchinetpress/communication/article039/)

2. MAP-eの「不完全なIPv4アドレス」とは?

ひとつのIPアドレスには0番から65534番までの全65535個のポート番号が紐づいています。

NURO光の従来の通信方式であるデュアルスタック方式(完全なIPv4)では、一つの契約(1台のONU)にこの1個のIPv4アドレスと全65535個のポートが付与され、利用者はすべてのポート番号を自由に使うことができます。

MAP-e通信方式は1個のIPv4アドレスを複数の契約者(複数のONU)で共有し、全65535個のポートを共有するONUへ分割して付与します。

MAP-eの実装(サービス商品)によってさまざまですが、一般的にMAP-eでは1個のIPv4アドレスを128人から256人程度で共有するようです。

この場合、一つの契約(1台のONU)には全65535個のポートのうち120個から240個程度のポートしか付与されません。

また、自分のONUへ割り当てるポート番号を選ぶことはできません。

つまり、MAP-e方式では一つの契約(1台のONU)に対して「1個のIPv4アドレスと120~240程度のポートが割り当てられる」という仕様になります。

これを本記事では「不完全なIPv4アドレス」と表現します。

※なお、多くの場合(使い方)ではポートが制限されていても通信に支障はありません。

(引用:https://internet-manual.net/nuro-hikari-transition-to-mape/)

3. エフェメラルポート(ダイナミックポート)とは?

エフェメラルポート(ダイナミックポート)とは、インターネットプロトコル(IP)を用いた通信を行うため、TCP/IPプロトコルスタックが事前に定義されている範囲内から自動的に割り当てるポートです。
主に、サーバ側のポートはあらかじめ決められているウェルノウンポートが使用されますが、クライアント側のポートは、一時的に使用するポートとして、エフェメラルポートの中から動的に選択されます。
例えば、クライアントからサーバーにHTTPS通信する場合、クライアントは宛先ポートとして「443」のポート、送信元ポートとしてエフェメラルポートの中から動的に1つのポートを選択します。サーバーはHTTPS通信の応答を送信元ポート宛てに返します。
(引用:https://qiita.com/yasushi-jp/items/29bba4503c33a8c8df02)

以上

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