エッセンシャルワーカーでもないかぎり、巨大なイースター島でモアイ像を作る程度の仕事しか存在しない。俺は普段からかなり疲れているし、狂気でも演じて入院して休むことにした。入院期間をできるだけ伸ばすために何を看護師や医者に伝えればいいのか、そのテクニックを書こうと思う。
入院初期
- 「このベッド、フランスベッドって言うんですか?フランス産ですか?日本産は使いたくありません」
- 「トイレの水って飲んでみると意外に飲めるものですね」
- 「なぜか時間が止まることがあるんです。時間が止まっていないことを確認するために、ここにあるトイレットペーパーを丸めてちぎって、時間を物理的に保存してカウントしています」
- 「看護師さん、あなたが私の部屋を通るとき、私に呼び止められるのが面倒だから忍び足をしているのを知っていますよ。逃げても無駄です。常にあなたを呼び止めますからね」
- 「この扉の向こうに何があるかを知っていますよ。地獄って言うんですけど」
- 「私がこうやってフランスベッドで動くダニを潰すたびに、他のバリエーションの世界が核戦争で滅びるんです。知ってましたか?」
他の患者とやり取りできるようになった段階
- 「看護師さん、あの患者さんをついさっきファックしたところです。もちろん虚偽記憶や妄想という可能性もあるんですけど」
- 「看護師さん、私ジャンケンが弱くて、他の患者さんと合計100回ジャンケンをしたら全敗してしまったんです」
- 「看護師さん、この重い枕を持ってください。なんで枕が重いんでしょうか。催眠術ではないと思いますが...あなたがかかっているんですけどね」
- 「看護師さん、あの狭い部屋にまた戻るのが嫌なのでこの廊下で寝ます。おやすみなさい」
- 「看護師さん、実は私、火星に住んでいる家族とテレパシーで会話できるようになったんですよ」
より広いスペースでボードゲームしたりテレビを見たりできるようになった段階
- 医師「将棋をやっているんですか?」私「はいそうです。こちらがアメリカ軍で、あちらが日○軍なんですけど、今日○軍を核攻撃しようとしているところです。たぶん、あっちが負けたら東○に核が落ちますよ」
- 医師「7並べですか。懐かしいですね」私「そうなんです。私が全ての状況を支配していて、あいつらはパスしかできません。あいつらがあと一回パスをしたらゲームが終了し、私の勝ちになるんです。ところで、人間を支配するって最高の気分ですね」
- 医師「ダウトですか。なかなか終わらないんですよね」私「終わりますよ。終わらないと思っているバカはきっとアルゴリズムについて何の知識もない哀れな連中でしょう。そういう人たちは決まって、精神医学という体系的な妄想を信じているらしいのですが、まあ私には関係の無い話ですね」
- 看護師「ミュージック・ステーション面白いですか?」私「まさか。他の哀れな患者が「君ももんだいガール」という歌詞を聞いて、自分の妄想が自分に問題があると真実を悟っているのを見るのが楽しいんです」
- 看護師「またあなたですか。そういう行動は迷惑ですよ」私「それはたぶん、あなたの被害妄想だと思いますよ」
再び牢獄に閉じ込められたとき
- 看護師「なにか大きい音がしましたが、壁を蹴りましたか?」私「さあ?幻聴じゃないですかね」
- 看護師「またトイレの水をばらまいているんですか」私「サタンが撒けと命じました。悪魔崇拝に目覚めたんです」
- 看護死「寝てないんですか?寝ないと体調を壊しますよ」私「ああ、もう一つの人格のキャシーの方が起きていたので、私は寝ていましたよ」
まとめ
イースター島で環境資源を浪費してゴミを生産するよりもマシ