スマートスピーカーで家電制御するには、対応家電を購入する必要があります。
そこまでしなくても、手作りGoogle Homeと学習リモコン基板で、疑似スマートホームを体験できます。
※お決まりの文句で恐縮ですが、改造は自己責任でお願いします。
1. Google AIY Voice Kitを作る
普通に作って大丈夫ですが、学習リモコンをつなぐ作業があるので、箱詰めはしないでください。
マイク、スピーカー、LED、スイッチが正しく動作することを確認してください。
こちらのサイトなど、ご参考に。
https://qiita.com/Brutus/items/15307ff2286a10d6a706
2. 学習リモコンをつなぐ
ラズベリー・パイ専用 学習リモコン基板 ADRSIR
http://bit-trade-one.co.jp/product/module/adrsir/
赤外線LEDが9個もついており、ほぼ指向性がありません。置き場所の自由度は高いです。
エアコンなど、送信バイト数の多い機器でも対応可能です。
これを、Voice Hat基板に接続します。
Voice Kitで使用しているGPIOがあるので、それ以外を接続します。
接続は、はんだ付けがおすすめですが、ジャンパーワイヤーでもできるかも。
接続図は、以下の通り。
SW4,10が使用できません。
リモコン学習以外でスイッチは使わないので、面倒な人はSW1だけスイッチ接続でもいいかも。
※回路図が公開されていないので、念のため、電源はすべて接続してください。
3. Pythonを書く
まず、リモコン基板を動かすためのライブラリを取ってきます。
http://bit-trade-one.co.jp/blog/20180515/
リモコン学習したデータを送信することにします。
使えるスイッチで学習を行ってください。
リモコン送信は、subprocessを使って、こんな感じで。
subprocess.call('/home/pi/I2C0x52-IR/IR-remocon02-commandline.py t < /home/pi/I2C0x52-IR/data/tv_power.data', shell=True)
cloudspeech_demo.pyを参考に、認識結果に応じてリモコン送信をさせれば、音声操作できるリモコンキットの完成!
うちは、テレビ、エアコン、扇風機、LED照明を音声でコントロールしています。
リモコンが見当たらないときに便利です。