登壇はいいぞ
サービスプラットフォーム開発部でサーバーAPIをPythonで書くエンジニア、平尾です。
2018年はPyConを含め、様々なタイミングで登壇する機会があり、アウトプットする機会が多く、また自分自身でもLT大会を開催したこともあり、楽しくやれた1年でした。
個人的に会社でやっていることではなく、様々な勉強や経験を通して登壇をしていきたいというモチベーションをもって活動し、勤務時間外での活動を中心に発表することで自分のスキルをより高めることができたように感じます。
一方、発表を通して様々なことを得ているなと感じたのですが、言語化できませんでした。
この前PHPConでLTを見たときに、それを言語化してうまく発表している方がいまして( @higasgt さんの 発表駆動開発を一年間実践してきて今 #phpcon)、すごいと思うと同時に共感を覚えました。
その発表での言葉を借りつつ、私自身の言葉で書き下すと発表するといいことは下記の4つになります。
- 自分の考えがまとまる
- 自分が気づかなかったことに気が付く
- 誤っていることを他者から教えてもらえる
- 懇親会で話しかけてもらえる(とても重要)
エンジニアはブログを書くこと、コードを書くことも大事ですが、登壇を通して発表資料を作る中で正しい知識を身に着けること、人に説明するために知識を整理することは、とても良い経験になります。皆さんも興味があること、好きなことで登壇してみると新たな発見を一人でやっている時よりも見つけられるのでは、と個人的に思っています。
しかし、以前の私のように発表に対して不安や何がいいのかと疑問を持っている人もいるでしょう。
その人たちのために少し雑多ですが、今後発表する人たちにとって何かの参考になれば、と思い自分の発表と感想を添えることで私が発見してきたこと、反省したことを共有します。
発表内容
Colab勉強会 【サポーターズ勉強会】SI、SES、WEB、あなたはどの世界を選ぶ?
- 時期: 2018/01 末
- ツール: Google Slides
- 内容:
- IT業界の働き方とか、それぞれの区分について考えたり、他の会社のエンジニアの働き方を知ったり、転職経験から感じたIT業界でも違うところを共有した
- どちらかと言えばワークショップっぽい
- まなんだこと、よかったこと:
- WEB、SI、SESと区別がいろいろある中で、現実味のある話ができた
- とはいえ、各社工夫があって若干違いがある
- イメージで語られていたことが他の人から言葉になって出てくることで確証が持てるようになった
- ワークショップみたいな感じでテーマを決めてガヤガヤ喋ってみるのは少人数だとワークしていて今回はフィットしていたと思った
Colab同期会 【交流会】16卒エンジニア限定ミートアップ
- 時期: 2018/06 半ば
- ツール: html
- 内容:
- 勉強会に参加したらブログを書こう
- 周りと差を付けるためにアウトプットを積極的に増やそう
- まなんだこと、よかったこと:
- twitterIDを表示してるだけのスライドで話してた
- 酔った勢いでさっさと登壇して話してみると意外と何とかなる
- 一方でスライド無しの場合は、何が大事なのかというのをスライドで伝えられない分、内容を重複させ強調させるやり方が良いのかなと思った
主催したLT大会 貴族会@connpass #1|貴族LT大会
- 時期: 2018/07 頭
- ツール: GitPitch
- 内容:
- 成長するためにストイックになろう
- まなんだこと、よかったこと:
- twitterで全体発信されたネガ検知しないの大事だよねって話は共感が得られた
- ちょっと極論を盛り込みすぎたので発表自体は反省
Colab勉強会 【サポーターズ勉強会】今から始めよう技術発信
- 時期: 2018/08 末
- ツール: KeyNote
- 内容:
- SNSや情報発信媒体の選定とか
- ブログ媒体の選定
- 私自身のSNSアカウント運用、ブログ運用
- まなんだこと、よかったこと:
- この発表は準備不足が響いたかなと思う
- 話しの道筋作りがうまくいっていなかった感じがする
- LT等短時間話すのに比べて勉強会の30分~40分間通しで話すのは集中力も切れがちになるし、細部で工夫が必要だと再認識
- 引用した資料はそれなりに興味を持ってもらえた、書籍に書いてあることを要約したりして話すと割と説得力が出てよかった
PyCon 2018 PyCon JPで転職してみた人のホンネ
- 時期: 2018年 9月半ば
- ツール: KeyNote
- 内容:
- PyConを通して転職して、現実はどうだったのかという感想
- プロダクトでPythonを書くにあたりPythonの便利な点・課題点
- 趣味で終わるのではなく実際にプロダクトで書くと学びが多いこと
- まなんだこと、よかったこと:
- 大きなカンファレンスだったこともあり、後でハッシュタグを追ったところかなりの数のツイートがあった
- 他のイベントに行ったとき、PyConで発表してましたよね!とめっちゃ言われるようになる
- 当社いい生活もPyConにスポンサーとして参加していてブースを構えていたが、発表翌日は大賑わいだった
- 後日PyConの僕の発表を聞いて勇気づけられ、Pythonがかける会社に転職した人が出たことを聞いて感動した
Colab LT大会 【初心者歓迎】サポーターズCoLabビギナーズLT会vol.1
- 時期: 2018年 10月半ば
- ツール: GitPitch
- 内容:
- ビギナーじゃなくてと突っ込まれがちだけど、ちょっと登壇経験があるので、その話をしに…
- 初めてLTしたときの緊張とやり切った感想
- 発表してみて世界観が広がったので本当によかった
- まなんだこと、よかったこと:
- なんで発表しているのかを自分の中である程度明確にできた
- 誰しもみんな初心者であった時期があったことを共有できた
- 自分と同じ目的で来ている人が何人かいて、発表内容をもう少しとがらせないと記憶されないかなと反省
Hacker's GATE LT Hacker's GATE LT & 交流会 #2 LT テーマ「新卒入社『約』3~5年目のホンネ」
- 時期: 2018年 10月末
- ツール: KeyNote
- 内容:
- 割とホンネっぽく今後のキャリアとかやってみたいことについて話す
- エンジニアとしてのスキル感に対する分析
- エンジニアとして組織を盛り上げていける立場になりたいなど
- まなんだこと、よかったこと:
- 割と重めのテーマで発表したけど受け入れてもらえた
- 先輩エンジニアの方々から懇親会でいろいろ話を聞くことができた
- 技術も大事だけど、組織としてプロダクトを成功に導いていく立場になっていかねばとおもった
- PHPやってる人が多かったので(私自身は数年書いていないが…)、PHPの開発の話や知見が深まった
Colab LT大会 【初心者歓迎】サポーターズCoLabビギナーズLT会vol.2
- 時期: 2018年 11月半ば
- ツール: GitPitch
- 内容:
- ビギナーじゃなくてと突っ込まれがちだけど、ちょっと登壇経験があるので、その話をしに…
- 勉強会登壇するといいことの話
- LTするといい話+勉強会登壇は技術を調べる時間がさらに長いので、考えが洗練されまとまる
- まなんだこと、よかったこと:
- 登壇して圧倒的成長していきましょう!っていうのは伝わったかも?
- このLT大会、自分が背中を後押ししなくても発表するんだろうな、って人が多い気がしてきたので題材の選定を反省
Colab勉強会 【サポーターズ】CoLabのみんなで技術書デビュー!しちゃおう!
- 時期: 2018年 11月末
- ツール: ScrapBox
- 内容:
- 技術書同人イベント、技術書典の盛り上がりの話
- 同人イベントの申し込み・本の編集・印刷所選びが大変な話
- 技術書を書いてみよう、やってみたいことを書いてみよう
- まなんだこと、よかったこと:
- サークル参加するにあたっての裏事情は知らない人が多いので、新鮮な話でしたと言われた
- 技術書を書くにあたって大事なのは結局モチベーションだなあと思った
- どう書けばいいのかわからないという意見があって、ワークショップ?ハンズオン?等でフォローが必要なのかなと思った
主催したLT大会 貴族会@connpass #2|貴族LT大会
- 時期: 2018年 12月頭
- ツール: ScrapBox
- 内容:
- 今年の発表の振り返り
- 技術書とかを書いていなければ発表ペースは月1以上にできてた
- 来年はバランスとりつつ同じペースで頑張りたい
- 発表ツールの紹介
- まなんだこと、よかったこと:
- LTや勉強会登壇してみたい人から結構聞かれた
- パワポ以外を使って発表してみたいという気持ちになったって人もいてよかった
Colab LT大会 【初心者歓迎】サポーターズCoLabビギナーズLT会vol.4
- 時期: 2018年 12月半ば
- ツール: NotePad
- 内容:
- 【サポーターズ】CoLabのみんなで技術書デビュー!しちゃおう!のショート版
- 技術書を書くのは楽しいぞ、みんなでやってみよう!
- まなんだこと、よかったこと:
- この企画用のSlackがあるのだが、興味を持った人が参加してくれた
Colab 交流会 【サポーターズCoLab交流会】クリスマス・ハック・ミートアップ
- 時期: 2018年 12月半ば
- ツール: NotePad
- 内容:
- クリスマスもいいけど、今年を振り返りもしよう
- アドベントカレンダーもあるからそこに乗っかろう!
- まなんだこと、よかったこと:
- 今年できたこと、来年やりたいことの宣言が少しだけできた
- 発表したからか懇親会で話しかけてくれる人が増えた気がする
今年の発表を振り返って、来年やりたいこと
考えていることを言葉にすることによって、考え方が洗練され、理解が深まりフィードバックによって更に改善されて言っているなというのを2018年の後半は強く感じました。
ハードルは高いですが、発表日とタイトルを決めて、そこに合わせて新しい技術を勉強していくということをより実践的にやっていきたいですね。
技術的な取り組みに加え、キャリア等でも話をしてきましたが、来年は技術を軸にした発表を増やしたいです。
あとはどういうニーズがあるのか、どんな話を聞きたいのかを聴衆に合わせて話す内容をアレンジするテクニックも駆使していきたいですね。
2019年もやっていき!で多くの人に面白いこと、役立つことを発信していきたいです!