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勇者《エンジニア》が持つべきホスピタリティ

Last updated at Posted at 2016-03-02

タイトルですが、勇者と書いてエンジニアと読みます。

エンジニアとは勇者である

結城友奈は勇者である(通称ゆゆゆ)では、主人公たちが所属する部活動である勇者部において、勇者とは「人々のためになることを勇んで実施する」者を指し、日々部活でボランティア活動に勤しんでいます。そう、勇者とは、ソフトウェアエンジニアそのものです。OSSを開発している人は自発的に勇んで開発・ソースを公開している者ですし、そうじゃない開発者諸氏も、ユーザーのためになることを勇んで実施している者です。エンジニアは勇者なのです。

勇者部五箇条

ゆゆゆ作中には、勇者部五箇条という勇者部における心得が登場します。それがとても良いので紹介します。

1. なるべく諦めない

ポイントは「なるべく」です。絶対諦めないだとブラック一直線なので、なるべく、です。綺麗な設計をなるべく諦めない。綺麗なコーディングをなるべく諦めない。

2. 挨拶はきちんと

エンジニアにとってコミュニケーションは大事です。そしてコミュニケーションの基本は挨拶です。

3. よく寝て、よく食べる

精神を病んでしまうエンジニアは多いですが睡眠不足や睡眠のリズムの乱れなどは精神にとても影響を与えてしまいます。壊れない為にも、よく寝ましょう。同様に食事も精神・肉体ともにとても影響を及ぼします。よく食べましょう。(食べ過ぎに注意)

4. 悩んだら相談!

悩む位なら相談しましょう。チーム開発において大小様々な相談はとても重要です。

5. なせば、大抵なんとかなる

実際に作業を初めてしまえば意外になんとかなるものです。手を動かしてみましょう。もちろんこれもポイントは「大抵」です。うまくいかない時もありますが、悩んだら相談したり、よく寝て、よく食べたりしましょう。

ホスピタリティ

勇者《エンジニア》にとってホスピタリティは重要です。

例1: ウェブフォームにおけるホスピタリティ

  • パスワードは、半角英数字・記号で無限数文字を入力できるようにする
  • 秘密の質問はただの脆弱な抜け道なので絶対に採用しない
  • 大抵のサービスの場合、姓・名を分割する必要はないので分割しない
  • 名前の読みはひらがなでもカタカナでも両方受け付けるようにする(表示上は変換しなくてすむひらがなを推奨する)
  • 郵便番号は、ハイフンを付けてもつけなくても受け付ける (ハイフンを無視するだけで良い)
  • 住所入力は欄を一つにする
  • 電話番号は、ハイフンありなし国番号をつける・つけないなどをJSで吸収する
  • クレジット会社選択は馬鹿っぽいので番号から算出する
  • クレジット番号入力フォームは、4桁ごとに区切って見やすくする (ユーザーには一つのフォームであること)

ユーザーに不便を強いることを当たり前と思わないでください。バリデーション・正規化はJSでできます。なるべく諦めずにユーザー第一のインターフェースを作成しましょう。

例2: 設計やコーディングにおけるホスピタリティ

  • ユーザー・顧客に応じたドメイン言語を作成する
  • 一にも二にもわかりやすく一意的なネーミングを心がける
  • コミットは小さい単位にする。メンバーレビューの負荷を下げる
  • 人間が努力しなくてもいい開発環境を整えておく
    • 例: コードフォーマット、CI、開発用Dockerfileなど
  • 運用者が努力しなくてもいい設計にする

最後に

勇者《エンジニア》を悪用しようとする人達へ

彼らが自発的に勇んで開発をするからと言って、それを悪用する、たとえばブラック労働を強いる、精神に極端な負担を与えつづけると、勇者は壁の外にある労基署に駆け込んだりする事もあるので絶対やめましょう。

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