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【いまさら聞けないKPT】なんとなくやってない?

Last updated at Posted at 2022-11-01

ふりかえりの代表的フレームワークと言われるKPT
やりかたは知っているけど、なぜかうまくいかない。。

困ってること、知りたいこと

  • KPTをとりあえずやってみたけど、あっているのか不安
  • Tryがなかなか消化できない
  • 毎回同じようなProblemが出てくる
  • 実際みんなはどんな粒度のTryをあげてるの!?

よくあるKPTのブログ、肝心のふせん部分にモザイクがかかっている
⇒どんなTryが上がっているのか分からない、良いお手本がなかなか見つからない(泣)

そもそもなぜふりかえるのか?

  1. プロセスの「カイゼン」をするため

    • トヨタ生産方式では作業の「ムリ・ムダ・ムラ」を排除し、効率的に価値を届けることを目指している
    • 漢字の「改善」だと「悪い部分を良くする」というニュアンスが強い
    • カタカナの「カイゼン」には「現状に満足せず、もっとよくする」という意味が込められている
  2. VUCAな時代にビジネスを対応させていくため

    • 不確実で変化の速いビジネスに適応していくためには、
      限られた時間で、チームのパフォーマンスを最大限発揮させる必要がある
      ⇒なんとなくうまくいっていること・うまくいっていないことを言語化する!

KPTとは

著書『カイゼンジャーニー』(市谷 聡啓・新井 剛, 2018)より

Keep

  • 続けたいこと、やってみて良かったことを挙げる
  • よかったこと(Good)から挙げて、続けるかどうかを判断する
  • Keepが一つもない場合は、ふりかえりができていること自体をKeepとしてもOK!

Problem

  • 問題点を挙げる
  • モヤモヤしていることや、気にかかっていることも挙げる
  • 断片的な感情(しんどかった等)ではなく、状態を具体的に書く

Try

  • KeepとTryを洗い出したあとに次に試したいことを挙げる
  • 実際に取り組むTryは緊急度や重要度を見定めて、数を絞る

二回目以降のふりかえり

  • 前回のTryを見ることからスタートする
  • 続けたいことはKeepに移動し、対応するProblemがカイゼンできているかをチェックする

KPTをやってみたけど

  • いきなりKeepが出ず辛い
  • Problemしか出ず、お通夜状態
  • 「こんなくだらないことKeepに挙げていいのか?」と遠慮してしまう

KPTは実は難しい

  • KPTはシンプルである一方、下記のプロセスが欠如しているため、
    初心者にとっては思考がまとまり辛いフレームワークである可能性がありそう。
  1. Keep,Problemの前に、事実(Fact)を出すプロセス
  2. Keep,Problemの原因を検討する(掘り下げ)

Good,Badから考える

  • KPTの派生版で、「GB⇒KPT」や、「お気持ちから始めるKPT」など、
    KとPの前にワンクッションあるフレームワークがオススメ

  • 慣れてきたら、KPTにしてみる

ふりかえりをきわめたい

  • とにかく繰り返す!
  • 個人でやったふりかえりを持ち寄って参考にしたい(個人ふりかえりイベント)
  • ふりかえりを通して自分自身とメンバーのことを理解するきっかけにしたい!

まとめ、参考リンク

事象変換がカギ|GB→KPT法で正しくプロジェクトを振り返ろう

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