2022/12/15にSAA-C03に合格しました。
約1か月で準備し、点数は777/900点でした。
時間が無い中、色々と工夫して勉強したのでシェアします!
学習開始時の私のスペック
・AWS歴6か月
・Azure経験有り(3年)
・上司にSAAを受けますと宣言済
・なかなか勉強時間がとれない(やるとしたら平日の夜中)
・とはいえ、ただ資格を取るのではなくちゃんと業務に役立てたい
勉強方法
大きく分けて3種類の教材を使用しました。
- 書籍
- WEB問題集
- 動画視聴
書籍
手始めに書店へ行き、こちらを購入しました。
巷ではオレンジ本と呼ばれているそう。
黒本も有名で迷いましたが、中身を見比べてオレンジ本の方が
- 解説が丁寧で、かつ詳しすぎない
- 各章と巻末に問題演習がついている
と感じました(あくまで個人の感想です)。
所々古い情報はありますが、基礎的なところの理解が非常にしやすい本でした。
読み方
とにかく早く一周読み終えることを意識しました。
1日目:約3章分読み、章末の問題を解く
2日目:昨日解いた問題をもう一度やってふりかえり、次の3章を読んで章末問題を解く
・・・
を繰り返し、約2週間弱で1周完了。
そして巻末の演習問題を解き、自分の弱い分野はどれなのかをリストアップしました。
WEB問題集
Udemy
書籍を読み終えた後、Udemyでこちらの問題集を購入しました。
演習問題が65問×6セットとボリュームが多く、解説も丁寧です。
私が購入したときはC03対応が3セットしかなかったので、その3セットを2週ずつやりました。
Udemyのスマホアプリを入れて、スキマ時間で解いたりもできます。
ただ、65問全て解かないと解説が見れないので、一気にやるのがオススメです。
難易度も本番よりかなり高く、長丁場の試験に慣れるという意味でもかなり役立ちました。
正答率と所要時間
問題① | 正答数 | 正答率 | 所要時間 |
---|---|---|---|
1回目 | 38/65 | 58% | 1:07 |
2回目 | 56/65 | 86% | 0:20 |
問題② | 正答数 | 正答率 | 所要時間 |
---|---|---|---|
1回目 | 32/65 | 49% | 1:02 |
2回目 | 59/65 | 90% | 0:22 |
問題③ | 正答数 | 正答率 | 所要時間 |
---|---|---|---|
1回目 | 31/65 | 47% | 0:54 |
2回目 | 56/65 | 86% | 0:38 |
CloudTech
無料で30問解くことができます。
こちらは解説がすぐ見れるし、Youtubeの動画もあるので基礎的な学習ができます。
Ping-t
こちらも100問ほど無料です。
分野別に選択して演習することができるので、学習の穴をつぶすのに役立ちました。
解説も非常に充実しているのでおすすめです。
AWS公式
AWS Skill Buildersの
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)
20問の日本語サンプルです。
本番とほぼ同じ文章量とUIで、試験の雰囲気を知るのに役立ちました。
動画
AWS公式
AWS Skill Buildersの
Exam Prep: AWS Certified Solutions Architect - Associate (Japanese) 日本語字幕版
を視聴しました。
合計3時間のビデオで、音声は英語、日本語字幕付きです。
AWS Well-Architectedフレームワークの観点で試験のポイントが解説されます。
試験に役立ったかといわれると正直そうでもないのですが、AWS用語の英語の発音の勉強になりました(笑)
(例えば「IAM」は「アイエーエム」、「FIFO」は「ファイフォ」と読みます)
ある程度学習が進み、余裕があれば視聴するのをオススメします。
CloudTech Youtube
VPCやストレージなど、本を読んでも頭に入りづらかった分野を1~2本見ました。
演習問題動画もたくさん上がっているので、移動時間に見るのもよさそうですね。
SAA-C02との違いをチェック
C02と比べて格段にレベルが高くなっているという情報もあり、すでに社内で受けた人に情報収集しました。
実際の所大きく違いは無いということでしたが、セキュリティ周り(WAF,Shield)の問題が多いようだったので、
そこに絞って追加で問題演習しました。
やらなかったこと
やらなかったこと① 公式ドキュメントを読む
自分が苦手ということもあってほとんど読みませんでした。
ただ、実務では第一にあたるべきです(最新情報はいつも公式にある!)。
やらなかったこと② 同じ問題を何回も解く
間違えた問題を見返すのは1回程度にとどめて、とにかく量をこなしてカバーしました。
できるだけ多くのパターンに触れ、苦手な分野が分かったら本を読み返したり分野を絞って問題を解いたりしていました。
やらなかったこと③ 海外の怪しげな問題集を解く
昔Azureを使っていた時、こちらを使用していました。
※おそらくポリシー違反になるので、こういった怪しい問題集は使用しない方がよいです
誰がどう作っているのか不明なのですが、なんとここから本番ほぼ全く同じ文章が出ます(ゆえに量がえげつない)。
丸暗記すればほぼ100%受かりますが、サービスの学習という点では全く無意味でした(あと日本語訳も微妙)。
AWS版もあり、ゆらいだのですが心を鬼にして地道に学習しました!
テスト当日
テストセンターにて受験。
12/15までの受験でもう一回無料になるキャンペーンをやっていたので、とりあえずダメ元で受けました。
テストUIは公式と若干異なり、違うと思う選択肢にフラグが立てられる機能はなかったです。
また、問題文の日本語⇔英語の切り替えができます。
制限時間半分ほど残して回答完了。アンケートがあり、合否はメールで通知するとの旨が表示されました。
正直手ごたえが無く、勉強不足も感じていたので諦めモードでしたが、その日のうちの夜に合格通知メールが来ました。
感想
「資格を取るためだけの勉強はしたくない」と「時間がとれず効率的に勉強しなければならない」のバランスをとるのは難しかったです。
なんとか合格はしましたが、試験範囲の分野を100%理解できたわけではありません。
ただ、AWSの認定資格は学習を通してサービスを体系的/実践的に身に付けられる構成になっていると感じました。
有効期限も2年で切れるため、自然に最新の情報を学ぶサイクルも整っています。
結果として自分の弱い分野(自分の場合はVPC,コンテナ周り)も見えたので、
今後の学習計画も立てやすいかなと思います。
私の場合は業務でAWSを使用していたり、Azureなどクラウド自体の前提知識はある状態だったので割と学習がスムーズでした。
クラウドの経験があまりないのであれば、まずはクラウドプラクティショナーからがおすすめです。
今後の目標
SAAに合格したら上位資格のSolutuion Architect Professionalに挑戦するつもりでしたが、
インフラや運用の基礎知識もつけたいという意欲がでてきたので、同じAssociateレベルのDeveloperを学習計画中です。
(2/28に改定するらしいので、少し様子を見てから受験したい)
資格オタクにはならないよう、今後も邁進したいと思います!