はじめまして
troccoのカスタマーサクセスを担当しております、ikemotoです!
troccoユーザーの皆さんにおかれましては、いつもありがとうございます。
これからtroccoを使ってみたい!という皆さんにおかれましては、お気軽にご連絡ください。
今回は、今年のtroccoアドベントカレンダーのために、はじめてqiitaに記事を投稿させていただきます。
何かの一助になれば幸いです。
troccoのチーム機能
これまでtroccoのオプション機能として提供されていた「グループ機能」が、今年、「チーム機能」として大幅リニューアルされました!
troccoには、あらゆるデータソースへの接続情報やデータの転送設定などをご登録いただくため、「チーム機能」へのリニューアルで細かな権限管理ができるようになったことで、troccoを使っていただけるユーザーの幅が広がったと感じております。
実際、ユーザーの皆さんからも、権限管理ができるようになって運用の幅が広がった!というお声をいただくこともございます。
チーム機能とは
あらゆるSaaSやクラウドプラットフォームをご利用の皆さんは、権限管理の重要性も難しさもご理解されていることと思います。
troccoのチーム機能でできる権限管理について、あらためてご紹介します。
- 「チーム」と「リソースグループ」の2つの概念で、ユーザーとリソースを管理する
- 「チーム」には、ユーザーを所属させる(1ユーザーが2つ以上のチームに所属することも可能)
- 「リソースグループ」には、各種リソース(troccoの接続情報、転送設定、データマート定義、ワークフロー定義等)を所属させる
- 「リソースグループ」に「チーム」を紐づけ、チームに持たせる「ロール」を設定する
詳細につきましてはヘルプページをご覧ください。
チーム機能でできること
チーム機能では各種リソースに対してユーザーにロールを付与することができます。
つまり、
「このユーザーは、このリソースは閲覧権限だけでいいけど、こっちのリソースには編集権限もつけたいな」
「リソースグループ自体の変更は限られた一部の管理者だけにしたいな」
といった細かい権限管理が可能になります。
逆に、リソースグループでチームメンバーにリソースを共有しないと、たとえば
「Aさんが転送設定を作ったらしいけど私(Bさん)は見れない」
「他のメンバーが作ったワークフローを実行したいけど、見れない」
というような課題が出てきます。
troccoでは、リソースグループにリソースを共有しないと、作成者のみしかそのリソースを閲覧・編集・実行ができないようになっているためです。
troccoを複数名のチームでご利用いただく場合、または社内横断的に導入して部署ごとにご利用いただく場合などは、チーム機能を使ってメンバー間でリソースを共有しあい、troccoの利用状況について共通認識をもつ必要があるといえます。
チーム機能のユースケース
ひとつのチームでtroccoを使う
データ分析基盤チームなど、特定のひとつの組織でtroccoを運用するお客様で多い事例です。
管理者チームとそれ以外のメンバーのチームに分け、すべてのリソースグループを皆さんが参照できるようにしつつ、リソースグループ自体の管理は管理者チームのみが行える、という状態です。
比較的小さく、誰が何の作業をしているのか皆さんが把握しているような組織での運用に適しています。
社内に多くのチームがあり、みんなでtroccoを使う
私たちprimeNumberをはじめ、データ利活用が進んでいるお客様で多い事例です。
trocco管理チームと、データエンジニア、データアナリスト、ビジネスサイドの皆さんもtroccoを触ることがある場合などが該当します。
具体的な設定例はパターンが多すぎるので割愛しますが、以下のような部分を考慮して、チームとリソースグループを設計していただけると良いと思います。
- リソースグループ設計
- 秘匿性のある情報(接続情報など)については、紐づけるチームが少なくなるよう設計する
- 1リソースあたり1リソースグループしか設定できないが、1リソースグループあたり複数のチームを紐づけることができるので、誰が使うリソースグループなのかを想定して小分けにする
- チーム設計
- リソースグループに対して付与できるロールが4種類(管理者、編集者、運用者、閲覧者)なので、ロールごとにチームを分ける
- チームを大きくしてしまうと、過大なロールを付与してしまう可能性があるので、なるべく同じ職種のラインでそろえて小さめに設計する
- 1ユーザーあたり複数のチームに所属できるので、チーム管理者(各チームに必要)はtrocco管理者とそろえ、他メンバーはチームメンバーとして所属させる
一般的なサービスの権限管理と考慮ポイントは同じだと思いますが、できるだけ最小権限の原則にそって設計していったほうが後々効いてくると思っております。
データ分析チーム以外にもチーム機能!
チーム機能は、ユーザーの皆さんの共同作業をサポートする機能であると同時に、最終的には「データの民主化」にもつながってくる機能だと感じています。
データ分析チームにはもちろんご利用いただきたい機能ですが、マーケチームやセールスチームなど、データを利活用する皆さんにも、ぜひご利用いただきたいです!
trocco利活用が、より進んでいきますように…!