概要
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matplotlib
でスタイルシートが使用できる。 -
以下のようなメリットがあると考えられる。
- スタイルシートを呼び出すだけで、任意の設定にできる。
- グローバル設定を変えなくてすむので柔軟性が高い
- 個別の図に対してスタイルシートを呼び出せるので、これまた柔軟性が高い。
スタイルシートの登録
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スタイルシートはグラフの体裁を記載しておくファイル。
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`plt.style.use('hoge-style')で呼び出すことができる。
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mpl_configdir/stylelib
にスタイルシートを登録できる。- ファイル名は
hoge-style.mplstyle
とする。 -
mpl_configdir
はmatplotlib.get_configdir()
で取得できる。
- ファイル名は
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パラメータの記載の方法は
matplotlibrc
中の表記に従う。 -
スタイルシートのサンプルは以下の通り。
axes.titlesize : 24
axes.labelsize : 20
lines.linewidth : 3
lines.markersize : 10
xtick.labelsize : 16
ytick.labelsize : 16
- ある一つの図だけのスタイルシートを変更したい時には、
with plt.style.context(('hoge-style')):
を使用する。
with plt.style.context(('dark_background')):
plt.plot(np.sin(np.linspace(0, 2 * np.pi)), 'r-o')
plt.show()
その他の方法
rcParamsによる変更
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matplotlib.rcParams
を変更することで体裁を変更することもできる。 - この方法は、全ての図に影響を与えるグローバルな設定。
mpl.rcParams['lines.linewidth'] = 2
mpl.rcParams['lines.color'] = 'r'
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mpl.rc
を使用すると、あるカテゴリー(以下ではline)の複数の要素に同時に設定を変更できる。
mpl.rc('lines', linewidth=4, color='g')
おわりに
matplotlibのdocumentが2018年11月に3.0.2になっていました。少し読んだだけでも便利なことが沢山記載されているので、ちゃんと読まなきゃな…