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この記事を書くきっかけ

プログラミングの問題を解くのが毎日の日課になっている初心者です。主に、Pythonを使用しています。問題を解くときはほぼ毎回組み込み関数を使うのに、一つひとつの関数の使い方をじっくりと見直したことはありませんでした。最低限、本当によく使うものだけでもちゃんと勉強しておきたいと思い、Pythonでよく使う組み込み関数をまとめてみました。

今回は入出力(input関数、print関数)と計算系の組み込み関数のみです。
より詳しく知りたい方はPythonの公式ドキュメントを確認してみてください。

入出力

input()

説明:ユーザーからの入力を受け取る関数。入力は常に文字列として返されます。

name = input("What is your name? ") # "What is your name? "がコンソールに表示される
print(f"Hello, {name}!")

input()関数はユーザーからの入力を文字列として受け取りますが、数値として扱いたい場合にはその文字列を適切な数値型に変換する必要があります。例えば、整数として扱いたい場合はint()関数を使って文字列を整数に変換します。

num = int(input())  # 文字列'10'で受け取ったものを、整数10に変換してnumに代入する
print(num)  # 10

print()

説明:標準出力(通常はコンソール)に文字列を出力する関数です。

print("Hello, World!")

endパラメーター 

endパラメーターは、print()関数が出力の最後に追加する文字列を指定します。endパラメータを使用しない場合、デフォルトでは改行します。つまり、print()関数を書くだけで、改行を行います。改行したくないは、end=''を追加します。

また、endパラメーターに任意の文字列を指定することで、出力の最後に追加される文字列を変更できます。

print('Hello, World!')  # デフォルトの状態
print('How are you?') 
# Hello, World!
# How are you?

print('Hello, World!', end='')  # 出力の最後に何も追加しない
print('How are you?') 
# Hello, World!How are you?

print('Hello, World!', end=' ')  # 出力の最後にスペースを追加
print('How are you?')
# Hello, World! How are you?

print('Hello, World!', end='!!!')  # 出力の最後に"!!!"を追加
print('How are you?')
# Hello, World!!!How are you?

sepパラメーター

複数のデータを指定した場合、表示データは空白で区切られますが、sepパラメータを指定すると、区切り文字を指定できます。sepパラメータを使用しない場合、デフォルトの区切り文字はスペースです。

print('a', 'b', 'c') # a b c
print('a', 'b', 'c', sep=',') # a,b,c

計算

abs()

説明:絶対値を返す関数です。数値の正負(プラス、マイナス)に関わらず、数値そのものの大きさを返します。
名前の由来:absolute value(絶対値)の略。

print(abs(-5))  # 出力: 5
print(abs(3.14))  # 出力: 3.14

round()

説明:数値を指定した小数点以下の桁数に丸める関数です。デフォルトでは最も近い整数に丸めます。
名前の由来:rounding(丸める)の意味から来ています。

# round()関数を使用して、数値を丸めます
print(round(3.14159, 2))  # 出力: 3.14
print(round(2.718))  # 出力: 3

eval()

説明:文字列として渡された式を評価し、その結果を返す関数です。
名前の由来:evaluate(評価する)の略。

result = eval("2 + 3 * 4")
print(result)  # 出力: 14

pow()

説明:累乗を計算する関数です。基本的に3つの引数を取ることができます。

引数が2つの場合は単純に累乗計算を行います。pow(x, y)はxのy乗を返します。
引数が3つの場合は累乗計算と同時にモジュロ(剰余)演算を行います。pow(x, y, z)はxをy乗した結果をzで割った余りを返します。

名前の由来:power(累乗)の略。

print(pow(2, 3))  # 出力: 8
print(pow(2, 3, 5))  # 出力: 3 (2**3 % 5)

divmod()

説明:商と余りを同時に返す関数です。divmod(x, y)はタプル(x // y, x % y)を返します。
名前の由来divide and modulus(商と余り)の略。

div, mod = divmod(10, 3)
print(div)  # 出力: 3   <- 10 // 3  商
print(mod)  # 出力: 1   <- 10 % 3  余り

max()

説明:引数の中で最大値を返す関数です。リストやタプルなどのイテラブルを渡すこともできます。
名前の由来:maximum(最大)の略。

print(max(1, 2, 3))  # 出力: 3
print(max([1, 2, 3, 4, 5]))  # 出力: 5

min()

説明:引数の中で最小値を返す関数です。リストやタプルなどのイテラブルを渡すこともできます。
名前の由来:minimum(最小)の略。

print(min(1, 2, 3))  # 出力: 1
print(min([1, 2, 3, 4, 5]))  # 出力: 1

sum()

説明:イテラブルの要素の合計を計算する関数です。
名前の由来:sum(合計)の略。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(sum(numbers))  # 出力: 15

all()

説明:イテラブルのすべての要素が真である場合にTrueを返す関数です。空のイテラブルではTrueを返します。
論理演算: 論理積(AND)
名前の由来:all(全て)の略。

print(all([True, True, True]))  # 出力: True
print(all([True, False, True]))  # 出力: False

any()

説明:イテラブルのいずれかの要素が真である場合にTrueを返す関数です。空のイテラブルではFalseを返します。
論理演算: 論理和(OR)
名前の由来:any(いずれか)の略。

print(any([False, False, True]))  # 出力: True
print(any([False, False, False]))  # 出力: False

まとめ

入出力と計算でよく使う組み込み関数をまとめてみました。ほとんど自分用ですし、超簡易的にしかまとめていませんが、ある程度見やすくまとめることができました。

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