はじめに
投稿順がバラバラになってしまいましたが今回はそもそもAWSとは何かに
ついてご紹介します。
そもそもAWSとは?
AWSとは、【Amazon Web Services】の略称で、Amazonが提供しているクラウドサービスです。
200を超えるサービスが提供されており、システム運用やアプリ開発などに必要な機能を揃えることが可能です。Microsoft Azure、Google Cloudのクラウドサービスと比較すると最も長い歴史を持ち、常に新しいサービスをいち早く提供し、業界トップのシェアを誇っているクラウドサービスです。
物理サーバーとの違い
AWSは、クラウドサービスの一種のため、インターネットなどのネットワーク経由でサービスを利用することができます。これまではハードウェアの購入、ソフトウェアやデータをパソコンにインストールして利用するのが主流でした。しかし、クラウドが登場したことで、オンライン上でソフトウェアの利用やデータのやりとりが可能となり、ハードウェアが不要となりました。これにより、ハードウェアの購入費用を削減でき、その他ビジネスに費用を投資できるように改善された、というメリットが生じています。
AWSを利用してできる9つのこと
AWSでは、200を超えるサービスを組み合わせることで、さまざまな実現できます。ここでは代表的なものを9つご紹介します。
- Amazon EC2(サーバ構築)
- Amazon S3(Webサイト構築)
- Amazon EBS(データ管理)
- Amazon RDS(データベース)
- Amazon Connect(コールセンタ機能)
- Amazon WorkSpaces(VDIの構築)
- Amazon QuickSight(BIツール)
- Amazon SageMaker(機械学習サービス)
- AWS lot Core(lotサービス)
サーバ構築
ファイルサーバーやADサーバーなどオンプレで利用していたサーバーをクラウド上に構築することが可能です。
Webサイト構築
誰がいつアクセスしても表示されるページが変わらないサイト
例)企業ホームページ、製品ページ
データ管理
外付けのディスクのような形でクラウド上にデータの管理が可能です。
サーバー(EC2)を停止させた場合もデータを消滅させることなく保管できるため
サーバー(EC2)の利用料を削減しながら、データを保管できます。
データベース
クラウド上でデータベース機能を利用することが可能です。データベースサービスでは、マネージドサービスも提供されておりアップデートやバックアップといった保守業務の一部をAWS側で負担してくれるサービスも提供されています。
コールセンター機能
クラウド上でコールセンター機能を実装することが可能です。パソコン一台とインターネット接続環境があれば素早くコールセンターを立ち上げることができます。
VDIの構築
仮想デスクトップサービスを利用することが可能です。リモート環境からアクセスする場合はインターネット回線が利用されますが、作業環境そのものはクラウド上にあるため外部からのアクセスを制限することができますので、情報漏えいへの対策として有効なサービスです。
BIツール
クラウド上でデータ分析を行うことが可能です。AWS上に格納されたサービスだけではなく、csvファイルやExcelファイルのデータ分析もできるため、幅広く活用できます。
機械学習サービス
機械学習を実施するうえで必要なモデル開発、学習を実施するAWSサービスとなっており、機械学習モデルを高速に開発から展開まで実施できます。これを活用することで、ユーザーに合わせた広告の配信やニュースの配信などを提供できるようになります。
loTサービス
モノからのセンサーを感知し、受け取った情報を元にAWSサービスと連携することが可能です。情報を活用することで別のものを動かすことや収集したデータを分析することも可能となります。
AWSを利用する上で欠かせないサーバー構築から機械学習、loTに関わるサービスなど多くのサービスを提供していることがお分かりいただけたと思います。
AWSを利用することで
- クラウド上でのサーバーやWebアプリケーションを構築・運用できる
- 暗号化しながらデータ管理ができる
- 在宅環境を整え、テレワーク環境への移行がスムーズにできる
- 収集したデータの分析、活用がクラウド上でできる
- AIを活用した画像、動画、音声分析ができる
上記のような体験が可能です。
AWSの10の特徴
またAWSには特徴が10個あります。
一部その他パブリッククラウドサービスでも当てはまる特徴も含まれていますがご紹介します。
- 従量課金制
- 継続的な値下げ
- 無料利用期間がある
- 俊敏性
- 拡張性
- 即時にグルーバル展開
- 運用負荷軽減
- 機能拡張を繰り返しお客様での提供はにを常に拡大
- 高いセキュリティ
- サポートプランが充実
従量課金制
AWSをはじめとするクラウドサービスでは、利用した分だけ費用が発生する従量課金制を取っています。オンプレミスとは異なり利用時間のみ費用が発生するため費用を抑えることが可能です。
継続的な値下げ
AWSでは、サービスがリリースされた2006年以降、80回以上の値下げを行っています。最近では、2024年2月にRDSに関する値下げを実施しています。
参考サイト:https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/02/amazon-rds-sql-server-prices-r5-r6i-standard-osaka/
オンプレミスとは異なり、利用料が値下げされるのは、クラウドならではの特徴です。
無料利用期間がある
AWSサービスを少し触ってみたい、学習してみたいという方は無料利用期間を活用してみましょう。アカウントを作成することで誰でも利用が可能です。サービスによって無料利用枠が異なりますので、サービス利用前にご確認いただくことを推奨いたします。
俊敏性
AWSでは、必要な時に数クリック、数分間で、必要な分だけリソースの確保ができサーバー等を立ち上げることが可能です。クラウドの大きな特徴でもあります。
利用開始したいときにすぐに始められるため、ビジネスを加速することにも繋がります。
拡張性
AWSでは、利用内容に合わせて自動でサイズを拡張します。例えば、閑散期と繁忙期でサイトに訪れるユーザー数が大きく異なるwebサーバーがあったとき、閑散期にはサーバーサイジングを小さくし、繁忙期にはサーバーサイジングを大きくすることでサーバー落ちすることが無いよう調整してくれます。
それに伴い費用の削減も可能となるため、オンプレミス利用時と異なり利用月に合わせて料金を抑えることも可能となります。
即時にグローバル展開
AWSでは、世界中約50の地域からサーバー設置する場所を選択することができます。日本にいながらサービス展開をすることができるため、非常に便利です。グローバルにシステムを展開することを想定している場合、大きなメリットとなります。
運用負荷軽減
AWSでは、情報システム担当者の運用保守範囲を軽減するためにマネージドサービスと呼ばれるサービスが提供されています。マネージドサービスでは、サーバーを管理するために必要な回線やハードウェア、OS初期設定、ミドルウェア監視などの作業をAWSで管理します。そのため、サーバー管理のためのある程度の作業をAWSに任せることができ、サーバー運営の負担を軽減することが可能です。これにより、情報システム担当者は本来業務である新システムの開発や改善計画に時間をかけることができるため導入することはメリットに繋がります。
機能拡張を繰り返し、お客様への提供範囲を常に拡大
AWSでは、毎年多くの機能拡張が行われています。
例えば、2023年の11月にはAmazon Connect Contact Lensでチャットに関する対話分析がリアルタイムでできるようになりました。これにより、顧客の問題検出を容易に行えるようになり、問題解決を迅速にできるようになります。このように、日々機能が拡張されることで業務を遂行しやすくなるメリットに繋がります。
高いセキュリティ
AWSでは、クラウドのセキュリティに対して非常に高い水準を保っており、その高い水準は第三者にも認証/認定されております。
サポートプランが充実
AWSでは、初めての方でも安心してAWSの設計や構築ができるようサポートプランが充実しています。24時間365日、電話やメール・お問い合わせフォームを利用した日本語での問い合わせが可能です。
長文となりましたが最後までお読みくださりありがとうございました。