はじめに
- 前回は、WordPressを立ててSchemaSpyを試しました
- で今回、SchemaSpyで出力したドキュメントを見ていこうと思ったのですがWordPressだとあまり見どころがなさそうだなと感じたので、代わりに、以前運用していたことのあるECパッケージ
Magento2
を使ってみようと思います
Magento2とは?
- PHP製の越境ECパッケージで無料版・有料版があります
- フロントサイトと管理画面が標準で用意されておりますし、ECで必要となる多くの機能を備えています
- 拡張性が高く、また標準で多言語・多通貨対応されております
- 国内ではあまり聞かれないですが海外では結構利用されているようです
WordPressとMagento2のDB比較
- 見ての通り、テーブル数から全然差があり、WordPressで出力した際には数秒で終わったのですが、Magento2で出力した際には正味、数十分かかりました。。。!
- それでは各ページを眺めていきましょう
テーブル数 | カラム数 | |
---|---|---|
WordPress | 12 | 94 |
Magento2 | 346 | 2846 |
Tables(テーブル一覧)
Columns(カラム一覧)
- キーや型などがぱっと見でわかりますね
Constraints(外部キー一覧)
Relationships(リレーション)
- リレーションが多過ぎて一部しか表示できない・・・
Orphan Tables(独立したテーブル一覧)
Anomalies(不整合?)
Routines(ストアドルーチン)
テーブル詳細
- サンプルとして
wishlist
テーブルを取り上げてみました - デフォルトでシェア(Amazonのほしい物リストの公開的な)機能が用意されていたり、複数ストアに対応されていたりと非常に多機能ですね
おわりに
- 今回は、SchemaSpyで生成したドキュメントの各ページを眺めていきました
- 全体の外部キーがまとめて確認できたり、リレーションが見れたり結構良いなぁと思いました
- また、今回は手間を省くためデフォルトで多数のテーブルが用意されるパッケージをサンプルに見ていきましたが、例えば途中から引き継いだプロジェクトで「DB定義ないっすー」みたいな時に、まずパッと作ってみて全体を俯瞰で見るのにも良いかなと思いました