AzureについてMS Learnで勉強される場合、第2部は2時間40分のラーニングパスになっています。
ここでは、自身の勉強の復習も兼ねて、MS Learn Azureの基礎第2部の要点をまとめておきますので、Azureの情報を素早く知りたいという方の参考になれば幸いです。
自身の勉強の力点を踏まえて記述するので、詳細な情報を得たい方はMS Learnにアクセスください。
本家様
第2部前編はこちら
第3部はこちら
Azureストレージサービス
Azure Storage
Azure Storageは、ファイル、メッセージ、テーブル、およびその他の種類の情報を格納するために使用するサービス。
ストレージアカウントを作成すると、BLOB、ファイル、ディスクなどのすべてのAzure Storageデータオブジェクトを格納可能で、ストレージアカウントに保存可能なデータ数は無限、最大容量は500TB.
ストレージアカウント内のデータは、セキュリティで保護され、可用性が高く、耐久性があり、高度にスケーラブル。
Disk Storage
Disk Storageは、Azure VMのディスク。
サイズとパフォーマンスは多様な種類が存在。
Azure Blob Storage
Azure Blob Storageは、クラウド向けのオブジェクトストレージソリューション。
大量のデータを格納可能で、リカバリ用のデータを格納することにも適する。
保存するデータファイルの形式に制限が無く、開発者はディスクについての考慮や管理を行う必要がない。
Blob Storageに対してファイルを保存する時はコンテナが必要。
Blob Storage用のアクセス層
ホットアクセス層
頻繁にアクセスするデータを格納することを最適化。
クールアクセス層
アクセス頻度は低いが30日以上格納したいデータを格納することに最適。
30日以内にデータを削除するときは追加課金が必要。
アーカイブアクセス層
ほとんどアクセスされず180日以上格納したいデータを格納することに最適。
180日以内にデータを削除するときは追加課金が必要。
データの読み取りはアクセスリクエストを出してから最長で数時間必要。
Azure Files
Azure Filesは、クラウドで、業界標準のサーバメッセージブロックとネットワークファイルシステムの各プロトコルを介してアクセスできる、フルマネージドなファイル共有を提供。
任意のOSに同時にマウント可能。
任意の数のAzure VMが同時にマウントしてアクセス可能。
異なる地域間でAzure Filesによりデータを共有する際は、データを暗号化して転送。
ファイルはURLにより任意の場所からアクセス可能。
Azureデータベース及び分析サービス
Azure Cosmos DB
Azure Cosmos DBはNOSQL型のグローバル分散型マルチモデルデータベースサービス。
スループット、待機時間、可用性、整合性を保証する包括的なSLAを提供。
データは抽象化され、データベースを作成するためのAPIとして投影されるので、企業のデータベースがAzure Cosmos DBに移行されても開発者の使い慣れたAPIを使い続けることが可能。
Azure SQL Database
Azure SQL Databaseは、Microsoft SQL Serverデータベースエンジンの最新バージョンに基づくPaaSでのリレーショナルデータベースエンジン。
高パフォーマンスで99.99%の可用性があり、セキュリティで保護されたフルマネージドのデータベース。
インフラの管理なしに選択したプログラミング言語でアプリやサイトを構築可能。
Azure Database for MySQL
Azure Database for MySQLは、MySQLのデータベースエンジンに基づくクラウドのリレーショナルデータベース。
アプリの実行は24時間365日継続可能、サーバを35日遡ってリセット可能。
次のような特徴を管理と追加費用なしに利用可能
- 99.99%の可用性
- 従量課金制
- 高々数秒程度で可能なスケーリング
- 機密データの保護
- 自動バックアップ
- 企業レベルのグレードによるセキュリティとコンプライアンス
Azure Database for PostgreSQL
Azure Database for PostgreSQLは、PostgreSQLデータベース エンジンのコミュニティ版を基盤としたクラウドのリレーショナルデータベース。
特徴は大半がAzure Database for MySQLと一致。
デプロイのオプションは単一サーバかHyperscaleを選択可能。
Azure SQL Managed Instance
Azure SQL Managed Instanceは、Azure SQL DatabaseではSQL Serverとの互換性得られなかった機能についても、互換性を確保したPaaS。
VMを占有するため、SQL Databaseより利用料は高価。
これ以上SQL Serverとの互換性を求める場合は、IaaSとしてのAzure VM上で標準のSQL Serverを利用する必要がある。
Azureでのビックデータの分析
Azure Synapse Analytics
企業向けのデータウェアハウスとビックデータ分析を組み合わせた高速無制限の分析サービス。
データウェアハウスとは、企業の業務で発生した大量のデータを時系列順に保管したもの。
BI及び機械学習のニーズに合わせてデータを取り込み、管理・提供。
Azure HDInsight
フルマネージドでエンタープライズ向けで、オープンソースであるビックデータ分析システムApache Hadoopをマイクロソフトにより実装したクラウド分析サービス。
大量のデータを、一括処理し、高いコスト効率を実現可能。
Azure Databricks
オープンソースであるビックデータ分析システムApache Sparkをマイクロソフトにより実装したクラウド分析サービス。
リアルタイム処理に適し、全てのデータから分析情報を引き出してAIソリューションを構築するのに役立つ。
Azure Data Lake Analytics
ビッグデータを簡略化するオンデマンド分析ジョブサービス。
クエリを作成してデータを変換し、価値のある考察を引き出すことが可能。