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Amazon LexとLambdaを連携させて簡単な応答システムを作る

Last updated at Posted at 2024-06-16

はじめに

本記事ではAmazon LexとAWS Lambdaを連携させて、入力に対してLambdaがレスポンスを返す簡単なBot的なものを作ります。Lexのチャットテスト画面から入力された値をLambdaで受け取り、LambdaからLexへレスポンスを返すところまで確認します。

ゴール

Lexのチャットテスト画面(テスト ドラフトバージョン)でテキストを入力後に、Lambdaから応答が返ってくる事を確認する。

image.png

環境

  • Python:3.12
  • Lex:v2

Lambda側の準備

Lexと連携させるLambda関数を作成します。
詳細はコメントアウトの通りです。

lambda_function.py
def lambda_handler(event, context):

    # インテント名を取得
    intent_name = event['sessionState']['intent']['name']
    # スロットを取得
    slots = event['sessionState']['intent']['slots']
    # ユーザーの入力テキストを取得
    user_input = event['inputTranscript']
    # レスポンスとして返す文言を作成
    response_text = f"{user_input}について問い合わせありがとうございます。"
    
    # レスポンスを作成
    response = {
        'messages': [{'contentType': 'PlainText', 'content': response_text}],
        'sessionState': {
            'dialogAction': {
                'type': 'Close',
            },
            'intent': {
                'name': intent_name,
                'slots': slots,
                'state': 'Fulfilled'
            }
        }
    }
    
    # Lambda 関数のレスポンスを返す
    return response

Lex側の準備

1. Botの構築

コンソール画面から Lex > ボットを作成を選択。

image.png

今回は下記の内容で作成。

  • 作成方法:「空のボットを作成します」を選択。
  • ボット名:testBot
  • IAM アクセス許可:「基本的な Amazon Lex 権限~~」を選択。
  • 児童オンラインプライバシー保護法 (COPPA):今回は対象外のため「いいえ」を選択。

image.png
image.png

ここまで設定できたら「次へ」をクリックし、「ボットに言語を追加」の画面に遷移。
「言語を選択」から「日本語」を選択して完了ボタンを選択し、LexのBotを作成します。

image.png

2. インテントの作成

サンプル発話に任意のワードを登録しておきます。
ここに登録しておいたワードがBotに入力されると、このインテントが選択されます。

image.png

インテントが選択された際にLambdaを呼ぶように「コードフック」にチェックを入れる。

image.png

3. Lambda関数の選択

Lexから呼ぶLambdaはLex > ボット > ボット名 > エイリアス > エイリアス名 から「言語」を選択。

image.png

ソースから対象のLambdaを選択する。

image.png

保存できたらインテントに戻り、画面右上の「Build」ボタンからBotをビルドします。少し待って正常に構築~と表示されれば成功です。

実行 & 結果

Lexのインテントを選択し、画面右上の「Test」ボタンから実際に値を入力し、Lambdaからのレスポンスが返ってくることを確認します。
入力する値は、先ほどインテントのサンプル発話に登録した内容のいずれかのワードを含む内容になります。
今回は「カレーの作り方」と入力してみると、レスポンスが返ってきている事が確認できました。

image.png

リクエストとレスポンスの詳細について

Lexでは「テストドラフトバージョン」画面の「検査」ボタンからそれぞれJSON形式で確認可能。

image.png

参考

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