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Chromebookのバッテリーが急に減る原因

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概要

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Chromebookを使っていると時々出合う、バッテリーが突然なくなる現象の原因を考察してみた。

「負荷のかかる作業のせいで減りが速い」 ということではなく、 「直前まで充分にあったバッテリー残量が、数分でほとんどなくなる」 という現象のことである。

背景

学校で生徒がChromebookを使っていると、しばしば次のような声を聞く。

  • さっきまでは50%あったのに、いきなり電源が切れた
  • 朝は70%あったのに、一気に2%に減った
  • バッテリーが突然なくなった

ウェブで検索すると、負荷のかかる作業によってバッテリーの減りが速い現象はたくさんヒットするが、この件のように急に減ることについて書かれた記事は発見できなかった。

バッテリーが劣化しているならまだしも、ほぼ新品のChromebookでこんなことがあるのだろうか。この現象の原因を探るため、我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった――。

原因の予想

予想

画面を閉じたまま長時間放置されたタブレットのバッテリー残量が遅れて更新され、一気に減ったように見えたのではないか。

イメージ

ありそうなモデルケース

  1. 💬充電する(残り100%🔋)
  2. 💬いくつかの授業で使う(残り70%🔋)
  3. 🤔(明日もまだ使えるだろう……)
  4. 💬画面を閉じる(残り70%🔋)
  5. 💬一晩放置する
  6. 💬朝、バッテリー残量を確認する(残量5%🪫)
    → 表示はまだ70%
  7. 😊(まだ70%ある)
  8. 💬授業で少し使う(残量5%🪫)
    → 表示が更新される
  9. 😱(急に減った!)

詳しい説明

バッテリー残量の表示は、OSの処理の中では優先度が低そうである。他の処理と比べて、更新頻度も低くてよさそうだ。例えば、ウィンドウの描画や内部時計の更新が5分ごとだったら、コンピュータは使い物にならない。しかし、バッテリーの残量表示はそれくらいでも大きな問題にはならない。

また、もしかしたらバッテリーの残量を測定するのには時間がかかるのかもしれない。特に、使用できる残り時間の予測は、直近のバッテリーの減り具合を測定しないと算出が難しそうだ。

そのため、特にスリープ(もしくは単に画面の電源オフ)からの復帰直後は、バッテリー残量表示の更新はすぐには行われないのではないだろうか。

そこで、バッテリーの残量を確認したときにまだ充分あると思っても、実際にはもうほとんどなく、使用再開の直後に切れてしまうのではないだろうか。

Chromebookのバッテリーが10時間程度持つとして、70%の状態から省エネ状態で一晩経てば、ちょうどほとんどない状態にまで減りそうなもので、感覚的にも納得できる。

対策

対策

  • 毎晩充電する
  • 長時間使わないときは電源を切る(シャットダウンする)

電源を切る方法

公立学校での一人一台端末の取り組みは、毎日持ち帰って家でも同じ環境で学習することが想定されている。また、Chromebookのバッテリーは持ちがよいとはいえ、動画の再生やビデオ通話などの負荷の高い作業では減りが速くなることもある。だから、基本的に毎日持ち帰って家でも使い、充電して持ってくるべきである(方針は学校によって違うので要確認)。

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